岩手の仮設住宅などにサンタクロース100人が「メリークリスマス」
2015年12月24日19時15分 スポーツ報知
クリスマスイブの24日、東日本大震災で被災した岩手県内の仮設住宅や学童施設に、総勢約100人のサンタクロースが現れた。陽気に「メリークリスマス」とプレゼントを渡され、大人も子どもも笑顔を浮かべた。
サンタの正体は全国各地から集まったボランティア。被災者支援のNPO法人遠野まごころネット(岩手県遠野市)が、震災のあった2011年から続けている。今年は23~25日の3日間、大槌町や釜石、陸前高田両市で活動する。
大槌町の吉里吉里(きりきり)仮設団地では、集会所前に集まった住民にプレゼントが配られた。たくさんの菓子をもらった小学3年の石川琉海(りおん)さん(9)は「弟と分け合って食べたい」と喜んだ。
まごころネットの臼沢良一理事長(67)は「つかの間でも仮設の部屋から屋外に出て、楽しい時間を過ごしてもらいたい」と話した。