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当事者たちが内幕を語るN.W.A.のドキュメンタリー映画が来年4月に日本公開

NWA & Eazy-E: Kings of Compton

現在日本で絶賛公開中の『ストレイト・アウタ・コンプトン』が音楽の伝記映画として過去最高の興行収益となったことも話題を呼んでいる、米西海岸の伝説的ヒップホップ・グループ N.W.A.。彼らの内幕に迫るドキュメンタリー映画『N.W.A & EAZY-E:キングス・オブ・コンプトン』が来年4月より日本で公開されることが決定した。

ヒップホップ界のカリスマ・プロデューサー、ドクター・ドレー(Dr. Dre)や、俳優としての活躍でも知られるアイス・キューブ(Ice Cube)らが在籍したことで知られるN.W.A.。米カリフォルニア州コンプトンでイージー・E(Eazy-E)、ドクター・ドレー、アイス・キューブらを中心に結成された同グループは、1988年に発表したデビュー・アルバム『Straight Outta Compton』がアメリカで300万枚を突破する大ヒットを記録するなど活躍したが、後にアイス・キューブ、ドレーと脱退が続いて解散し、1995年にはAIDSの合併症でイージー・Eがこの世を去り、短い活動期間ながらヒップホップ史に伝説を残した。

このN.W.A.の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』はアメリカで今年8月に公開されると、上映初日の14日と翌15日だけで、音楽の伝記映画としてエミネム(Eminem)の『8 Mile』を抜く史上最高のオープニング成績で北米の週間興行成績ランキングで1位に。さらに3週連続で北米の興行成績1位を獲得し、公開3週目にして音楽の伝記映画としては過去最高の累計興行成績となり、今年10月までには世界で累計2億ドルを突破するといった大ヒットとなっている。

この世界的な『ストレイト・アウタ・コンプトン』大旋風も受けて、N.W.A.は先日、2016年版「ロックの殿堂」入りを果たすことも明らかに。『ストレイト・アウタ・コンプトン』は日本でも12月19日(土)より渋谷シネクイント、新宿バルト9で公開スタート、今週末26日(土)からは全国上映も始まり、ますますN.W.A.熱が盛り上がる中、この伝説的なヒップホップ・グループのドキュメンタリー映画の日本公開も決定した。

来年1月にイギリス等でDVD/オンデマンド・リリースが予定されているこのドキュメンタリー『N.W.A & EAZY-E:キングス・オブ・コンプトン』は、当時の貴重な映像や写真を挿みながら、関係者たちのインタビューを元にN.W.A.の歴史を追い、その内情に迫る内容。イージー・E、アイス・キューブ、ドクター・ドレーらの当時の発言だけでなく、脱退後のドレーとDeath Row Recordsを立ち上げたシュグ・ナイト、マネジメントを担当したジェリー・ヘラーや、N.W.A.の活動にも影響を与えるなど西海岸ヒップホップの重要人物である日系レコード店のスティーヴ・ヤノといった関係者による貴重な証言を記録。早世したイージー・Eを始め、N.W.A.の実像に迫る80分のドキュメンタリーとなっているようだ。

この『N.W.A & EAZY-E:キングス・オブ・コンプトン』は、2016年4月2日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開予定。