今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ。
(汽笛)ハハハ…。
かっこいいですね〜。
力強く客車を引っ張る姿。
いやなんともたくましいです。
この姿に惚れ込んでしまったお父さんが今日の主人公です。
ご自宅の庭にあるのがお父さんの秘密基地です。
「HobbyRoom」。
趣味の部屋という事ですね。
お邪魔しまーす。
おお何やら没頭中ですね。
ご紹介しましょう。
こちらが本日の主人公政二さん。
どんなホビーか教えてくださいませ。
え〜!すごい。
キングオブホビーです。
はい。
キングオブホビー!趣味の王様です。
政二さんは自ら設計図をひいてミニSLを作っているつわもの。
鉄ちゃんの中の鉄キングオブ鉄ちゃんです!12の3!よいしょ〜。
これは30年以上前に政二さんが最初に組み立てたミニSLです。
1年がかりで完成させました。
お〜!蒸気機関車の仕組みは本物と同じです。
違うのはサイズだけなんだそうです。
今日は孫の拓夢くんにSLがどうやって動くのか教えてます。
拓夢くんも蒸気機関車好きですか?はい。
やっぱり鉄ちゃん?ああそうなんだ。
タンクに蒸気の元となる水を入れ石炭をくべて燃やします。
お〜っほっほっほ。
本格的じゃないですか。
煙もモクモク出てます。
水の量と火の量と蒸気の量それが一体にならないと走らないんですよね。
ね〜傑作ですよね。
まあ褒められてSLもほら喜んでるもの。
ねっ!ミニSLくん。
(汽笛)ポッポー頂きました!今日の舞台は町の中心を通る高野街道はかつて高野山への参道でした。
周囲には今も古い町並みが残ります。
またいくつもの滝の名所があり自然豊かな土地として知られています。
そんな河内長野市の閑静な住宅街に政二さんのお宅はあります。
お〜!鉄道模型もうたくさん飾ってありますね。
子供の頃から集め始めた鉄道模型。
政二さんの宝物です。
私の一番好きな…。
大阪から青森まで走ってました。
まず格好がいい。
顔がいい。
いい顔してると思いません?はい思います。
幸せですね。
そんな政二さんを見て僕も幸せです。
ホント鉄道大好きなんですね。
小学校の頃から将来は運転士になろうと思っていた政二さん。
しかしその願いはかなわず…。
22歳で妻の文子さんと結婚。
2人の子の父となりましたが政二さんを突然病が襲います。
体調が悪いなと思ってお医者さん行ったら胃がんだと診断されて。
若いがんだから進行性があるからまず駄目だろうと言われたらしいですけど。
それでも家族の支えもあり2年間の闘病生活を乗り越えた政二さん。
仕事が出来るまでに回復しました。
その時妻からプレゼントされたのが機関車だけで100万円しましたですね。
それをポンと出してくれました。
病気を横から治そうという…気持ちがあったんじゃないかと思います。
SLのように力強く頑張ってほしい。
妻からのエールでした。
政二さんは製作に打ち込みSLは1年後完成しました。
家族や親戚を乗せ走らせました。
その姿を見て誰よりも喜んだのが妻の文子さん。
しかし今度はその文子さんを病が襲いました。
「疲れた」と言って帰ってきたんですけど「もう先に寝る」とか言って寝たんですよね。
すぐいびきかきだして…。
全然手術も何も出来なくて逝っちゃってしまいました。
幼い子供2人を残して突然亡くなってしまった文子さん。
政二さんは途方に暮れました。
でもその時文子さんの言葉を思い出したんです。
知らない人を後ろに乗せる事になるから…。
って言ってましたですね。
政二さんは文子さんの言葉に背中を押されミニSLで様々なイベントに参加しました。
交流の輪を広げていくようになったんです。
というわけで本日はミニSLと一緒に人生を歩むお父さんとあったか〜い家族の物語。
今日も出発進行でーす!大阪府河内長野市で大好きなミニSLと一緒に生きる小山政二さんが今日の主人公です。
2人のお子さんはすでに結婚して独立しました。
政二さんは今一人暮らしです。
おっごぼうのささがき。
見事な腕前。
妻が亡くなって28年…丸28年になりますから。
その間子供たちの食事は政二さんがずっと作ってきました。
はあそうですか。
お父さん頑張りましたね。
子供たちも大好きだった政二さん特製のきんぴらごぼう。
あるものが入ります。
あるもの?おっベーコン入れるんだ。
いやきんぴらにベーコンってのは珍しいですね。
またどうして入れようと思ったんです?ちょっと歯応えが変わりますからね。
はあはあ。
ベーコン入りのきんぴらごぼう。
そして肉じゃがの出来上がりです。
いいなあ。
男の家庭料理。
ねえ。
(政二さん)お味はいかが?
