皇居内にある宮内庁の3階に、ほぼ実物大の信号機が登場しました。秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さま(9)が作成した「車両用電球信号灯の模型」。スイッチを入れると、実際に赤、黄、青の色や矢印が点灯します。この春から作り始めたという力作は、居合わせた人たちの注目を集めていました。

 12月10日から12日まで開かれた毎年恒例の「宮内庁職員組合文化祭美術展」での光景です。天皇、皇后両陛下や皇族方の作品が特別出品されましたが、一般には非公開だったので、詳しく紹介します。

 宮内庁によると、悠仁さまが信号機に興味を持ったのは幼稚園のころ。信号機が電球からLEDに変わると聞いたことがきっかけだったそうです。お茶の水女子大付属小学校に進学した後も関心は続き、種類や形、青色から黄色、黄色から赤色へと電気の色が変わる時間にも目を向けるようになった、といいます。

 実際の信号機を見たり、関係者から話を聞いたりして熱心に調べ、より本物に近づけようと取り組みました。作成過程では、ご家族に相談し、助けも受けたそうです。

 目を引いたのが「赤坂表町」と書かれた標識。いまは存在しない旧町名です。信号機はお住まいの秋篠宮邸で作りましたが、その場所に以前あった旧秩父宮邸(表町御殿)が「赤坂表町」に面していたことから、その名称を付けたとのことです。

 信号機の模型の脇にはパソコンが置かれ、模型の信号の色が変わっていく様子を動画で紹介していました。実際に信号機の表示が変わる時間を記した「赤53秒、直進・右折33秒、青51秒、黄3秒 合計120秒」の貼り紙があり、動画には、この時間に合わせて表示が変わっていく様子が映し出されていました。悠仁さまが実際の信号などで時間を計測したのでしょうか。

 皇太子ご夫妻の長女愛子さま(14)は三つの作品を出品しました。8月に栃木県の那須御用邸で静養した際に作った「ステンドグラスのストラップ」。星形で、赤や緑など鮮やかな6色のステンドグラスが目を引いていました。