ふわ〜。
これはウーパールーパーの僕を詠んだ俳句。
作ったのは僕の飼い主。
生き物が大好きな14歳の俳人小林凜。
僕は凜の事なら何でも知っている。
944グラムで生まれた凜。
体が弱くいじめにも遭った。
でも悲しい時もうれしい時も俳句があった。
凜の俳句はたくさんの人から愛されているんだ。
僕はこう「おっ」と…。
(凜)ついた!おっ…。
凜はお母さんが仕事に行っている昼間おばあちゃんと過ごしている。
2人が毎週楽しみにしている事がある。
それは俳句の投稿欄。
凜は中学2年生。
でも学校に通っていない。
小学5年生の時不登校になった。
中学校は通い始めて2か月で行けなくなった。
家で勉強するようになって1年半。
(取材者)学校に行きたいなっていう気持ちはあるの?
(取材者)凜君はどういう学校やったら行きたいと思う?凜を力づけてくれるのは生き物たち。
ついた!
(取材者)すごいやん。
まあ特に何もしませんけどね人間には。
凜は自然の中で過ごすのが大好き。
いたたたっ!5歳で始めた俳句は800を超えた。
お帰りなさい。
(史)ただいま。
凜のお母さんは学校の先生をしている。
(郁子)お疲れさん。
ただいま帰りました。
お母さんは毎日勉強の計画を作ってくれる。
学校に本人が行ってないので教科書に沿った勉強の内容になるように計画を立ててやるようにって置いていってます。
お母さんはいつも凜の事を一番に考えている。
予定より3か月早く944グラムで生まれた。
「命がまず持つか3日待って下さい」って言われて。
ベッドの上で1日たった2日たった3日たったって本当にもう数えて。
祈ってるしかできなくて…。
凜は頑張った。
一生懸命生きた。
でもこの子ね本当にねミルクを吐かない子だったんですよ。
体に入ってきた栄養は全て吸収してやるぞみたいなぐらいの感じで。
この子の生きる力生きようとする力だったのかもしれない。
凜は一歩一歩自分の力で前に進んでいる。
学校でいじめられてつらい事があってもとにかく学校行ってなくてもいいし学校に行って経験できる事ができてなくても家にいて私のそばで元気でいて笑ってくれてたらもうそれでいいって…。
去年お母さんより背が高くなった。
でしばらく…。
ここでCMを入れて。
はいじゃあCM。
(郁子)頂きます。
(郁子)もう一回言うて。
極上の逸品。
凜がたくさんの落ち葉を拾って帰ってきた。
今作ったばっかりなんですけど。
俳句の仲間に送るんだって。
その相手は104歳の日野原重明さん。
98歳で俳句を始めたんだって。
文通を初めてもう4年になる。
はいどうも。
ありがとうございます。
凜は学校でのいじめの事も手紙に書いた。
この秋凜は日野原さんの自宅に招かれた。
は〜いようこそいらっしゃいました。
どうぞ。
先生こんにちは。
あ〜いらっしゃいいらっしゃいしばらくですね。
君が随分背が高くなったんで今日一番先にしたい事はあなたの身長を測りますからここへ来てごらん。
それかそこでもいいですよ。
ここでいい。
ここがいい?はいちょっとここへ来て。
はいいいですか?足を閉じた方がいいんじゃない?グッと上にね。
はいOK。
はい大丈夫です。
胸を張って背中を伸ばして下さい。
はい…。
いきますよ。
今ねこれぐらいで測ると…で先生が158.5です。
5.5センチの差があります。
これから君はますます伸びるね。
きっと背が伸びるよ。
これは紅葉していますよね。
これはハナミズキの木ですね。
ハナミズキそれから…それからあそこにザクロが1個ありますね。
それであの横にある木はもう100年以上の古い私の家内の実家からよったトチノキっていうまっすぐ…高い木ありますね。
この紅葉しているあれがずっと夕方にはたくさん落ちていくんですよね。
君から紅葉した葉っぱを挟んで私の手紙の中にいつか送ってくれたんですがこれを見ているといくらでも俳句出てくるように思うんですよね。
ず〜っとこれからね君の身長一年の間に伸びて竹の…青竹が伸びるようになる。
もう一度空見てごらんなさい。
この日本晴れっていうんですがね本当の秋晴れね今日は。
(日野原)そして君がますますですね青竹のごとくず〜っと背が伸びていく。
その姿を見ると僕もずっと元気に生き続けたいっていう気持ちがありますね。
君のこれからの…君を追っかけて。
君は104歳の僕と出会ってそして俳句の世界に一緒に生きる事はこれはまた最高じゃないでしょうかね。
2日後日野原さんへ俳句を詠んだ。
この日の散歩。
いつもと違う場所に向かった。
ここは凜が通っていた小学校。
珍しいねここまで来るの。
どこまで行きますか?ただいま。
(郁子)お帰り。
真っ暗でしょ。
凜が向こうまで行きたいって言って。
(郁子)すみちゃんお帰り。
ごはんあげようね。
すみちゃんの茶わんはどこかな?だんじり祭。
凜は毎年遠くから眺めているだけだった。
でも今年は違った。
会いたい人がいた。
(取材者)小6の時は結構遊んでた?みんなで。
会いたいのは小学校の時の同級生。
いじめに遭っていた時も一緒に遊んでくれた。
あっ友達を見つけた。
また今年みたいな祭りずっとみんな一緒でやろうや!ありがとう!
(拍手)「会いたい」って言うて探してたの。
久しぶり。
ありがとう。
ごめんね忙しい時に。
クラブ何入ってる?「友人が『一本あげるよ』と言って冷えたジュースを僕にくれた。
僕はよろこんで『ありがとう』と言った」。
2015/12/22(火) 13:05〜13:35
NHKEテレ1大阪
ハートネットTV「小さな命へのまなざし 14歳の俳人 小林凜」[解][字][再]
104歳の医師、日野原重明さんと文通する14歳の少年俳人、小林凜さんの物語。虫などの小さな生き物を優しいまなざしで切り取った俳句は、多くの人の心をつかんでいる。
詳細情報
番組内容
104歳の医師、日野原重明さんと文通する14歳の少年俳人、小林凜さんの物語。大阪府に暮らす小林さんは5歳から俳句を詠み始め、全国新聞の俳壇で何度も入選。身のまわりの自然や、小さな生き物を優しいまなざしで切り取った俳句は、高い評価を受けている。これまでに詠んだ句は800に上り、去年、2冊目の著作も出版された。番組は小林さんの創作風景に密着。日野原さんと2人の俳句文通を紹介し、心の交流を描く。
出演者
【出演】俳人…小林凜,聖路加国際病院名誉院長…日野原重明,【朗読】阪脩,【語り】Chiko
ジャンル :
福祉 – 障害者
福祉 – 高齢者
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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