サンフレッチェ広島がサッカーJ1リーグの優勝を決め、アビスパ福岡がJ1昇格プレーオフを制して終了した、2015年のJリーグ公式戦。その2週間前の11月22日、2万2511人の観客を集めたサッカースタジアムで、あるIT(情報技術)システムの実証実験が行われた。富士通、富士通研究所、ニフティの3社が開発した競技場サービスの実証実験である。実証実験の狙いや手応え、将来展望はどうなのか。
今回、実験場となったのは、J1リーグ公式戦の第2ステージ最終節、川崎フロンターレ対ベガルタ仙台戦が開催された川崎市営等々力陸上競技場である。
富士通などが実験したのは、スマホ(スマートフォン)を利用した来場者参加型の競技場サービス。スマホの専用アプリを使って、大型LED(発光ダイオード)電光掲示板と連動したゲーム「ふるふるフロンターレGP」や、他会場の試合経過情報などの通知を行った。
実証実験の内容はこうだ。参加者は、スタジアム入場前にスマホに専用アプリをインストールする。スタジアムでこのアプリを起動すると、アプリが会場に設置された装置から信号を受け取り、スタジアムに来場したことを確認する。ゲームの開始時刻までに来場者のスマホアプリのゲーム機能を使って遊べるようにしたり、ハーフタイムに他会場の試合経過情報を配信したりする。
■来場者向けに参加型ゲーム実施
筆者も実際にスマホのアプリをダウンロードし、実証実験に参加してみた。スタジアムに入場し階段を上がると、通路脇に設置されたビーコンモジュールが見えた。
このモジュールが発信したBluetooth Smart(Bluetooth Low Energy)のビーコン信号をスマホが受信したり、スタジアム内専用の無線LANのアクセスポイントからの制御フレーム信号を受信すると、アプリはユーザーがスタジアムに来場していると認識する。こうすることで、当日の来場者だけに向けたサービスを実施できるようにしていた。
来場者限定サービスの具体例が、今回実施したスタジアムの大型ビジョンと連動したゲームだ。スタジアム入場後、来場者のスマホアプリのゲームアイコンがオンに変わり、ゲームに参加できる状態になる。当日来場していないユーザーのゲームアイコンはオフのままで、ゲームに参加できない。
ゲームが行われたのは、試合開始の約1時間前。内容は以下のようなものだ。参加者が川崎フロンターレのマスコット「ふろん太」「ワルンタ」「カブレラ」の名を冠した3チームに分かれ、バーチャル自動車レースで競い合う。どのチームに入るかは、参加者がスマホ上で選んで決める。
富士通、スマートフォン、Bluetooth、サンフレッチェ広島、実証実験、サッカー、川崎フロンターレ、ニフティ、富士通研究所
サンフレッチェ広島がサッカーJ1リーグの優勝を決め、アビスパ福岡がJ1昇格プレーオフを制して終了した、2015年のJリーグ公式戦。その2週間前の11月22日、2万2511人の観客を集めたサッカースタ…続き (12/24)
2021~2030年にかけて、欧州を中心に世界で燃費規制(CO2排出量規制)が強化される。エンジンの燃費改善では限界があるため、欧州勢はハイブリッド車(HV)の投入で乗り切る覚悟だ。HVにはエンジン…続き (12/22)
・音楽著作権管理、変革に挑む 新会社ネクストーン発足へ
・IHI、航空機エンジン在庫圧縮
・日本山村硝子など、ガラス製造時のNOx4割減
・パナソニックエコシステムズ、換気扇4工場を連携、在庫2割削減
・訪日客に人間ドック紹介、マーソが専用予約サイト、中国に続きベトナム用も…続き