当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫夜のニュースをお伝えします。
早速ですが今日のレギュラーのコメンテーターです。
憲法学者、おなじみの木村草太先生です。
どうぞよろしくお願いします。
お伝えしますのは中国の広東省のシンセン。
香港と隣同士に位置しておりますがシンセンといいますと中国の改革開放の始まった場所ともいえると思うんですがそのシンセンの工業団地がある。
その一部、工業団地がおびただしい土砂にのまれてしまった。
そして、現在も85人の方が行方不明だということなんですがうず高く積まれて、積まれて積まれていた建設残土の土砂が地滑りを起こしているんですが。
しかし、この映像を昼間のニュース以降でご覧になった方はお感じになった方多いと思うんですけどビル自体がドンと陥没したように見えてとても土砂崩れにのまれたというふうに見えないという方多いと思うんですね。
専門家の方にその辺りをよくよく聞いてみるとやはり、地滑りが起きていて建物の1階部分はものすごい勢いの土砂がどーんと1階を貫通するような形で通っているので2階から上の階は下に陥没したように見えているんじゃないかということです。
≫山が海の波のように。
目撃者は崩れる土砂のすさまじさをこう表現した。
中国の広東省シンセンで発生した土砂崩れ。
付近の工場や民家などが埋まるなどし今も85人と連絡が取れていない。
≫轟音とともに赤茶色をした大量の土砂が山から迫り辺りでは砂煙が舞う。
かなりの高さまで立ち上った土砂がその勢いを物語る。
≫ビルは一瞬のうちに崩れ落ちた。
現地昨日の午前11時40分ごろ香港に接する広東省シンセンの恒泰裕工業園で大規模な土砂崩れが発生した。
≫こちらですねもうすさまじい状況になっています。
残土置き場は山の中腹あの辺りにあったとみられそこから流れ出た土砂はすさまじい勢いでかなり激しい勢いで流れてきたとみられます。
周辺の建物は跡形もなく押しつぶされてしまっています。
≫地元メディアによると土砂崩れの範囲は東京ドーム8個分の広さほどの38万平方メートル以上。
工場やビルなど、33棟の建物が土砂に埋まったり倒壊するなどした。
これまでに7人が救出されたが依然85人が行方不明だという。
付近でガス管が爆発したとの情報もある。
≫こちらの男性は押し寄せる土砂の中倒れていたおばあさんを抱え上げ必死に逃げたという。
≫土砂崩れといえば大雨を想像する方も多いと思うが現場ではここ数日まとまった雨が降っていない。
なぜ、そのような状況で土砂崩れが発生したのか。
その原因をひも解く画像がある。
これは、8年前現地を撮影した衛星写真だ。
中腹辺りに白く見える部分。
実は、当時ここに採石場があった。
ごつごつとした岩も見える。
おととし撮影された写真には水たまりが確認できる。
そしてこれは今年、撮影されたもの。
採石場の形跡はなくなり一面が赤茶色で埋め尽くされているのがわかる。
地元メディアによるとシンセンは、いまだに地下鉄などの公共事業ラッシュ状態で処理が追いついていなかった残土が地元政府の許可のもとこの採石場に運び込まれるようになったという。
問題は、ここからだ。
この山への搬入が許されたのは今年2月まで。
しかし、この期限を過ぎても毎日、かなりの台数のトラックが土砂を運び続けていたという。
≫映像を見た専門家はこう指摘する。
≫住民たちは当局に何度も通報したが対策はとられてこなかったという。
いつどうなっても不思議はない。
危機感を募らせていた地域住民のうちおよそ900人が土砂崩れ前に逃げて無事だった。
中国国土資源省は早々に人災によるものだと断定。
現場を管理する地元政府の責任にし中央政府への批判の矛先を避ける狙いがあったのか。
そもそもシンセンは小さな漁村に過ぎなかったが中国の改革開放の流れでいち早く経済特区に指定され今では、1000万人を超える大都市となった。
中国経済が減速する中にあってもIT産業が牽引する形で建設ラッシュが続いていた。
