９時になりました。
ニュースをお伝えします。
中国南部の広東省で起きた、大量の土砂の崩落現場では、発生から４日目となるきょうも、行方不明者の捜索が続いていますが、中国の国営メディアはけさ、男性１人が救出されたと伝えました。
中国南部広東省深センの工業団地で今月２０日、大量の土砂が崩落して、工場を含む３３棟の建物が埋まり、地元政府によりますと、これまでに１人が死亡、７６人の行方が分からなくなっています。
発生から４日目となるきょうも、軍や警察などが夜を徹して捜索を続けていますが、国営の新華社通信によりますと、現場で生存者の反応を確認し、けさになって、男性１人が救出されたということです。
男性が救出された現場は、宿舎があった場所と見られ、救出された男性は意識があり、近くにもう１人いるなどと話しているということです。
国営の中国中央テレビも、救出作業の様子を大きく伝え、男性は病院に運ばれて、手当てを受けているなどと伝えています。
ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが、排ガス規制を逃れるため、不正なソフトウエアを搭載していた問題で、国は、国内で同じような不正がないかを確認するサンプル検査を、今月末から始めることになり、検査の方法をきのう公開しました。
フォルクスワーゲンは、排ガス規制を逃れるために、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していました。
国内では、自動車メーカーなど９社が不正はないと報告しています。
国土交通省と環境省は、実際の車両でサンプル検査を行い、不正がないか確認することにしていて、きのう、検査の方法を公開しました。
検査は、車を台の上で走らせて、排気ガスをホースで検査機器に取り込み、有害物質の排出量を測定します。
また実際に路上を走行し、いずれも速度などを変えて５つのパターンで実施するということです。
検査は今月末から販売台数が多い８車種のディーゼル車で実施する予定で、国が分析結果を発表することにしています。
政府は、民間ではリスクの大きい事業を後押しするため国が資金を供給する、財政投融資について、来年度は国際展開向けの投融資を２兆円程度に増額する計画を固めました。
来年度の計画では、アジアへのインフラ輸出などを進めようと、国際展開向けの投融資を、今年度当初の１兆３０００億円余りから２兆円程度に増額します。
このうち、海外プロジェクトを多く手がけている国際協力銀行に対しては、今年度の７５００億円から、１兆３０００億円程度に大幅に増やす方針です。
また、ＪＩＣＡ・国際協力機構に、４７００億円程度、アメリカで高速鉄道計画を手がける、官民ファンドのＪＯＩＮ・海外交通・都市開発事業支援機構に、９００億円程度をそれぞれ供給する方針です。
政府は、総額で１３兆５０００億円程度に上る財政投融資の計画を、来年度予算案とともにあすの閣議に提出することにしています。
では全国の天気、まず雲の動きです。
前線や低気圧の雲が、沖縄から西日本付近に広がっています。
きょうの天気です。
（場内アナウンス）「２１６．０７」。
（拍手と歓声）2015/12/23(水) 09:00〜09:05
ＮＨＫ総合１・神戸
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