ニュース・気象情報 2015.12.23


10時になりました。
ニュースをお伝えします。
行方が分からなくなった認知症の高齢者などを早期に保護するため、警視庁は、家族などに代わって、警察署長が行方不明の届けを出す方式を取り入れることになりました。
届け出までの時間が大幅に短縮されることが期待されています。
認知症の高齢者がはいかいするなどして、行方が分からなくなった場合、家族などからの行方不明届を受けて、全国の警察で照会できるシステムに登録されます。
しかし家族が届け出をためらったり、遠方にいたりして、登録に時間がかかるケースがあり、警視庁によりますと、現状では平均12時間かかっているということです。
このため警視庁は、登録までの時間を短縮し、不明者の情報を速やかに共有するため、警察署長名で行方不明届を出すよう、すべての警察署に通知しました。
通知では、すぐに家族などから届けを受理できる場合と行方不明者の名前や生年月日が確認できない場合を除き、警察署長が届けを出し、速やかに受理することとしています。
この方式では、届け出やシステムへの登録時間の大幅な短縮が見込まれ、より効率的な行方不明者の手配や保護が期待されるということです。
警視庁は、来月から試験的な運用を始め、効果を検証したうえで、来年4月から本格的に実施することにしています。
総務省消防庁は、ことしの消防白書を公表し、大規模な災害への備えとして、阪神・淡路大震災を教訓に作られた、緊急消防援助隊を増強し、防災体制を充実させていくことを強調しています。
ことしの消防白書では、都道府県の枠を超えて救助活動に当たる、緊急消防援助隊について、東日本大震災や、9月の関東・東北豪雨などで迅速な救助活動を展開してきたとしています。
緊急消防援助隊は、ことし4月の時点で、全国で4984隊が登録し、南海トラフの巨大地震などに備え、平成30年度末までにおおむね6000隊に増強することを目標とし、防災体制を充実させていくことを強調しています。
また、5年後の東京オリンピック・パラリンピックの開催を踏まえ、テロ対策として、有事の際の広域的な応援体制の構築などに取り組んでいくことにしています。
イスラム過激派組織ボコ・ハラムが、学校などを標的に、テロや襲撃を繰り返し、100万人以上の子どもたちが学校に通えなくなっているとして、国連は重大な懸念を示しています。
ユニセフの発表によりますと、イスラム過激派組織ボコ・ハラムは、去年4月、ナイジェリア北東部で200人以上の女子生徒を誘拐し、その後もナイジェリアや周辺国でテロや襲撃を繰り返しています。
そして、今も2000以上の学校が安全が確保できないとして閉鎖され、地域全体で100万人以上の子どもたちが学校に通えなくなっているということです。
ユニセフは、子どもたちが学校に通えないことで、心のよりどころを失うだけでなく、ボコ・ハラムの支配下に置かれ、自爆テロなどに利用されるおそれも高まるとして、重大な懸念を示し、子どもたちが教育の機会を得られるよう、支援を呼びかけています。
では全国の天気、まず雲の動きです。
前線や低気圧の雲が沖縄から西日本付近に広がっています。
2015/12/23(水) 10:00〜10:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]

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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気

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