(拓夢くん)うまい。
(政二さん)うまい?うんありがとう。
この日は近くに住む孫の拓夢くんと一緒です。
ハハハ。
いい食べっぷりですね。
いつもそのお茶碗に何杯ぐらい食べる?2杯…。
2杯食べる?春休み夏休み冬休み…。
もうなった途端ママから逃げてくるもんね。
もう最近はお手伝いもちゃーんとしてくれるし。
おかわり!はーい。
何杯目?2杯目。
2杯目なはい。
ヘヘヘ…。
夕食の後長男の勉さんがやってきました。
実は勉さんも政二さんの影響を受け大のSL好き。
おお〜。
イベントで運転もしてくれる頼もしい相棒です。
いいですね。
俺汽車な。
えっ?汽車順番。
だからじいじにいに拓夢。
SL歴は何年ぐらいですか?もう小学校5年生…12歳ぐらいですから26年とか。
うん。
結構飛ばし屋なんですよね。
ヘヘヘ…。
もっとゆっくり走った方がいいよっていうのはいつも気にはするんですけど。
父子孫SL3世代そろい踏みです。
イベント当日は晴れ。
この日は堺市中区の夏祭りにやってきました。
これが今日走らせるミニSLです。
せーのよいしょ。
この蒸気機関車は18年前にデビューした二代目のミニSL。
知人から譲り受けた車両を政二さんが自分好みに改造したものです。
実際に走らせる前に線路を入念にチェックします。
あっ大丈夫ですか?これはねちょっとここ低くなってるんですよね。
下ってきてカーブですから外をちょっと上げて…。
外へ外へ行こうとしますからね。
どうしても外をちょっと上げないと。
あ〜なるほどね。
さあ〜準備が整いました!石炭も赤々と燃えております。
客車は3両。
子供とはいえもうこれだけの人数乗せたらかなりの重さです。
ちっちゃなSLで引っ張れるんでしょうか。
じゃあ行きますよ〜。
(汽笛)あ〜動いた動いた!子供たち総勢11人を乗せて軽快に走っていきます。
あ〜カーブも…順調ですね〜。
目を輝かせて進行方向を見つめる子供たち。
ミニSLの運転士政二さん至福の時です。
はい到着でーす。
ハハハ…みんなどうでした?楽しかった。
ああ楽しかったそう。
本物の電車みたいで楽しかった。
あ〜よかったねえ。
政二さんは水を補給し火力の調整をします。
順番を待っている子供たちがいっぱいいます!ヘヘヘ…。
3回も乗った?夏休みの宿題。
SLに乗って興奮気味の子供たち。
文子さんがこの様子を見たらきっと喜んだ事でしょうね。
この日のミニSLはすこぶる順調です。
のべ650人の子供たちを乗せて走りました。
「おじちゃんありがとう!また乗せてね」とかね…。
そういう事を言ってくれるのが嬉しいですね。
ヘヘヘ。
いやあミニSLくんちっちゃい体で頑張りましたね。
(汽笛)今度はミニじゃないですね。
でっかい蒸気機関車がやってきました。
この日政二さんは以前から楽しみにしていたSLの旅にやってきました。
おお〜。
これは埼玉県を走る秩父鉄道です。
なるほどなるほど。
いいですねえ。
共に旅をするのは鉄ちゃん仲間の柏木宜行さんと拓夢くん。
そして拓夢くんのお母さん直子さんです。
これまでどのぐらい一緒に旅されてるんですか?おお〜。
ハハハハ…いやすごいですね。
そして旅のお供といえば…。
(政二さん)SLべんとう!SLべんとう!せーの。
よいしょ。
うわあすげえー!
