報道ステーション 2015.12.22


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫コメンテーターのご紹介です。
朝日新聞の立野純二さんです。
どうぞ、よろしくお願いします。
まず最初にお伝えするのはご覧のように防犯カメラが少女が歩くのを捉えていました。
このあと少女は行方不明になりました。
三重県の14歳の少女なんですが先々週の金曜日に公開捜査に踏み切りました。
そして今日、わかったこと。
動きがありました。
三重県からはるか離れた高知で少女が保護されました。
それはよかったんですけれども保護された家の主。
33歳の男が未成年者誘拐の容疑で逮捕されました。
≫今、シルバーの車で到着しました。
紀宝警察署に到着しました。
≫未成年者誘拐の容疑で逮捕された波川智央容疑者。
女子生徒は、行方不明となった三重県御浜町から車で8時間ほどかかる高知市で保護された。
≫先月18日から行方不明になっていた三重県御浜町の14歳中学2年生の女子生徒。
1か月あまりが経ち誘拐だったことがわかった。
今日、未成年者誘拐の疑いで逮捕された波川智央容疑者。
場所は三重県から遠く離れた高知市だった。
≫高知市内の閑静な住宅街の一角にあるこちらが波川容疑者の自宅です。
今朝、警察がこの家の中を調べたところ3階にある台所で女子生徒を発見しました。
保護されたとき女子生徒は安心した様子だったということです。
≫午前9時過ぎ警察が波川容疑者の自宅で女子生徒を発見。
その直後波川容疑者を逮捕した。
抵抗はなく素直に応じたという。
調べに対し、波川容疑者は女子生徒を自宅に住まわせていたことは認めたが誘拐とは思っていないと話している。
波川容疑者には離婚歴があり4歳の次男と2人暮らしだという。
≫警察には会社役員だと話している波川容疑者。
しかし実際は高知市内の不動産会社で2年ほど前から営業を担当していたことがわかった。
≫女子生徒を誘拐してからも仕事を続けていたという波川容疑者。
保護されたとき女子生徒には目立った怪我はなく衰弱している様子もなかったが病院で検査を受けている。
≫三重県御浜町の14歳の女子生徒と高知市に住む33歳の波川容疑者の接点。
それは、インターネットだった。
警察が女子生徒の携帯電話の履歴を調べ、利用していたサイトで女子生徒とみられる書き込みを発見。
やり取りから波川容疑者にたどり着いた。
警察によるとサイトを通じて波川容疑者が女子生徒に家出をするように誘い出した。
未成年者誘拐罪はたとえ未成年者本人の同意を得ていても親の同意が得られていなければ成立する。
行方不明になる前女子生徒はLINEで友達に家出をほのめかしていた。
≫そして先月18日午前7時半ごろ。
自宅近所の防犯カメラに映った直後高知から来た波川容疑者の車に乗った。
高知と三重。
インターネットサイトを介しての誘拐。
距離に関係なく未成年者が簡単に誰とでも知り合える今教育の専門家は…。
≫確かにこういうことを抑止する止めるためにはやっぱりいろんなことを施していかないとだめな時代になりましたね。
次のニュースまいりましょう。
≫新国立競技場ですけどようやくといった感じですが今日、新計画が決定しました。
選ばれたのはA案、B案とある中でA案です。
こちら、7人の審査員が実際にそれぞれの項目につけた点数まとめてみたんですけれどもこうして見ますとかなり拮抗して見えますよね。
実際合計点、610点と602点ということで8点差だったんです。
じゃあ、どこで大差がついたのかといいますとこちらなんですね。
工期短縮という項目。
実に、27点もの差がつきました。
実は、ここにA案に決まった最大のポイントがあるんです。
≫クローバーが新国立競技場の建設予定地を覆い尽くそうとしています。
白紙撤回から5か月。
隈研吾氏らがデザインしたA案で新たに建設されることが決まりました。
≫東京オリンピック開幕まで4年半あまり。
止まっていた競技場建設がこれでようやく動き出すことになる。
新計画に選ばれたのは建築家・隈研吾さんと大手ゼネコン大成建設などのチームが手がけた、A案だ。
≫今回選ばれたA案を詳しく見ていく。
総工費1490億円。
完成時期は2019年11月末。
木と緑のスタジアムをコンセプトにしている。
ひさしと柱を交互に配置するデザインは世界最古の木造建築奈良の法隆寺、五重塔をモチーフに。
また、各階のテラスには緑が多く取り入れられている。