安全管理はここでも見落とされていたのか。
土砂崩れ後、現場では小雨が続いている。
所々で立てられた赤い旗は生命反応がある場所だ。
冷え込む中、消防隊員が手探りで捜索をしている。
≫救出を急がなくてはいけない状況にあるわけですが中継です。
現場付近に前田輔記者がいますがちょっと画像が…。
電波状況が非常によくないので画像が乱れる可能性があります。
申し訳ありません。
音声はしっかりと届いているということです。
前田さんそちらから状況を伝えてくださいお願いします。
≫こちら、当局の規制の外にいるんですが住民の方の許可をいただいてマンションの敷地内からお届けしています。
災害の現場はこちらから150mほど先の場所にあります。
十数台の重機、100人以上の救助隊が救出活動を行っている様子がこちらから確認できます。
私たちが到着したのは今から5時間ほど前だったんですがそのときにはまだ数台の重機しか現場には到着していませんでした。
作業はしていませんでした。
といいますのも、現場周辺はかなり水分を含んだ土砂が大量に流れ込んでいたということでなかなか重機が入れない状況が続いたといった情報もありました。
そして、実際にこちら現場から規制の外に運び出された土を持ってきました。
実際、触ってみますと水分を含んでいるんですけどもこうやってポロポロと崩れていくんですね。
こういった、もろい土砂が現場から流れて建物を押し倒していったそういったことが考えられます。
今回、この周辺の住民の方からお話を聞きますと、人災だと憤りの声がありました。
そういいますのもつい最近まで何台もトラックが土砂を運び込んでいたという状況だったそうなんですね。
また、明日以降は雨といった予報も出ています。
二次災害が起きる可能性が高まりますから懸命の救出活動が夜通しで行われるものとみられます。
≫わかりました。
前田記者が伝えました。
一部、画像が乱れました。
申し訳ありませんでした。
木村さん、考えてみますと中国は大変な急成長というか工業化、そのひずみがどうしても天津の大爆発とかそれから、北京を中心とした大気汚染とかこういうことにもつながっているような気もしちゃいましたね。
≫最初にニュースを聞いたときは今回のように中国の開発スピードが早すぎて法規制が追いついていないのかなと思ったんですけど今のVTRを見ると地元政府にも許可にも違反をした状態で進んでいたということで。
一応、法はあるんだけれどもそれが十分実現できていなかったということで法の支配を実現することが非常に難しいということを感じましたね。
法律というのはやはり細かいことが決められていてビジネスをやっている現場ではやはりそれを守っていられないとか正直うっとおしい守っていたら利益が上がらないということはあると思うんですけどもしかし法律というのは過去に起こった問題のリスクという側面がありますからそういう規制があるということは過去に問題が生じているということなんですね。
ですから、万が一事故が起こったら人命が危ういという危険があっても目の前の利益を優先する。
その中で、リスクが軽視されがちだということになるのでわざわざ法律が禁止しているということだと思います。
日本も高度経済成長期には公害のような形でこうした不幸な事故がたくさん起きましたけれどもやはりそのときにもなんらかの法令違反が見つかるということはあとから検証してみると多かったわけですね。
不幸な人災を起こさないためにも法の支配の大切さというものを法令順守の大切さというものをもう一度考える必要があると思いました。
≫ともすると、おっしゃるように目先のことに目がいきがちで、人間は欲望に走ってしまうんだけれどもだから法律は面倒になるんだけれども法律というのは過去からのメッセージだと捉える部分があるってことですね。
次、ニュースいきましょうか。
≫昨日未明のことですけれども名古屋市の路上で車を運転していた男性が突然、集団に襲われて死亡した事件です。