(政二さん)本当やな。
蒸気機関車をかたどったのりが大人気のSLべんとう。
ハハいいなあ。
子供たちが好きなおかずもいっぱいです。
駅弁を味わいながら車窓を眺める。
いやあ楽しいですねこれは。
そうですね。
こうしてのんびり揺られる事2時間40分。
終点に到着です。
もうすっかり童心に帰ってます。
政二さん今回の旅はどうでしたか?大満足です。
ハハハハ。
もう言う事なし。
いやあそれはよかった。
心のボイラーにまた石炭がくべられたようですね。
この日政二さんは意気揚々とある場所へ向かいました。
(政二さん)こんにちは。
今日もまたよろしくお願い致します。
12年前から政二さんは地元の仲間を募りミニSL製作クラブを作りました。
リタイアして自由な時間が出来た皆さんと一緒にミニSLを作ってます。
目標がいつまでというのでやってるんじゃないのでまああの…。
いやあもう楽しくて楽しくてねえ。
いつまでも完成しないほうがいいってくらいもうコツコツのんびりやってます。
何しろ作り始めて早12年です!今日は最終仕上げですよ。
という事はつまり本日完成予定なんです!ピストンから蒸気が漏れないようにパッキンを巻きます。
オーケーです。
(小西さん)オーケー!完成しました。
(政二さん)いやいやもう大丈夫です。
95パーセントオーケーですか。
ねえ。
いやあ皆さんやりましたね。
ではここでこのSLを作ったメンバーをご紹介したいと思います。
細かい旋盤作業は小西一雄さんです。
川上眞祐さんは汽笛や給水ポンプなどを担当しました。
そしてボディーの組み立ては井上幸吉さんです。
やっとという…。
いやあお疲れさまでしたね。
押したらこう行くんですよ。
勝手にね。
だから間違いなく走るんです。
でかかったらあの…人を乗せて走るのは当たり前かなと思うんですけど小さいのに頑張る。
ねえ。
記念すべき火入れは後日改めて行います。
ミニSLの運転に備え政二さんがやってきたのは…。
おお〜ジムでトレーニングですね。
いや66歳とは思えない力強さです。
ミニSLが重いですから。
うん。
普段から鍛えておいてよいしょと持ち上げるために。
なるほどなるほど。
体力必要ですもんね。
はい。
週に一度こうして体を鍛えます。
ねえ素晴らしい。
おお気合十分じゃないですか。
そしていよいよ火入れ式当日。
12年かけて完成させたSLに初めて石炭を入れ点火します。
う〜ん。
不安がいっぱいですね。
ちゃんと走ってくれるだろうかという…。
エヘヘヘ。
大丈夫です。
期待してます。
マッチですよマッチ。
ね。
いよいよ点火です。
あとはボイラーの中に蒸気がたまって圧力が上がるのを待ちます。
はいはい。
ん?あれ?なんかポタポタ落ちてますけど。
あれ?大丈夫かな?あれ?まさかの水漏れですかねこれ。
ボディー担当の井上さんも心配そう。
はい。
と思うんやけど。
ところが火を入れてから4時間が経ちましたが一向に圧力が上がりません。
あらまあどうしたんでしょうか…?あらなんか水漏れどんどん派手になってきちゃってる。
さらに追い討ちをかけるように雨が…。
あらまあ天からも水漏れ。
ねえこれはつらいですね。
皆さんの心の涙かしら…。
そして1時間後。
雨やんでるじゃん!そして…おお走ってるじゃないですか!でもあれなんか変だぞ。
もしかしてこれ人力?はい。
押しているのは息子の勉さんです。
あっ勉さんが…。
あそういう事ですか。
これをまた修理して力強く走るように努力して。
それが楽しみです。
なるほど。
素晴らしい。
楽しみが先に延びたって事でこれよしとしましょうよ。
ね!