そして、暑さ対策についてはスタジアム外の自然の風が観客席に吹き込んでくる構造になっている。
A案をデザインした隈研吾さんは過去にも浅草文化観光センターや新豊島区庁舎などの有名建築物を設計。
木と緑を前面に打ち出したデザインを得意としている。
≫反応はさまざまだ。
≫今回コンペは2つの案で争われた。
A案はどう選ばれたのか。
審査のプロセスは、こうだ。
審査委員は7人。
争う項目はコストや工期日本らしさへの配慮など全9項目だ。
審査委員1人につき持ち点は140点で満点が980点になる。
そして、今回の審査結果はA案が610点。
B案が602点の8点差。
まさに、僅差での結果だった。
何が審査結果を左右したのか。
実は今回デザインに関してはB案が上回っている項目が多かった。
しかし、これらの項目の配点は審査委員1人につき10点。
一方、最も重視された項目がコストと工期だ。
審査委員1人につき30点の配点になっている。
A案はこの工期短縮の項目で特に評価を得た。
B案が150点のところ177点と大差をつけた。
一方、B案を手がけた建築家の伊東豊雄さんは結果に全く納得していない。
≫A案、B案ともに提示した完成時期は2019年11月末と同じだ。
審査では、その実現可能性で差がついたと審査委員長は言う。
≫2度目の失敗が許されない中信頼性を最も重視したというのだ。
今回、新計画として決まったA案を手がけたのは大成建設と梓設計だ。
実はこの2社は前回白紙撤回されたザハ案でもそれぞれ工事と設計を担当する予定だった。
更に大成建設は旧国立競技場の施工もしている。
≫コストの面は、どうか。
総工費が上限1550億円と決められている中A案が1490億円B案は1497億円とそれぞれ上限額を下回る数字を出している。
近年のオリンピックのメインスタジアムと比べても1490億円は高額だ。
政府は面積の違いを説明するがそこには、競技と直接、関係ない部屋や駐車場も多く含まれるという。
≫予算の面でいうと、最初はあまりにもひどかった。
3000億円実質超えるんじゃないかというところまでいっちゃって。
それに比べれば半額強担ってる感じがするのでよかったなとつい思いがちなんですけれどももっと安く抑えることはできなかったのかという視点も必要だと思いますしあとデザインうんぬんA案、B案どっちがいいなんて私の意見を言うつもりはさらさらなくて2案しかなくて、AとBにうまい具合にバランスよく配点されているような気がしちゃうんですね。
最終的には僅差で落ち着くところに落ち着いたのかなというそんな感じもちょっと今します。
さあ、ここから立野さん、何を1つの視野、ポイントに入れて考えていったらいいですか。
≫走り出したら止まらないのが公共事業の常だったわけですけれども競技場の問題につきましてはまず国民がいかに政治を動かし白紙に戻したということが起きたわけです。
更に、そのあと今度は安保法制をめぐって全国的に国民の運動が起きた。
そういったことを振り返りますと呼び覚まされた民意といいますか民意の覚醒というものが今年1年を特徴づけた最大の現象だったんじゃないかなというふうに思います。
この競技場ですけれども国民がなぜ怒ったのか。
やはり、そこには古い染み付いた政治の体質みたいなものを嗅ぎ取ったからじゃないかなと私は思います。
どうして迷走したかを調べた第三者委員会の秋の結論を見ますと元首相らが名前を連ねている諮問機関有識者会議がありますね。
この有識者会議は諮問会議でありながらも実質的には最高意思決定機関のように振る舞っていたということが指摘されました。
また、エンブレム問題。
これをめぐってはそもそも、このイベントは国民のためにあるということが忘れ去られていたのではないかということを指摘されていました。
そういったことを総合しますと責任は取らないけれども権限は振るという。
少数の存在がいて、その人たちが国民の声をあまり聞くことなく大切なことを決めてしまう。
そういう構図があるということだと思うんですね。
それが、原発であれ安保であれ国民の合意を置き去りにして決めてしまうということは危ういということに気づいた国民が声を上げたという振り返ればそういう1年だったなという気が今、します。
≫覚醒しなくてはいけないのは人任せとか政治任せではなくて国民の共有物なんだっていう発想を持てば全く考え変わってきますからね。
そういうことを考える1つの好機でもありますよね。
