中国から警察官を装うにせ電話をかけ、女性からキャッシュカードを騙し取ろうとした男に、大阪地裁は懲役２年８ヵ月の実刑判決を下しました。
神戸市長田区の無職・安田力被告は、中国から広島県内の女性に警察官を装って電話をかけ、「銀行口座が凍結された」などと嘘をつき、女性から３枚のキャッシュカードを騙し取ろうとした罪などに問われていました。
大阪地裁は、「巧妙な犯行手段は悪質」と非難し、安田被告に懲役２年８ヵ月の実刑を言い渡しました。
この事件では大阪府警が劇場型詐欺を捜査する過程で、いわゆる「架け子」が中国に拠点を置いていることや、中国の捜査当局が詐欺グループの数人を拘束していることなどが判明したことから日中双方が協力しながら詐欺グループの摘発と全容解明にあたっています。
巨大地震による被害で中小企業が廃業などに追い込まれないよう普段から準備しておく、いわゆるＢＣＰ訓練が和歌山県串本町で行われました。
串本町が水産庁のモデル地域に選ばれたことで全国初のＢＣＰ訓練が実施されることになり漁業関係者らが参加しました。
ＢＣＰとは、企業が自然災害など緊急事態に遭遇した場合、早期復旧を可能とする手段などを普段から取り決めておく計画のことです。
南海トラフ巨大地震では最大１８メートルの津波が襲ってくるといわれていて参加者らは真剣な表情で取り組んでいました。
兵庫県尼崎市を拠点に覚醒剤などを密売していた男女８人が逮捕・送検されていたことがわかりました。
覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕・送検された増田勝巳容疑者らは今年８月、尼崎市内のホテルで覚醒剤およそ１キロを譲り受けた疑いがもたれています。
警察によりますと増田容疑者が率いる密売グループは仕入れの際、自ら注射して薬物の効き目を見極める「ソムリエ役」を同行させたり人目を避けるため、自転車を使って客に薬物を配達していたということで少なくとも５億３０００万円を売り上げたとみられています。
グループは数ヵ月ごとに密売の拠点を変えていたとみられていて警察が組織の実態解明を進めています。
2015/12/22(火) 00:17〜00:24
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