(政二さん)東京行っても元気に頑張ってください。
(一同)乾杯!この日は親戚一同集まっての手巻き寿司パーティー。
勉さんが東京へ転勤する事になったのでお別れ会です。
あれ!拓夢くん相変わらずいい食べっぷりですねえ。
でも勉さんミニSLのイベントはこれどうなるんでしょうかね?仕事しながらなんでどこまで出来るかわからないんですけど…。
はい。
ああー!
(一同の笑い声)ヘヘヘヘ。
3代目もこう2人いますからなんとか続けていきたいですね。
ええ。
直子さんはお父さんの生き方どう思ってらっしゃいます?もうねかっこいい。
ねえ。
うん。
ホンマに自分の好きな事出来てすごいかっこいいなあって。
今は本当自分のあれで楽しんでるっていうのが…。
あの…もうみんな手が離れたからね。
(直子さん)もうすぐやなホンマやな。
39…。
そやだから歳超えた。
文子さんが亡くなった28年前勉さんは10歳でした。
亡くなる前日の事を鮮明に覚えてます。
(勉さん)マスカット2人で食べて「勉」…。
っていうのが8月31日の寝る前風呂上がりに…。
それ誰が言うたん?
(勉さん)お母さんや。
ええー!そんなん言われたん?そうやで。
8月31日の晩やで。
あかんやろそんな話今したら…。
(一同の笑い声)そうなんや。
それは聞いたん初めて。
(直子さん)初めて聞いたなあ!忘れへんわ。
「振り返ったらあかんで」って。
「前向いて生きていきや」って。
なんでそんな事言ったんやろ?わからへん。
なんかあったんやろね。
(勉さん)明日から学校行かなあかんっていう日に。
宿題してなかったん違うの?
(一同の笑い声)
(勉さん)そうそうもう今さらな宿題をしてないの振り返ってもしゃあないと。
明日行って怒られてこいという事を言ったんかもしれん。
妻が息子にかけた最後の言葉を知った政二さん。
あの日から28年。
思いが込み上げます。
僕も…。
明日から?明日から…。
振り返らない。
そうです!その調子です!この温かい家族はみんな政二さんが前を向いて懸命に引っ張ってくれた事をわかってますよ。
政二さんの人生の傍らにはいつもSLがありました。
病に倒れた時大切な妻を失った時一生懸命に前に向かって走る小さなSLが力を与えてくれました。
政二さんこれからもゆっくりで結構!力強く前進していってください!応援してま〜す!
(汽笛)楽園通信です。
桃ちゃんミニSL乗ってみたいです。
そうですね。
ねえ。
政二さんが運転するミニSLのイベントを開催したい方はM&TRailwayへ。
ちなみに「M」は政二さんのM「T」は勉さんのTなんだそうです。
なるほど!11月には河内長野市立千代田小学校でイベントがあります。
子供だけでなく大人もミニSLに乗れますよ。
シュッポッポーイ!2015/12/20(日) 13:55〜14:25
ABCテレビ1
人生の楽園[再][字]
『夢のせて走るミニSL』 人も乗れる「ミニSL」をイベント会場で走らせ、子供たちを喜ばせている男性を紹介。子供の頃から大好きだった鉄道で、笑顔の輪を広げている。
詳細情報
◇番組内容
舞台は大阪府河内長野市。小学6年生の時に鉄道模型を買ってもらって以来、鉄道が大好きになった主人公は、サラリーマンとして働いていた36歳の時、組み立て式ミニSLを妻からプレゼントされ、1年かけて作り上げた。その妻はまもなく、くも膜下出血で亡くなったが、「SLをみんなと楽しんで欲しい…」という妻の思いに応えるように、主人公はイベント会場に線路を設置して石炭で走らせ、集まった子供たちを乗せて喜ばせている。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
福祉 – 高齢者
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日本語
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