≫私たちの財産だ私たちの財政だ私たちの政治だという意識なんだろうと思います。
≫次のニュースに移りますけど笹子トンネルの天井板の崩落。
3年以上が過ぎました。
そして、9人の方が帰らぬ人となりました。
そのうちのお一方ですけれども。
今日は、全体の裁判があったお一方ですがこの方は、本当ににこやかに笑顔でいらっしゃる遺影にあとで、お友達から贈られたネックレスをかけて。
そして、それを胸に抱くようにしてお母さんが法廷に臨みました。
≫中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故で死亡した次女の遺影を手にした遺族。
同じワゴン車に乗っていた5人の遺族が中日本高速道路と点検を行っていた子会社に対して損害賠償を求めた裁判。
今日、判決が言い渡された。
事故が起きたのは3年前の12月。
中央自動車道の笹子トンネルの天井板がおよそ140mにわたって崩落。
たまたま走行していた車3台が下敷きになり9人の命が奪われた。
同じシェアハウスの仲間5人と一緒に事故に巻き込まれて死亡した石川友梨さん。
今月2日に行われた笹子トンネルの慰霊祭で友梨さんの妹は中日本高速道路の社員にこう訴えた。
≫この事故をきっかけにトンネルなどは5年に一度の点検が義務付けられた。
≫遺族側の訴えは事故は予測できたということ。
一方、中日本高速道路側は打音などをしても事故は予測できなかったと反論。
争点は、点検に過失があったかどうかという点だ。
≫横浜地裁は中日本高速道路側の過失責任を認め4億4000万円あまりを支払うよう命じた。
≫ご遺族の方々、当然複雑ないろんな思いがモザイク模様のようにおありだと思います。
その1つに、今日はっきりとお父様おっしゃっていたように9人の犠牲このおかげで多くの人たちが救われるとしたら、それを無駄にしないでほしいということ切に訴えられました。
このおかげおかげさまということを本当に真剣に考えるべきだと思うんですね。
やはり、本当これで5年に一度の点検ということがある程度、済みました。
法改正が。
だから、そういう意味では前進なんですけれども考えてみたら本当におかげさまを痛感するんだったらどんなにお金がかかろうとも税金の使い道を移動してでも60年代の高度経済成長期そして70年代に至るまで造られた橋やトンネル。
こういうところは全国にあるわけですからそこの点検・補修。
そこに目を配るということは≫福井県の関西電力高浜原発3、4号機に関しましては福井地裁が、運転差し止めの仮処分決定を出していて今、再稼働はできない状況になっています。
これに対して関西電力は異議申し立てをしていてこの結論があさって出るということになっているんですけどこうした中今日、福井県の西川知事が再稼働への同意を表明しました。
どうしてこのように再稼働への手続きを急ぐのでしょうか。
≫関西電力高浜原発3号機、4号機について福井県の西川知事は今日再稼働への同意を表明した。
≫地元、高浜町長などはすでに、同意を表明しておりこれで再稼働の条件となる地元同意手続きは終わったことになる。
≫ただ、高浜原発3、4号機は今再稼働してはいけない状況にある。
福井地裁はこの4月周辺住民らが再稼働の差し止めを申し立てた仮処分について運転を差し止める決定を出したのだ。
決定では安全性が確保されていないと指摘。
過去、想定を超えた地震が起きており新規制基準における想定そのものの信頼性が薄いと断じていた。
関西電力は不服とし異議を申し立て地裁は、あさって24日にその結論を出す予定だ。
裁判長は前回から変わっている。
司法は再稼働容認に転じるのか。
その判断を待たずして政府は、再稼働に向け着々と動き出していた。
先週、安倍総理は知事が求めていた立地地域の振興などについて責任を持って取り組むと表明。
更に、おととい林経産大臣は自ら福井県に赴き知事に再稼働を受け入れるよう要請した。
こうした動きに経産省内からでさえ懸念の声が。
≫司法判断より先に再稼働前提で動く理由はこういうことなのか。
関西電力は24日の司法判断次第でその日のうちにも燃料搬入に向けた審査を受ける。
翌25日には搬入を始める方針だ。
来年1月下旬に3号機の再稼働を目指すという。
なぜここまで再稼働を急ぐのか。
≫関西電力は2011年から4年連続赤字でこの収支を改善させたい狙いがある。
更に、来年4月には電力自由化が始まる。