その様子を捉えていた映像から男たちは、ペルシャ語を話していたということがわかっていますけれど番組が独自で調べたところ更に詳しくわかってきたことがあります。
≫ペルシャ語で叫ぶ襲撃犯たち。
そして、不自然に並んだ3台の車。
挟まれた車の男性が襲われた。
≫名古屋市中川区の幹線道路で昨日午前1時半ごろ走行中の車を2台の車が強引に止め降りてきた5〜6人の男が運転していた男性を刃物で襲った。
≫現場は名古屋駅からおよそ2km名古屋高速の高架下を通る片側3車線の道路で車の通りが多い場所です。
ちょうど車3台が止まっていたあの辺りには車が激突した跡と思われる傷が中央分離帯に残されています。
更に、その周辺には被害者のものと思われる血痕が複数箇所、現在も確認できます。
≫襲われたあと、男性は茂みに何かを投げたように見える。
その後、自力で道を渡り近くのコンビニエンスストアに助けを求めた。
病院に運ばれたがおよそ6時間後出血性ショックで死亡した。
襲撃犯が逃げてからおよそ4分後。
逃走したのとよく似た車が戻ってきた。
車から降りた1人が被害男性の車に駆け寄り車内を物色しているように見える。
わざわざ現場に戻らなければならないほど重要なものがあったのか。
襲われた男性が投げたものが狙いだったのか。
それはわかっていない。
車は、パトカーのサイレンが近づく中、逃走した。
襲われた男性は30代とみられる外国人というほかは何もわかっていない。
襲撃に使われた車は盗難車ではなくナンバーもついていた。
ペルシャ語を使う国には主にイランやタジキスタンなどがある。
警察の捜査にも協力している愛知県在住のイラン人に映像を見てもらった。
≫警察白書によるとバブル経済期に多くの外国人が来日したがその後のバブル崩壊で仕事が減ったイラン人労働者の一部が不良化。
変造テレホンカードの密売が代々木や上野で横行し次第により利益が上がる薬物密売へと変わっていったという。
愛知県でもイラン人による薬物の密売が20年ほど前から続き今月も販売目的で覚せい剤などを所持していたとしてイラン人が逮捕されている。
≫仲間割れで痛めつけるということは結構あるんですか?≫これは、グループ間の抗争だったのかもしれませんがだからといってともすると、外国の方で日本で働いてまじめにやっている方に対する偏見が生まれたりもしますのでその辺は本当にゆめゆめそうならないように自重しなきゃいけないなと同時に感じます。
小川さん、次のニュースお願いします。
≫血液製剤の製造で40年以上にわたって不正を行ってきたということがわかっている医薬品メーカーの化血研ですけれども今度は、極めて毒性の強いボツリヌス毒素を無届けで運んでいたということがわかりました。
≫自然界で最強といわれるボツリヌス毒素。
その運搬をめぐり医薬品メーカー化血研に今日、厚労省が立ち入り検査に入った。
ボツリヌス毒素はその毒性の強さから0.1mg以上を運搬する際には都道府県の公安委員会に届け出る義務がある。
しかし化血研は2007年に3回今年10月に1回の合計4回この届け出をしていなかったというのだ。
そもそも、ボツリヌス毒素は土の中など自然界に広く存在するボツリヌス菌が増殖する際に生まれる毒素。
≫過去にはオウム真理教が生物兵器としての使用を試みている。
一方、神経に作用することが逆に活用され最近では、美容整形のしわ取りにも利用されている。
化血研は、ボツリヌス毒素をなんのために運搬しようとしていたのか。
そして、何に使用していたのか。
その理由は危機管理上の観点から明かすことはできないとしている。
ただいえるのは、化血研はボツリヌス毒素による食中毒の治療薬を製造する国内唯一のメーカーだということ。
そして、その治療薬の原材料にはボツリヌス毒素が使用されているということだ。
血液製剤の製造で40年以上にわたり組織ぐるみの不正を行ってきたことが今月、明らかになったばかりの化血研。
ボツリヌス毒素は1gあたりの致死量がおよそ100万人分ともいわれている。
今回の無届けについて、化血研は運搬を担当する部署の確認ミスが原因だとしている。
