ファンタジー世界を舞台にした、タクティカル要素の強いシミュレーションRPG。
攻撃方法や地形などが戦局を大きく左右するのはもちろんだが、なかでも、アーツと呼ばれる技(この世界の魔法のようなもの)の使い方が大きく勝敗を分けることになるぞ。
アーツとは、この世界において主に魔族と呼ばれる者達が使う強力な術のこと。世界を構成すると言われる8つのエレメンタル(地水火風光闇命心)と、それを補助するエレメンタルを組み合わせることで、様々な技が発動する。術者自身は大抵1つのエレメンタルに属しているが、それだけでは使える技は僅か。そこで、エレメンタルの宿った武器や鎧を装備し、それによって使える術を増やしていく。つまり、強力な装備を求めるだけではなく、必要なエレメンタルを持った装備を求めるという選択肢も発生するのだ!
魔王が5人の勇者によって倒されてから十数年。世界は、勇者の治世のもとで平和を保っているかのように見えた。しかし、その裏では魔族と呼ばれる者達が人間に虐げられ、劣悪な環境の中で生きることを強いられていた――。
主人公のレンは、育ての親のタルドスと二人で山小屋で暮らしていた。時折、麓の村から幼なじみのリアと言う少女が来ることもあり、厳しい環境ながらも暮らしは比較的平和だった。
しかしある日、彼らのもとに魔刈人と名乗る3人組が現れ、レンたちに襲いかかる。彼らは、力を持った魔族を探しては封印するという賞金稼ぎのような生業をしている者達だった。
自分たちが魔族であることを知って驚くレンだったが、タルドスの命を懸けた行動によって辛くも窮地を逃れる。
封印を解かれたレンは、同じく力を取り戻したリアとともに、タルドスの敵討ちの旅に出る。それは、魔刈人の支配者である勇者達を敵に回すと言うことだった……。