これまでに2度の電気料金値上げを行ってきたが原発を早く再稼働し値下げをすることで競争に備えたい考えだ。
≫立野さん電力会社のですね存続がかかっている話なんだというのもわかる話なんです。
だけど命がかかってる問題なのでこの再稼働ありきの動きはなんだと思うんですよ。
≫しかも、あさってに司法判断が出ることがわかっているわけですからそれを待たずにこういった判断をするというのは司法軽視といわれて仕方ないと思いますね。
恐らく再稼働を止める判断は司法はしないだろうと判断してらっしゃるんだろうと思いますね。
もともと、福井県の知事は同意する条件として国民の理解が必要だという看板を掲げていらっしゃったと思うのですがそれは、クリアされたと判断されておられるようです。
それはなぜかというと先週、安倍首相が原子力防災会議の席でこれからは、全国で説明会をするなどして国民の理解が得られるように丁寧に説明していきますと言ったということで評価されているということらしいんですね。
ですけど、安倍首相の丁寧な説明というのがいかほどのものかというのは秘密保護法とか安保法制の経緯を見てもおのずとわかるような気がするんです。
そもそも、そういう説明の在り方と安全の問題を混同することは適切ではないと思いますしいったん事故が起きると誰の手にも負えないものであるということを我々は福島で、身をもって知ったはずだと思います。
この福井県のケースですと半径30km圏内には京都、滋賀の方々も含めまして計18万人という人々が住んでらっしゃいます。
その人たちがもし事故が起きたら逃げるための手段はどうするのか。
その道路は整備されているのかというとまだおぼつかないわけです。
そういったことも全部積み残しにしてこうやって突き進んでしまうということはやはり、多くの人々が不安に思うのは当然だと思いますね。
≫もちろん立地自治体の方々の生活がかかっているんだと。
経済面があるのだという切実な声だということは当然わかっているつもりなんですがそれを越えて今おっしゃるように広範囲の方々の命がかかってると。
万が一、何かが起きたらという問題なのでこれは、さっきのおかげさまで言いますとこれは福島でなお苦しみ続けている。
いろんな方が外に出てしまったという≫4つのニュースを続けてお伝えします。
まず世界的登山家の谷口けいさんが山で遭難し亡くなりました。
≫世界最高峰のエベレストのほかデナリやマッキンリーにも登頂。
登山界で最も権威があるピオレドール賞を女性として初めて受賞した谷口けいさん。
昨日は仲間の男性4人と北海道大雪山系の黒岳に登頂していた。
≫命綱を外した状態でバランスを崩したのか。
今朝山頂からおよそ200m下で雪に埋もれた谷口さんが見つかった。
自然と対話することができて初めてそこに座す山への一歩が踏み出せる。
登山家、谷口けいさん。
その姿は、最後まで山にあった。
≫水槽の中で泳いでいる奇妙な魚。
リュウグウノツカイだ。
体長はおよそ3m。
長細い体に頭とあごの辺りからひれが伸びている。
深海にすむとされ泳いでいる姿が見られるのは大変貴重だという。
このリュウグウノツカイは今朝、石川県七尾市沖の定置網にかかり、近くの水族館に運び込まれた。
≫しかし、このあとリュウグウノツカイは次第に衰弱し残念ながら展示されてから3時間後に死んでしまった。
水族館では標本にして明日から展示する予定だ。
≫アメリカのマクドナルドがおよそ5割の株を握る日本マクドナルドホールディングス株の売却を検討。
大手商社などに打診した。
背景にあるのは業績の不振だ。
去年の夏、中国の工場が期限切れの鶏肉を使用していたことが発覚。
今年に入っても商品への異物混入など食の安全に関わる不祥事が相次ぎ客の減少に歯止めがかからない。
採算が取れない店舗の見直しを図ったり新メニューを投入するが、今年も2期連続で赤字に終わる見通しで低迷が続く。
このためアメリカマクドナルドは日本市場をよく知る大手商社などのノウハウを使い経営を立て直す狙いがあるとみられている。
≫現在もがれきの撤去作業が続いています。
あちら、建物が傾いたままの状態です。
かなり危険な状態です。
≫発生から2日が経過した中国・広東省の土砂崩れ現場。
現在、4000人あまりが動員され330台もの重機が地面を掘り返している。
上空には地上を監視するためのバルーンも投入された。
今朝、1人が遺体で発見されたがいまだ76人が行方不明のままだ。
この兄弟の両親も行方がわかっていない。
