3時になりました。
ニュースをお伝えします。
50年前に日本と韓国が結んだ請求権協定で個人の請求権は、完全かつ最終的に解決されたとしたことが韓国の憲法に違反するかどうかが争われた裁判で、韓国の憲法裁判所は、違憲かどうかの判断をせず訴えを退けました。
日本と韓国は、50年前の1965年の日韓国交正常化と同時に請求権ならびに経済協力協定を締結し、日本が韓国に資金協力を行うとともに両国と両国民の間の請求権の問題については、完全かつ最終的に解決されたと明記されました。
この協定を巡り6年前、戦時中に動員された韓国人男性の遺族が協定は、個人の財産権を侵害していて憲法違反だと訴えていましたが憲法裁判所は違憲かどうかの判断をせず訴えを退けました。
オーストラリアではテロを計画していたとしてきょう男2人が逮捕されたほか、過激思想に関する資料などを持っていたフランス国籍の男が入国を拒否されるなど当局がテロを警戒する動きを強めています。
オーストラリアの警察はきょう、シドニー中心部にある海軍基地などを標的にテロを計画していたとしてシドニー近郊に住む24歳と20歳の男を逮捕したと発表しました。
警察は、2人の男が過激な思想の影響を受けていなかったかなど動機や背景を調べています。
一方、オーストラリアのブランディス司法長官が、きょう地元のラジオ番組に出演しパリの同時テロ事件から2日後の先月15日メルボルンの空港で旅客機内への持ち込みが禁止されている催涙スプレーの原料を隠し持っていたとしてフランス国籍の男の入国を拒否していたことを明らかにしました。
地元のメディアによりますと男は過激思想に関する資料も持っていたということです。
これを受けてオーストラリア政府はヨーロッパからの旅行者に対する入国審査を厳しくするなどテロを警戒する動きを強めています。
内戦状態に陥っているイエメンの状況について国連の安全保障理事会で会合が開かれ、多くの市民が戦闘の巻き添えになり子ども32万人を含む200万人が栄養失調に陥っていることなどが報告され各国から強い懸念が示されました。
イエメンではサウジアラビアなどの支援を受けたハディ政権が首都サヌアの奪還を目指してイスラム教シーア派の反体制派と激しい戦闘を続けています。
こうした中、国連の安保理で会合が開かれゼイド・フセイン国連人権高等弁務官が戦闘の巻き添えでことし子ども600人を含む市民2700人が死亡したことを明らかにしました。
また、人道問題を担当するカン・キョンファ事務次長補は760万人が緊急の食料援助を必要としており、このうち子ども32万人を含む200万人がすでに栄養失調に陥っていると述べ深刻な食料不足が広がっている状況を報告しました。
各国の代表からは内戦状態が長期化する中各地で、過激派組織ISイスラミックステートなどの過激派が勢力を伸ばし、国際社会の脅威にもなりつつあるとして強い懸念が示されました。
続いて気象情報です。
今夜の天気です。
低気圧と前線の影響で九州から東北南部にかけて雨が降るでしょう。
西日本の太平洋側を中心に雷を伴い雨足の強まる所がありそうです。
あすの天気です。
2015/12/23(水) 15:00〜15:05
NHK総合1・神戸
ニュース[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
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