あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県大槌町 松橋明さん」 2015.12.24


北海道の高い山を訪れたら耳を澄ましてみて下さい。
(鳴き声)きっとナキウサギたちの物語が聞こえてくるはずです。

(テーマ音楽)岩手県大槌町吉里吉里にある観光バス会社の専務松橋明さんは停電の体育館に電源を引き避難者たちの命を守りました。
あの日津波は高さ6メートルの防潮堤を越え海岸近くにある松橋さんの会社に迫ります。
松橋さんは駐車場の車を高台に避難させようとしていた時津波に気が付き高台へ走りました。
ずぶぬれになった松橋さんでしたが山道を歩き避難所に指定されている小学校にたどりつきます。
そこには津波から必死に逃れてきた人や家族の安否を心配し不安そうにしている人たちが大勢いました。
その時松橋さんは避難者からある相談を持ち掛けられました。
松橋さんは高台に避難させていたバスを校庭に運び入れました。
エンジンを回し発電機の代わりにしようと考えたのです。
電灯は神社から祭りのちょうちんに使うものを持ち込みました。
日が暮れて暗くなった避難所の体育館に明かりがともります。
更にその電気を使い暖房をつける事ができました。
夕方から雪が降り始め冷え込んだ体育館を暖めます。
しかし震災から3日目深刻な問題が起こりました。
ガソリンスタンドは津波に破壊されていました。
スタンドの従業員を中心に6人の男たちが協力して地下タンクから燃料を取り出す作業を行います。
松橋さんも燃料をくみ上げるポンプ作りに協力しました。
作業は半日以上かかりましたがついに燃料くみ上げに成功します。
地域の力を結集しバスの燃料が確保され避難生活の危機を回避できました。
2015/12/24(木) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県大槌町 松橋明さん」[字]

東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県大槌町の観光バス会社で専務を務める松橋明さんは、停電になった避難所にバスを運び、電気を引いて明かりと暖房を提供した。

詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県大槌町の観光バス会社で専務を務める松橋明さんは、停電になった避難所にバスを運び、電気を引いて明かりと暖房を提供した。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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