【ソウル聯合ニュース】中国から微小粒子状物質(PM2.5)が韓国に流入し、24日午前9時に仁川市の南東部と西部地域に注意報が発令された。注意報はPM2.5の24時間の移動平均濃度が1立方メートル当たり65マイクログラム以上になった場合に発令される。
韓国国立環境科学院によると、同日午前11時現在、ソウル市、京畿道など首都圏や江原道の一部地域、忠清北道、忠清南道、光州市、全羅北道、大邱市、慶尚北道は大気汚染の濃度が高い状態だ。
また、京畿道の金浦市、高陽市など一部地域には同日午前11時に粒子状物質「PM10」注意報が出された。同注意報はPM10の24時間の移動平均濃度が1立方メートル当たり120マイクログラム以上になった場合に発令される。
このところ中国から大気汚染物質が流入し続けていることに加え、国内の大気が停滞していることから、24日は全国的に大気汚染の濃度がさらに高まるとみられる。
呼吸器や血管疾患がある患者や高齢者、子どもらは外出を控え、外出時はマスクを着用するのが望ましい。
同院は25日には首都圏で多少風が強まるため、大気汚染の濃度が弱まると予想した。