≫今日の東京晴れてくれるのはうれしいんですが乾燥が気になりますよね。
今この時間も34%とお肌が突っ張るほど乾燥しているのがわかります。
今日は、冬至ですが昼の短さ感じられましたでしょうか。
冬至といえばゆず湯。
お湯に浸かってなんとも心地よさそうですね。
来年にちなんで2016個のゆずが入っているそうです。
一方で同じ日本ですがマリンスポーツをしています。
石垣島では28度と12月下旬にここまで気温が上がるのは史上初めてのことなんです。
今年は冬至らしくなかったですね。
気温は逆戻りしているんですが気づけは明日は今年最後の祝日です。
天気はというと沖縄から東北南部までずらっと傘マークが並んでいます。
いつから降るのか見ていきましょう。
九州は朝から雨で昼には中国・四国まで雨の範囲が広がります。
夕方には関東でも降りだし雪になるのは標高の高い山沿いだけでしょう。
夜になると、東北南部でも降り出します。
ということで明日は傘が手放せない1日となりそうです。
この先も天気がめまぐるしく変わります。
≫ここからスポーツ青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
先月20日多臓器不全のため急逝した北の湖前理事長。
今日、両国国技館で営まれた協会葬には現役力士をはじめ数多くの著名人が参列しました。
≫両国国技館に飾られた大きな遺影。
生前の多大な功績をたたえ10年ぶりに相撲協会葬が営まれた。
横綱・白鵬を始め現役力士親方衆、各界の著名人らおよそ2500人が参列。
歴史に名を残した大横綱との別れを惜しんだ。
≫日本相撲協会理事長。
八角信芳よりご挨拶申し上げます。
≫レスリングの全日本選手権。
今日は伊調馨選手が登場です。
2003年以来怪我による不戦敗を除くとオリンピック3連覇を含む184連勝。
なんと、12年間負けたことがありません。
≫女子58kg級。
今日も異次元の強さを見せた伊調馨の決勝。
赤の伊調相手のタックルをつぶすと…。
バックを取って2ポイント先制。
更に相手の背中をひねりポイントを奪う。
体調が万全ではなかったという伊調だがそのまま押し込み試合開始から1分13秒。
圧倒的な強さでフォール勝ち。
この大会でリオオリンピックの代表を決めるとともに2003年から続く連勝を186に伸ばした。
≫続いては、こちら本田圭佑選手の独占インタビューです。
今年、本田選手は日本代表では活躍を見せましたが所属するACミランでは苦しいシーズンでした。
なかなか試合に出ることができずチームを批判し問題となったことも。
中山雅史さんに思いのたけを語りました。
≫こんにちは。
よろしくお願いします。
緊張感いっぱいですね。
≫そんなですよ。
≫テレビ、見られているゴンさんファンの皆さんはゴンさんの本当の姿知らないですね。
≫これが僕の姿だと思ってるんです。
おちゃらけてどうだこうだしているっていう。
それも僕だと思います。
≫二面持ち合わせてるんですね。
いちころですよ。
≫なるほど。
≫これですよ。
じゃあ僕はそうですけど本当の本田というのは?ここに出ているだけですか?≫僕は、でもこのままですかね。
もっと熱いかもしれないですね。
僕、若干今格好つけてるので。
僕はもっと情熱的にもっとこうしたいというのを24時間レベルで僕はしゃべれます。
毎日、365日10年間、20年間こうしたいということを毎日話せます。
≫でも、それサッカーですよね。
ほぼサッカーの話ですよね。
そうなったら。
≫ビジネスが好きなのでビジネスの話もしますけど。
基本サッカービジネスなんでサッカーの話ですよね。
≫今年7月、本田はオーストリア3部リーグに所属するチームホルンを買収した。
実質的なオーナーとなりクラブ経営というサッカービジネスを展開している。
一体、なぜ現役中にこんなことを始めたのか。
≫選手はね、人生のウォーミングアップだと思っているんです。
サッカーをなんでやってきたかというと成り上がるためだけにやってきたんですよ。
≫手段だったわけですね。
≫本田圭佑というネームを成り上がらせるためにやってきたと思うんです。
で、さあ、割と成り上がったぞと。
割と成り上がったところで次、何しようかと考えたときに自分がサッカー好きだって気づいたんです。
≫今更ですか?≫サッカーという魅了にまさしくとりつかれてしまった。
この離れられないような感情になっていって何か恩返しもできるんじゃないかという意味も含めてサッカービジネスなんですよ。