≫化血研というのはあまり競争にさらされていないので何か、おごりという名の毒が回っているんじゃないかとつい思っちゃいます。
いろんなことが起きてますので。
これも怖いですよね木村さん。
≫ボツリヌス菌の名前は子どもが生まれたときに赤ちゃんに食べさせてはいけない食品を調べていてそれで初めて知ったんですけれどもこの菌は自然界にもあって蜂蜜の中なんかに混じることがあって。
それでまだ、耐性が非常に低い赤ちゃんには蜂蜜を避けなくちゃいけない。
≫大人用には多少入っていてもいいらしいけど子どもには絶対ボツリヌス菌入りの薬効はそれはだめというやつですね。
≫それが出す毒素がきちんと管理されていなかったということで驚いています。
実害がなかったとしてもリスクがありますのでわざわざ、法律で手続きが定められているわけですからしっかりと法令順守をしていただかないといけないと思います。
やはり手続きの不備が判明した段階できちんと報告を公表したという点はもちろん評価されるべきだとは思いますね。
どんなに気をつけていてもミスを犯すことはあるでしょうし仮にわざとだったとしても何かをきっかけに反省をするということが重要だと思います。
問題を隠ぺいせずに今後の対応を改善しようというふうな真摯な姿勢につながっていってほしいと思います。
≫私も100兆なんて簡単に言葉では言ってしまいますけどいいのかなと思うんですよね。
これは、補正が3.3兆でしょう。
そして来年度ですけど本予算が96.7兆。
ちょうど合わせると100兆円ということになるわけですよね。
そのうちの3分の1弱は大事な大事な我々の社会保障費ということがいえますけどそれ以外のことで考えるとどうでしょう例えば、税収の上振れがあった。
いいことですよね。
上振れがあれば、それは赤字財政の財政をよくするための借金返しに回すのかというところがあるんですけどそうじゃないんですよね。
そこが問題だと思うんです。
でも、ニュースのタッチ新聞も含めて来年度予算の赤字新規の国債の発行額はこれは、非常に低いという言い方をするんですけどそれでも34兆円台ですから借金は借金なんですよね。
あ、こっちか…。
≫来年度の予算に何を盛り込むのか。
財務大臣と各大臣との最終調整が始まった。
折衝を終えた各大臣は一様に満足げ。
≫省庁の要求に満額回答が並んだ予算編成。
総額は過去最大規模となり96兆7000億円を上回る見込みだ。
公共事業費は4年連続で増加しおよそ6兆円になるという。
確かに、税収は増え来年度は、57.6兆円でバブル期以来25年ぶりの高水準だ。
増えた分は使ってしまえということなのか。
予算案からは来年の参議院選挙への配慮が見え隠れする。
2年に一度改定される診療報酬。
医師の人件費などと薬の価格などに充てるものだ。
もともと、財務省はこの双方を引き下げる方針だった。
ところが今月8日自民党の有力支持団体の日本医師会の会長が総理と面会。
結局、診療報酬全体はマイナスとなったが医師の取り分である人件費はプラスとなった。
≫農道などのインフラ整備や農地の集積を行うための土地改良事業。
こちらも230億円増額のおよそ3820億円となる。
今年度の補正予算案でもTPP対策を理由に990億円計上されたばかりだ。
政府は農業強化と説明する。
しかしウルグアイ・ラウンド対策といいつつ多くを箱物などの公共事業に費やし批判にさらされたかつての二の舞にならないのか。
来年、集団的自衛権の行使などを認めた安全保障法制が施行される。
防衛費は初めて5兆円を超える見通しだ。
離島防衛のための新型輸送機オスプレイ4機や東シナ海などの警戒監視活動にあたる対潜哨戒ヘリ17機の調達などに充てられる。
この17機は長期契約で支払いは来年度以降も続く。
来年度の予算案は24日に閣議決定される。
税収増を背景に新規の国債発行額は34兆円台で4年連続の減少となる。
しかし借金がまた増えることは変わらない。
国の借金は現在1000兆円を超えている。
