こんにちは〜。
今ホサナさんが2か所の空間を指さして何かを話しているのが見えたんですけど…。
知りたいですか?お教えしますね。
実はホサナさんが銀座で歌舞伎を見て新宿でショッピングをしたという話を聞いていたんです。
フフフフ分かりましたよ善岡さん。
今日も指さしがテーマなんでしょ?ヘヘヘ分かっちゃいましたか?さすがですね。
…ってそれはさておき先週は「あの男性」や「その女性」など三人称の指さしについて学びましたね。
手話では会話しているところにいない人の事も指さしで表す事ができるんでしたよね?そうです。
よく覚えていますね。
でも指さしは実は人を表すだけではないんです。
今ここにいない人やものも表す事ができますしまた遠い場所も指さしで表す事ができるんですよ。
へえ〜それはすごい。
でも難しそうですよね。
いえいえ大丈夫です。
表現方法は先週と同じですよ。
ある空間で話題にしたい物事を表現してその位置に登録してしまうんです。
それを…。
ちなみに指さしのこのような機能を指示登録というんですよ。
なるほど。
覚えてしまえば便利そうですよね。
よしじゃあ今日も頑張るぞ!あれ?壊れたロボットみたいになる文法アレルギーは治ったの?ホサナさんから言われるとなぜかス〜ッて頭に入っちゃうんですよね。
僕の立場は…?それでは今日の勉強を始めましょう。
まずはスキットからご覧頂きます。
じゃ手話の指さしの方向そして手話を表す位置に注意してご覧下さい。
(3人)どうぞ!はい。
北海道と沖縄という地名が出てきましたがどのような位置に登録されたか分かりましたか?最初に私が表現しますのでしっかり見て下さい。
解説します。
自分を指さして「私」。
人さし指と中指でひし形を描きます。
「北海道」。
北海道の形ですね。
そして自分の目の前に日本地図を想定して右上に「北海道」を表しこの位置に登録します。
「北海道」のあとについている「a」はあとから「沖縄」が出てくるので区別するための記号です。
両手の人さし指と中指をひねりながら上下に離します。
「沖縄」。
先ほどと同じく日本地図を想定して「沖縄」のある左下で表現します。
そしてこの位置に登録します。
「沖縄」のあとについている「b」は先ほどと同じく「北海道」と「沖縄」を区別するための記号です。
「北海道」を登録した右上を指します。
ここを指す事で「北海道」の意味になります。
「沖縄」は…?そうですね。
左下を指します。
この指さしで「沖縄」の意味になります。
下向きの人さし指を前方に動かします。
「行く」。
両手を閉じながら下ろします。
「終わる」。
文末には「行ったのは私」という意味の指さしです。
なるほど。
上下でも左右でもどこの空間でも自由に使って表現できるんですね。
そうなんです。
そのとおりです。
目で見て分かりやすいですね。
手話って本当に視覚的な言葉なんですね。
そうでしょう?そうなんです。
うれしいな〜。
では今日のキーフレーズを表現してみましょう。
どうぞ。
バッチリです。
日本地図がちゃんとあるように表現されていて分かりやすかったですよ。
ではテレビの前の皆さんも一緒に練習しましょう。
うまくできましたか?地名に関する表現をご紹介します。
指先をこのように曲げ口の前で左右に動かして「渋い」。
両手を左右から谷の形に下げて「谷」。
続けて「渋谷」。
指を開いた両手を上下に重ね上の手を手前に引きます。
「札幌」。
人さし指と中指をそろえて頬を2回なでます。
「横浜」。
親指と人さし指を丸め指先を額に向けてこのように動かします。
「神戸」。
こんにちは。
那須さん視聴者の方からまたメールを頂きました。
今回は飲食店でアルバイトをしている方から「接客で使える手話を教えてほしい」という事なんですが…。
なるほど。
うれしいですね。
たくさんのメールありがとうございます。
では今日はこちらをご紹介しましょう。
まず…もう一つ表現があります。
口の動きもつけて下さいね。
そしてお客様がお店に入ってきたら次に何と言いますか?「いくつ」ではなく「何名さま」と口の動きをつけます。
あ〜なるほど。
そして必ず聞く質問がありますね。
そんなふうに表現するんですね。
そして席に着いたらそのあとは…もしメニューが実際ある場合にはメニューを渡すのもいいですね。
そして…そうですね。
それから…なるほど。
じゃあ食事が終わりました。
はいそしたらお会計ですよね。
その時によく使われるのが…そして最後に…今日も勉強になりました。
ありがとうございました。
あっ三宅さん本日の講義のお会計は1万円になります。
えっ!?領収書はご入り用ですか?あっ領収書くれるんだ?もちろん。
それはありがとうございます。
引き続き指示登録と指さしについて学びます。
今日のスキットをもう一度ご覧頂きます。
先ほどのキーフレーズ「僕は北海道と沖縄に行ったよ」。
登録した「北海道」と「沖縄」がどのように使われているのかもう一度ご覧下さい。
どうぞ。
それでは今日2つ目のキーフレーズを見てみましょう。
どうぞ。
私が表現しますのでしっかり見て下さい。
解説します。
先ほどの会話で「北海道」を登録した右上を指さします。
この指さしが「北海道」という意味になります。
両手の人さし指をこのように曲げ同時に前方に動かします。
「スキー」。
これはスキーをしている板の形ですね。
両手を閉じながら下ろします。
「終わる」。
「スキー」と「終わる」を続けて「スキーをした」という意味になります。
スキーをしたのは北海道ですね。
ですから表現する場所も右上辺りになります。
「北海道でスキーをした」。
次は先ほどの会話で「沖縄」を登録した左下を指します。
この指さしが「沖縄」という意味になります。
手のひらを下に向け反対側の手をこのように動かします。
「ダイビング」。
両手を閉じながら下ろします。
「終わる」。
先ほどと同じように「ダイビング」と「終わる」これを続けて「ダイビングをした」という意味になります。
ダイビングをしたのはこちらではなくそう沖縄でしたね。
ですから左下の方で表現します。
「沖縄でダイビングをした」。
ではキーフレーズを表現してみて下さい。
はい。
よかったですよ。
ちゃんと登録した位置を区別して表現していましたね。
よかったです。
ではテレビの前の皆さんも一緒に練習しましょう。
「北海道ではスキーをして沖縄ではダイビングをしたんだ」。
うまくできましたか?国名に関する表現をご紹介します。
指を開いた手を揺らしながらこのように動かします。
「アメリカ」。
人さし指と中指のこちら側を顎にあててこのように動かします。
「イギリス」。
親指を胸にあて弧を描いて下げます。
「フランス」。
親指と人さし指の指先を合わせ胸の前でこのように動かします。
「中国」。
指先を伸ばした手をこめかみの横でこのように動かします。
「韓国」。
上手にできましたか?
