の乗れ…乗れますん…。
えっなに?乗れないの?えっの乗れ…乗れますん…。
えっなに?よく聞こえないよ。
自転車乗れますんん…。
えっなになになに?だから自転車乗れま…ん!からっからのカラハリ砂漠。
こんな所に水はないよね。
今日はこのかんそうした砂漠の空気から水を取り出す大実験。
…ってできるの?だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
あれ?コップの周りに水がついてる。
この水どこから来たの?もう一度見せて。
水が現れた!あれ?氷がないと水は現れない。
氷がない水は…22℃。
部屋の温度と同じだ。
氷水は2℃。
コップが冷たいと水が出てくるみたいだ。
寒い日の暖かい部屋。
窓ガラスに水がつくことがあるね。
暖かい部屋の空気が窓ガラスに冷やされると水が出てくる。
空気が冷やされると空気にふくまれていた水分が出てくるんだ。
かんそうした砂漠の空気でも冷やせば水が出てくるんじゃない?砂漠の空気の温度は…?20℃。
夜になると…0℃。
昼と夜でこんなに温度がちがう。
昼間の空気を集めて夜まで待てば水が出るかもね!?午後1時一日のうちでいちばん熱い空気を集める。
温度は20℃。
じょうぶなふくろに空気を入れてもれないように輪ゴムでしっかりせんをする。
およそ250リットルの空気が入った。
ふくろはワイヤーにつり下げる。
1時間かかって全部で100個のふくろをつるした。
あとは温度が下がるのをずっと待つ。
水は取れるのか?やっと温度が下がってきたか…。
ふくろはほとんど変化なし。
だいぶ寒くなった。
水は出てきたかな?まだ水は出てきてない。
実験開始から13時間。
温度は20℃も下がった。
水は…。
まだ出ていないか。
ん!?このキラキラしてるの…水だ!少しだけど水が出てきた。
5時氷点下だ!あっ白くなってる!この白いの…水だ!1℃下がっただけでこんなに水が出てきた。
あれ?ちょっと待って!水がついてるのはふくろの内側じゃなくて外側だよね。
昼の空気が入っているのはふくろの中…。
この外側の水は何だ?ふくろの中より外にはたくさんの空気がある。
周りの空気から出た水がたくさんついたのか…。
昼間の空気はふくろの中。
外をふいて中を見せて!あれ?白くない?内側が白くなってる。
これは水だ!ほかのふくろは?ここにもあった!でもまだまだ少ないな。
空が明るくなってきた。
温度は23℃も下がったんだ。
水がたくさん!こおってるのもある。
温度が下がると出てくる水の量は増えるみたいだね!太陽がのぼると気温が上がる。
急いで水を集めよう!中の水がもれないようにしんちょうに空気をぬく。
外側の水をふき取る。
ふくろの中の水を1か所に集める。
しんちょうにしんちょうに…。
出てきた!だけど…これだけ?ふくろは100個ある!気温が上がり始めた。
急げ急げ!1時間以上かかって全てのふくろから回収完了。
砂漠の空気およそ2万5,000リットルから1日がかりで採集できた水は…およそ1ミリリットルでした。
ご苦労さま。
今回の実験で砂漠のかんそうした空気にも水分がふくまれていることがわかった。
そして十分に空気の温度が低くなればかんそうした空気から水が取り出せることもわかった。
だからやってみなくちゃわからない。
「大科学実験」で。
2015/12/22(火) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
大科学実験「砂漠でシャワー!」[字]
大スケールの実験をスタイリッシュな映像で描く科学教育番組“大科学実験”。今回は昼の乾燥した砂漠の空気を袋に集め、夜まで放置して冷やし、水を取り出すことに挑戦!
詳細情報
番組内容
今回の大実験の舞台は南アフリカのカラハリ砂漠。空気中には水が水蒸気となって存在する。水蒸気を含む空気の温度が下がると、結露して水滴になる。結露する温度は空気中に存在する水蒸気の量によって変わる。夜冷え込む冬の砂漠で、昼に100個の袋に集めた乾燥した砂漠の空気25000リットルを冷やしたら、水を取り出すことができるだろうか? やってみなくちゃわからない! 【ナレーション】細野晴臣
出演者
【語り】細野晴臣
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:31808(0x7C40)