ジェネリック医薬品の販売価格、新薬の「半額」正式決定
2015年12月25日16時14分 スポーツ報知
厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会は25日、新薬と同じ有効成分と効果を持つジェネリック医薬品(後発薬)を新たに販売する際、価格を新薬の原則5割にすることを正式に決定した。医薬品の売れ行きが予想を上回って年間販売額が1500億円超となった場合、特例で価格を最大50%下げることも決めた。診療報酬改定に合わせ、2016年度から実施する。
後発薬の価格引き下げにより、政府は国費約9億円が削減できると見込んでいる。後発薬の使用割合(数量ベース)は今年9月時点で56・2%。政府はさらに普及を促し、20年度までの早い段階で80%に引き上げる目標を掲げている。
医薬品の特例値下げは、高額なC型肝炎の治療薬などが対象となる可能性がある。政府は、国費282億円を抑えることができると見積もっている。