(2人)「表現力アップ!」。
ほら紹介やっちゃって〜。
このコーナーでは善岡さんとのやり取りを通して手話の表現力を更に磨いていきたいと思います。
そうそれ!よ〜しそれじゃあ今日は…。
難しすぎるぜこれ。
はい?えっ今日はこの地図を使って練習しましょう。
三宅さんは…。
あっこれ僕なんだ。
これです。
三宅さんは今病院にいるという設定です。
かわいそうですね。
まっそれはさておき今から駅に行きます。
駅への行き方はコンビニの方を通って駅に…。
どうやって手話で表現するのかやってもらいます。
あ〜なるほど。
僕ですよね?まず病院を出て歩いて突き当たりにコンビニがあります。
そのコンビニを右に曲がって曲がった左手に駅があります。
大丈夫ですか?そういいですね。
わざわざこうやって向きを変えて左というふうにして分かりやすかったですね。
今の三宅さんの表現でもよ〜く分かります。
表現にはいろいろな方法があるので私の表現もお見せしますね。
私の場合は三宅さんになったつもりでやってみますね。
病院を出てから歩きます。
右手に見える銀行を通り過ぎ道の突き当たりまで進みます。
左側にコンビニがありますが右に曲がって歩いていきます。
そうすると駅が左手の方に見えます。
こんな表現です。
さまざまな表現が人によってありますのでいろいろやってみるといいですよ。
はい。
先週に引き続き手話漫才コンビぷ〜&み〜のコントをご覧頂きます。
手話表現難しい。
手話表現パワーアップ!違う違う。
アップアップアップ…。
違う!アップ!大事よな。
難しいな〜。
何よ?何?あっあっこの間先週NHKのカメラがあるあそこ。
えっ何?うん。
あ〜。
あ〜。
OKOK。
あっあっあっうんうん。
こらこら!失礼だから駄目。
こう。
聞こえる人はバンは失礼。
駄目駄目駄目。
遠慮して…。
友達。
聞こえない人は特に…。
あ〜指さしあるけどな。
「ちょっと失礼だ。
怒るから代わりに…」。
そうそう。
大事大事…。
誰?何?「誰?」あっ失礼…あ〜。
でもどうする?方法。
「誰?」。
隠れて…。
あっ「誰?」。
あっ「誰?」。
学校。
「学校」…。
昔手話にあったな。
学校あったな。
あっ表情大事だな。
「誰誰?」。
こっちか。
「誰?」。
ここら辺?あ〜。
例えば例えば…。
あっOKだ。
へえ〜。
へえ〜そうなんだ。
覚えて下さいね。
そうなんだ。
そうそうそう自分の友達でおのさん知っとる?そうそうそう…。
きれい。
去年な結婚したの。
そうそう。
この間偶然パッと会ったらな妊娠しとったんよ。
おめでたいやない。
妊娠しとった。
多分。
違うんやろか。
「あっもし間違えとったらいけんから」。
どうする?あっほなな見えん方法って何かあるの?あっあっ分かった。
こうだ。
見えないあ〜見えないな。
太ってるから…あっこの下?あっそうじゃ…ほんならあると。
「妊娠しとん」って言うたら…。
とりあえず内緒話できるな。
え〜そうなんだ。
こうか。
へえ〜。
あんたはこう?ちょちょ…。
デブだけか?いや〜本当に面白いお二人でしたね。
何でもギャグにされちゃうから困っちゃいますよあの人たち。
「PT3」。
そうですね。
その指さし。
ぷ〜さんみ〜さんありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
また来週。
(3人)さよなら〜。
2015/12/22(火) 10:25〜10:50
NHKEテレ1大阪
NHKみんなの手話 第12課「指示登録と指さし」[字]
ろう者が使う手話を学ぶ、初心者向の番組です。講師の善岡修さんとナビゲーターの三宅健さんと一緒に、楽しく手話を学びましょう。第12課のテーマは「指示登録」です。
詳細情報
番組内容
第12課は「指示登録と指さし」です。手話では、特定の空間に名詞Aを表現すると、以後その空間に新たな名詞が登録されない限り、その空間を指さすことで名詞Aを表すことができます。この機能を「指示登録」といいます。「手話おもしろゼミナール」では接客時に使える手話を紹介します。「デフぴーぷる」では、前回に引き続き、ろう者と聞こえる人の漫才コンビ「ぷー&みー」のコントをご覧いただきます。
出演者
【講師】善岡修,【出演】三宅健,那須善子,ホサナ,ぷー&みー,【語り】佐田明,大野エリ
ジャンル :
福祉 – 手話
趣味/教育 – 会話・語学
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:31812(0x7C44)