韓国南東部の大邱地裁は24日までに、朴槿恵大統領を批判するビラをまいて逮捕、名誉毀損罪で起訴された韓国人男性(42)に懲役1年、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。韓国メディアが報じた。判決は22日付で、大邱地裁は「限度を超えた表現で、公職者個人の人格権を侵害した」と判断した。
韓国では17日、ソウル中央地裁が朴氏の名誉を傷つけたとして、在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長に無罪判決を言い渡し、検察は控訴を断念した。
当局は対日関係を考慮して前支局長の処罰方針を撤回したものの、政権批判を刑事罰で封じる姿勢は変えておらず、裁判所もこれに応じた形だ。
男性は、朴政権が批判勢力を「北朝鮮従属勢力」として取り締まる態度を風刺するビラを作成。朴氏が昨年4月の旅客船セウォル号沈没事故の当日に知人男性と会っていたとのうわさを隠すため、反対派を締め付けるのかとの趣旨を書いたことが名誉毀損に当たるとして、4月に逮捕された。(共同)