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苫小牧沖フェリー火災 緊迫の交信記録が明らかに
12月25日 21時09分

苫小牧沖フェリー火災 緊迫の交信記録が明らかに
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ことし7月、北海道苫小牧沖で起きたフェリー火災で、第1管区海上保安本部は、当時、船との間で行った無線交信の一部を明らかにしました。出火の通報から船長が船から避難する直前までの、緊迫した状況が録音されていました。
ことし7月31日に苫小牧沖を航行していたカーフェリー「さんふらわあだいせつ」で火災が起き、乗客乗員合わせて94人のうち93人が避難し消火作業に向かった2等航海士の織田邦彦さん(当時44)が死亡しました。
明らかになった無線交信の記録は全部でおよそ6分間で、フェリーと海上保安本部との緊迫したやり取りが録音されています。
この中では、フェリーの通信士が「緊急事態発生。車両甲板で火災が発生。現在、消火作業に当たっています」と火災発生を通報する様子が残されています。
また、火事が拡大するなかで、船長から「2等航海士が確認されるまでここにとどまっています」と伝えられた海上保安本部の女性通信担当官が、「気持ちは分かるが、海上保安庁としては、まずは船長に助かってもらいたい」などと呼びかける、当時の緊迫した状況も録音されています。
今回の火災の詳しい出火原因については、海上保安本部などが調べを進めています。

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