こんばんは、６時になりました。
ニュースをお伝えします。
５０年前に日本と韓国が結んだ請求権協定で、個人の請求権は、完全かつ最終的に解決されたとしたことが、韓国の憲法に違反するかどうかが争われた裁判で、韓国の憲法裁判所は、違憲かどうかの判断をせず、訴えを退けました。
日本と韓国は、５０年前の１９６５年の日韓国交正常化と同時に、請求権ならびに経済協力協定を締結し、日本が韓国に資金協力を行うとともに、両国と両国民の間の請求権の問題については、完全かつ最終的に解決されたと明記されました。
これについて戦時中に動員された韓国人男性の遺族が、韓国政府が決めた動員された人たちへの支援金の額は不適切で、金額を決めた法律は、憲法違反だと主張するとともに、日韓の請求権協定についても、個人の財産権を侵害していて憲法違反だとして、訴えを起こしていました。
憲法裁判所はきょう、まず、韓国の法律について、支援金は人道的な見地から支給されたもので、これを受け取る権利は、憲法で保障された財産権とはいえないなどとして、憲法違反ではないと判断しました。
その上で、日韓の請求権協定については、もともと今回の訴えは、支援金の金額を争うものだ。
仮に協定が違憲であっても、金額を巡る争いに影響はなく、憲法裁判所が扱う要件を満たしていないとして、違憲かどうかの判断をせず、訴えを退けました。
これについて、日本の外務省は、日本と韓国の間の財産・請求権の問題は、完全かつ最終的に解決済みであるという政府の一貫した立場は変わらないというコメントを発表しました。
韓国のユン・ビョンセ外相はきょう、日本との間で最大の懸案となっている、いわゆる従軍慰安婦の問題について、もう少し待ってもらえれば、結果を報告するときが来るだろうと述べ、問題の早期解決に向けて、楽観的な見方を示しました。
いわゆる従軍慰安婦の問題を巡っては、先月の安倍総理大臣と韓国のパク・クネ大統領との首脳会談で、早期の妥結を目指し、協議を加速させることで一致し、両国の外務省の局長級による協議が続けられています。
これについて韓国のユン・ビョンセ外相はきょう、ソウルで開かれた公開討論会で、両国の指導者が合意したように、この問題を解決・妥結できるよう、最善の努力を尽くす覚悟だ。
両国がある程度妥協できるような解決策を作るため、さまざまな次元で努力していると述べ、交渉が重要な局面に入っているとの認識を示しました。
ユン外相はこのように述べ、問題の早期解決に向けて、楽観的な見方を示しました。
鹿児島県奄美市で今月１２日ごろから、６７歳の女性の行方が分からなくなり、警察が４１歳の男から事情を聴いたところ、女性の内縁の夫と２人で、遺体を埋めたという山の中から、女性の遺体が見つかり、警察は死体遺棄の疑いで２人を逮捕しました。
警察によりますと、内縁の夫は、否認しているということです。
警察によりますと、鹿児島県奄美市の山田恭子さんの行方が、今月１２日ごろから分からなくなっていると知人から届け出がありました。
警察は、内縁の夫で奄美市の無職、吉田博隆容疑者と、その知人で奄美市に滞在していた東京・新宿区の無職、横山栄一容疑者から事情を聴いたところ、横山容疑者が、２人で遺体を山に埋めたと供述したということです。
きょう未明、供述のとおり、奄美市の山の中から、山田さんの遺体が見つかり、２人を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
遺体は、衣服を身につけていなかったということで、警察は遺体を遺棄した状況のほか、死亡したいきさつについても調べています。
警察によりますと、横山容疑者は容疑を認め、吉田容疑者は、そのようなことはやっていませんと否認しているということです。
佐賀県内の７０代の男性が、証券会社や金融庁の関係者を名乗る男からのうその電話を信じて、先月までに数回にわたって、現金合わせて７９００万円をだまし取られ、警察は詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、ことし９月ごろ、佐賀県内の７０代の男性の自宅に、証券会社の社員を名乗る男から、投資のために名義を貸してほしいといった電話が数回ありました。
男性が断ったところ、その後、金融庁の職員を名乗る男から、あなたは投資で不正を行っていて、警察が財産を差し押さえに来るとか、弁護士に預ければ、差し押さえられずに済むといった電話がかかりました。
男性は電話を信じ、佐賀市内のコンビニエンスストアの駐車場で、金融庁の代理人を名乗る男に直接会い、数回にわたって合わせて７９００万円を手渡しました。
その後、男と連絡が取れなくなったことから、だまされたことに気付き、警察に相談したということです。
男性が現金を渡した男は２０代ぐらいで、身長は１メートル７０センチほど、黒っぽいスーツとネクタイを身に着けていたということです。
警察は、詐欺事件として捜査するとともに、電話でお金の話が出たら、周囲の人や警察に相談してほしいと呼びかけています。
急増する外国人旅行者の需要を取り込もうと、飲料メーカーの間では、英語で話しかけると、好みのタイプの飲み物が表示されるなど、外国語に対応した販売機を設置する動きが広がっています。
東京・浅草の雷門です。
ここに外国人旅行者を取り込もうと、新しい自動販売機のサービスが導入されます。
このうち、飲料大手のアサヒグループホールディングスなどは、自動販売機の横にタブレット端末を設置し、英語で話しかけると、好みのタイプの飲み物が表示される販売機を、来年１月から東京・浅草で試験的に稼働させます。
また、キリンビバレッジは、英語と中国語、それに韓国語で、飲み物の内容やカロリーを液晶画面に表示する自動販売機の導入を先月から始めました。
日本コカ・コーラは、飲み物ごとにＱＲコードを付けて、旅行者がスマートフォンでデータを読み取ると、商品の情報が、１５の言語で表示される販売機を、５年後までに全国で８万台導入する計画です。
調査会社の飲料総研によりますと、飲み物の自動販売機はおよそ２４７万台で、このところ、ほぼ同じ水準で推移していますが、販売数量は減少傾向が続いており、各飲料メーカーでは急増する外国人旅行者の需要を取り込もうと、外国語に対応した販売機の設置に力を入れ始めています。
大リーグ・マーリンズのイチロー選手が、主催する少年野球大会であいさつし、これからも野球を続けてほしいと、子どもたちに呼びかけました。
イチロー選手の出身地、愛知県豊山町で開かれたイチロー杯は、ことしで２０回目です。
閉会式でイチロー選手は、子どもたちを激励しました。
イチロー選手は、このあとの表彰式で、選手一人一人にメダルをかけて、健闘をたたえていました。
2015/12/23(水) 18:00〜18:10
ＮＨＫ総合１・神戸
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ニュース／報道 – 定時・総合
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