ウォーミングアップという現役時代を終え本田圭佑、本領発揮といこうじゃないかというビジョンなんですよね。
≫日本代表で本田はワールドカップ予選5試合連続ゴール。
絶対的な地位を確立している。
一方で、所属するACミランでは低迷するチームでスタメンを外されベンチを温めるもどかしい日々が続く。
そんな中、チームの大敗を受けて本田が発したのは大きな物議をかもす痛烈な言葉だった。
≫そして、イタリアメディアはこの発言を大バッシング。
本田、ミランの機嫌を損ね処罰を。
本田、一体、何を言っているんだ。
≫本当に伝えたかったのはファンとメディアに対してなんですね。
ただ、どちらかというとクラブのことばかりクローズアップされましたけどファンと、メディアがやっぱり、栄光の時代に若干すがりすぎてる部分があって。
でも、現実を受け入れ切れていない部分があるんですね。
攻撃にしてもロナウドと同じドリブルができないとブーイングなんですよ。
でも現実は、残念やけど本田圭佑が10番でプレーしてるんですよ。
でも、実際はロナウドと同じドリブルができないんだといって批判をしてしまうんです。
≫元ブラジル代表でワールドカップ得点王のロナウド。
ACミランでプレーした際には調子の悪いチームを上位に引き上げていた。
ここ2年低迷するACミランの復活へ。
エースナンバー10を背負った本田にサポーターはロナウドのような活躍を期待していたのだ。
≫サンシーロ来られたことありいますか。
バラバラなんですよ。
僕にボールがくる瞬間からブーイングが始まるんですよ。
ホームですよ。
誰のために僕はプレーしているんだと思うんですよ。
僕はみんなを喜ばせたい。
勝ちたいのであれば違うことをやらないといけないんです。
ロナウドのドリブル目指しちゃだめなんです。
でも、それを捨てずにずっときてるんです。
だから、捨てろと言ったんです。
要は。
≫今を見なさいと。
≫短く言うとそういうことになるんです。
たかが選手が言ったから大きなことにはなってるんですけど。
でも、僕は自分ではたかが選手やと思ってないんで。
ばか者、よそ者しか世界を変えられないんです。
身内にいる人はそのご法度を知っていて誰も触れられないです。
そんなこと変えられるのはサッカービジネスで世界を変えようと思っているばかな日本人しかそんなご法度気にせずにお前らのしがらみは知らんわとしゃべれるやつはいないんです。
≫その後もベンチスタートが続き出場しても与えられた時間はわずか10分程度。
移籍も取りざたされた。
≫今、すごい苦しい状態じゃないですか。
≫そうですね。
試合感的なもので言ったら試合に出なければ必ず衰えるのでそういうデメリットは今抱えていますよね。
≫前日は、基本的にはフィジカルトレーニングします。
≫前日にやりますか。
≫ガンガンいきます。
だって10分とか15分しか試合出ないですもん、基本的に。
それよりも、いずれスタメンがきたときに最高のパフォーマンスを出せる調整をやっとかないと。
本田次の試合スタメンでいくぞといわれても体は十分じゃないです。
だから、いつ出てもおかしくない状態でいるということは自分を客観的に見てそう分析してます。
ただ、でも試合に出られていない現実があります。
≫もう使う気がないというところを考えなきゃいけないということですか。
≫どうなんですかね。
監督も勝ちたいでしょ。
個人的には勝ちたいと思ったら俺を出せと思ってるので。
このまま、出なくてミランが優勝、連戦連勝を続けられるようなチームで勝っていけてそれで、ずっとポジションがないと。
それはそれで受け入れて僕は、このチームから去っていくしかないと思うんですね。
ただ、現状、必ずこの本田圭佑の力が必要になるのではないかと信じてるんで。
だから、今の自分のやり方を軌道修正することなく必要とされる時期が近い将来くるんじゃないかというふうには思っています。
≫インタビューから2週間後その言葉は現実となった。
本田は昨日、3か月ぶりにスタメン復帰。
自分の力を見せつけるかのようにピッチで躍動した。
そして1点ビハインドの状況で…。
同点ゴールをアシスト。
勢いに乗ったミランは逆転勝利を収め本田は、サポーターにこぶしを突き上げた。
ミハイロビッチ監督は今日のようなプレーをすればいつでも試合でプレーできるとコメント。
本田は自らその必要性を証明した。
≫僕は人生、山あり谷ありだと思っているので。
谷は、どんだけ深くてもいいんです。
