とあるなぞなぞ作家のブログ砲

なぞなぞ作家・ながれおとやが、
なぞなぞの著作権、悪質なぞなぞ作家トラブルなど、
誰も口にしなかった、いやできなかった、
「なぞなぞの真実」「なぞなぞ業界のタブー」
を中心に、徒然に語ります。


テーマ:
なぞなぞの著作権インデックス


ここからは、

自作のなぞなぞなのに、
そもそも短いなぞなぞに著作権はないのに、
突然他のなぞなぞ作家から
「盗用しただろう?」
「改変して使っただろう?」
「著作権を侵害された」
などと、
事実無根かつ理不尽な言いがかりをつけられた側の立場から、
なぞなぞの創作と著作権について
論じていきます。


なぞなぞには「よくあるなぞなぞ」というものがあります。
どんななぞなぞ本にも載っているようなレベルの、
定番なぞなぞです。

「幼稚園の制服は何色だ?」
もその一つです。

これらには著作権が生じません。
ダジャレのようなものです。

他の本やWEBサイトからコピーしなくても、
頭の中に常識のごとくインプットされていて、
何も見なくても問題文を作成できる、
定番なぞなぞ。

当然、自分のなぞなぞ本や
WEBサイトに掲載することになります。
定番なぞなぞを入れないと、
自作なぞなぞばかりだと、
癖が強すぎて、
かえって全体的につまらなくなってしまいます。

定番なぞなぞは、
料理で言えば、白米のようなものです。
主張が少ないかわりに、
飽きが来ない問題。

それに対して、
自作なぞなぞは、
「おかず」に相当するなぞなぞです。

自作なぞなぞには、
ある程度個性やオリジナリティーが出ます。

「ある程度」というのは、
自分では
「個性がある問題」
「オリジナリティーがある問題」
だと思っても、
「他の人から見れば、よくある問題」
という場合が少なくないからです。

だから、
「自作なぞなぞ」=「オリジナルなぞなぞ」
とは限らない。
これは、なぞなぞの著作権を論じる上で、
非常に重要な事実です。

このように、
定番なぞなぞに、
自作なぞなぞを加えることで、
なぞなぞ本やWEBサイトは成立します。


しかし、ある日、
「定番なぞなぞ」だと思って、
当然のように掲載したなぞなぞに対して、
「それは自分が作ったなぞなぞだから載せるな」
というクレームが突然来たとしましょう。

「おいおい、何寝ぼけたことを言ってるんだ?」
「本当にあなたが作ったの?」
「違うでしょ?」
誰だって、そういう気持ちになるはずです。

また、自作なぞなぞに対して、
「それは自分が作ったなぞなぞだから載せるな」
というクレームが来れば、
「それは偶然の一致でしょ?」
「あなたの本やサイト、見たことないんですけど」
と反発するのが当然の反応。

誰でも思いつくようなアイデアから作ったなぞなぞは、
結果として似たような表現のなぞなぞになって、
当然なのです。

「アイデアには著作権がない」
「類似は偶然にすぎない」
「そもそも短いなぞなぞには著作権がない」
だから、
仮に自分のなぞなぞが他者のなぞなぞと似ていても、
著作権侵害や盗用・改変使用などと
非難される筋合いはまったくありません。


どこかで、目にした、あるいは耳にした
なぞなぞのロジック(アイデア)が
無意識に記憶に残っていて、
それを無意識に再現してしまっただけの場合も、
中にはあるでしょう。

無意識敵に再現された他人のなぞなぞを、
自分が考え出したと信じていても、
それは本人の責任でも落ち度でもありません。

簡単にアイデアが記憶できて、
意識的・無意識的によらず、
簡単に再現できてしまえるという、
なぞなぞの基本的性質上、
類似なぞなぞを別の人が作ってしまうことは、
ある意味「仕方のない」ことです。
また、それを証明することもできません。

どこかで目にしたり聞いたりして、
記憶されてしまったなぞなぞを
自作なぞなぞと思って再現してしまった人には、
法的責任も道義的責任もありません。

それに、そもそも
「アイデアには著作権はない」
「短いなぞなぞには著作権がない」

以上が、
なぞなぞを盗用・改変使用された
と事実無根かつ理不尽な言いがかりをつけられた側
の立場からの見解です。


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