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編集者が無断で原稿改変 小説の発売中止に12月25日 20時14分
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大手出版社、KADOKAWAは、25日に発売予定だった小説で編集者が作者に無断で原稿を改変していたとして、この小説の発売を中止するとともに、同様の改変が見つかったほかの作品も回収して絶版にすると発表しました。
改変が見つかったのは、25日に発売予定だった谷津矢車さんの新作小説「からくり同心 景 黒い好敵手」です。
KADOKAWAによりますと、今月上旬に出版前の原稿を確認した谷津さんから原稿が改編されているという指摘があり、調べたところ、元の原稿から書き換えられたり書き加えられたりしている部分が確認されたということです。
会社が担当の編集者に事情を聞いたところ、作者の許可を得ずに原稿を改変したことを認めたということで、KADOKAWAではこの小説の発売を中止しました。
また、同じ編集者が担当した谷津さんの別の1作品にも同様の改変が見つかり、こちらも回収して絶版とするということです。
作者の谷津さんはKADOKAWAのホームページでコメントを発表し、せりふなど小説の重要な部分に改変があったことを明かしたうえで、「なぜこの不正をもっと早くに見抜くことができなかったのだろうという自責の念に駆られています」としました。
また、KADOKAWAは「決して行ってはならないことであり、弊社は深く反省すると共に、入稿チェック体制の厳重強化、編集者の指導、教育を徹底し、二度とこのようなことを起こさぬよう、再発防止に努めてまいります」と謝罪文を掲載しました。
KADOKAWAによりますと、今月上旬に出版前の原稿を確認した谷津さんから原稿が改編されているという指摘があり、調べたところ、元の原稿から書き換えられたり書き加えられたりしている部分が確認されたということです。
会社が担当の編集者に事情を聞いたところ、作者の許可を得ずに原稿を改変したことを認めたということで、KADOKAWAではこの小説の発売を中止しました。
また、同じ編集者が担当した谷津さんの別の1作品にも同様の改変が見つかり、こちらも回収して絶版とするということです。
作者の谷津さんはKADOKAWAのホームページでコメントを発表し、せりふなど小説の重要な部分に改変があったことを明かしたうえで、「なぜこの不正をもっと早くに見抜くことができなかったのだろうという自責の念に駆られています」としました。
また、KADOKAWAは「決して行ってはならないことであり、弊社は深く反省すると共に、入稿チェック体制の厳重強化、編集者の指導、教育を徹底し、二度とこのようなことを起こさぬよう、再発防止に努めてまいります」と謝罪文を掲載しました。