その谷の深いものを、谷も人が体験したことのないくらい谷を経験した人間にだけ高い山に登れるという哲学があるんですよ。
だから、こんな苦しいことお前ら経験したことないだろうと。
これはすごいラッキーだと。
みすみすこの時期を避けるようにしてはいけないと。
正面衝突していかないと大きな次の栄光を手にできないと思ってるんですね。
≫本田選手の言葉の熱量に圧倒されてしまう部分がありますけど私たちも困難に向かうときにぐっと強さをくれる言葉がたくさんあったなというふうに感じました。
今後どんな姿を見せてくれるのでしょうか。
≫私が、盲目のテノール歌手新垣勉さんと初めて出会ったのは今年6月、場所は沖縄でした。
これからお届けしようとしている月1回の音楽生中継。
したがって今日の楽器は何かというと新垣さんの五体そのもの。
歌ということになります。
今、私は東京・銀座にある古きたたずまいの泰明小学校の校庭にお邪魔しております。
明治11年に泰明小学校ができた。
今もなお存在しているという圧倒的な存在感であります。
東京の一角に古き過去と今が隣り合わせになっている。
そして東京全体でいえばこの時期、まばゆいばかりの光と好対照な闇も当然、存在しています。
そして、これから聴いていただく新垣さんの歌声の中にも希望と憂いが同居しているはずです。
1つお願いがあります。
皆さん、この歌の生中継の中でできれば私たちより先に旅立っていったあなたの愛しい方を思い出してください。
こんな言葉があります。
人は、思い出されている限り死ぬことはできないのです。
なぜならば思い出すということは呼び戻すということ。
新垣さん、お願いします。
≫新垣さん、今日はありがとうございます。
≫どうもありがとうございます。
すばらしい歌声を聞かせていただいたんですけどここ数日前にちょっとのどを壊されていたんですね。
≫そうですね。
ステージがちょっと多かったものですからちょっと大変でしたけど。
なんとか頑張ってここまで持ってきました。
≫どんな応急処置治療をされたんですか?ここ数日。
≫ありとあらゆる…。
≫すみません。
本当に。
≫6月に古舘さんに沖縄の海、連れて行っていただいて。
辺野古に行きました。
半年前と思えないくらいあっという間に過ぎたんです。
≫その節はお世話になりました。
本当、僕、新垣さんに出会えてうれしいのはいろんな話、伺って。
もちろん放送では全部出せませんでしたけど新垣さんのさまざまな言葉の中にここの海の工事中はいかがなものかなと思うけど私の人生のモットーは人生はいつも工事中というのがあるんですね。
やっぱり、いつも変わっていけるのかもしれないですね。
生きている限り。
頑張れば。
≫そうですね。
人間これで終わりということはないしこれで完成というのもないし。
常にいい方向目指していくということですね。
≫時折、私も放送終わって疲れて帰ったときになんか気分が落ち込んでいると新垣さんのCDで、いろんな歌をアヴェ・マリアにしても今の曲にしても聴かせていただくと気持ちがあらわれるんですよ。
≫あらま。
ありがとうございます。
≫そういうことのために生まれてきた方の使命感ははっきりしているから頑張るしかないですね。
≫歌い手冥利に尽きますね。
そう言っていただくことが一番。
≫さっきは本当に透き通るような声に聴こえたんですけど今、こうやってしゃべってらっしゃる声は若干かすれてらっしゃいますね。
≫そうですか。
≫だからお疲れが出てるのかなという気がするんですけどね。
歌のときもそうですけど今も、ちょっと薄着のままでお願いしちゃって。
≫これも今日は古舘さんにお会いできるということで仕立ててまいりました。
≫このあでやかな色。
≫振り袖の着物をですね。
2015/12/22(火) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

“新国立競技場”のデザイン決定…五輪運営費の問題は?▽苦悩の本田圭佑…ミランでのジレンマと自身のビジョン▽都心の夜景にテノールの響き

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

※放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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