≫来年度、実質的に使われるのは所得の低いお年寄りに3万円給付などの今年度補正予算案と合わせおよそ100兆円に上る。
≫いいんですかね、木村さんこういう状況で。
≫私が大学に入ったころは国の借金が500兆円といわれていたんですけどそれから14〜15年で1000兆円まできているわけですね。
やはり財政の問題というのは確かに国が借金をしたからって個人が借金をするのとはちょっと違うんですけれども。
ただ、どこまで借金を重ねていくとハイパーインフレが起きたり金利の異常な高騰が起きたりするかというのはなかなか予測ができないわけですからこれまで大丈夫だったとしても突然、何かが起きるということがあるわけですよね。
ですから、できるだけ慎重にならなくてはいけないそういう局面にきているはずだと思うので。
やはり財政赤字の問題は真剣に考えないといけないと思いますね。
≫補正だって正しく補うと書いて補正なんだから使い方の問題だと思うんです。
もちろん低年金の方に3万円ずつ渡すと。
1回こっきりでいいのという問題もありますし。
低年金の方でも資産を持っている方預貯金を持っていらっしゃる方たくさんいらっしゃいますからやっぱり、所得が少ない人に対するフォローになっていないんじゃないかという意見もありますしもうちょっと違うやり方があるはずなんですね。
≫お金を渡した相手が安心して使えるためには1回こっきりではなくて安定してきちんとした給付がもらえるという安心感がないと≫これは昔の東芝のマークですよね。
僕なんか、今、61歳ですから自分の小さいときはちょうど高度経済成長期で友達の家に遊びに行ったとしても部屋の周り、見渡してみて家電製品、電化製品こういうマークが小さく入っているものが多くあるとそれは豊かさの象徴なんていう時代に育っているわけですが。
それには、今考えるともとがあってアメリカのGEですね。
その当時、家電といえばGEだったんですがGEも時代とともに、大きく会社の業態が変わりました。
そして、日本の家電もふと気がつけば韓国、中国果てはアフリカのアフリカは人件費が安いですからアフリカの家電。
こういうところの勢いに押されているという現状の中で…。
≫扇風機に冷蔵庫掃除機に炊飯器などあらゆる家電で国産初を生み出してきた東芝。
くしくも、今日、発表されたのはその家電事業を中心としたリストラ策だった。
≫テレビでは海外の工場を売却し自社生産から撤退する。
冷蔵庫などの白物家電とパソコンについては他社と統合するなど再編も視野に入れる。
対象となる事業の従業員は4万4000人。
東芝は、一連のリストラで国内外合わせて1万600人の削減に踏み切る。
退職金などの費用が膨らむことから今年度は過去最大の5500億円の最終赤字になる見通しだという。
≫およそ2500人が働くテレビやパソコンなどの開発拠点である青梅事業所も閉鎖して売却されることになりました。
≫なぜ、こんなことになってしまったのか。
今年発覚した不正会計問題。
過去7年間にわたり不振のテレビやパソコン事業などで2000億円を超える利益をかさ上げ。
不採算部門の構造改革が遅れたとの指摘もある。
≫今後テレビやパソコンを縮小し白物家電も手放す可能性さえある東芝が一体何で稼ぐつもりなのか。
東芝の事業別の収益では医療機器以外全ての部門が赤字となっているが当面の財務体質改善のため成長が期待される医療機器部門を売却する。
今後は原発や半導体部門に経営資源を集中していく方針を示している。
しかし、原子力子会社のウエスチングハウスが多額の損出を計上するなど原発事業の先行きは見通せない。
≫ちょっと前の雑誌の「AERA」に僕の好きなコラムで経済評論家の方が書いていたんですが日本の家電について。
いまや、気がついたら工業製品大量生産のいわゆる汎用品といわれるものは売れなくなってきているんだと。
そういうものはあるので豊かになったのでやっぱり手作りの何物にも代えがたい融通が利かなくても手作りの自分だけが持っていそうなものそういうものを嗜好するのでだいぶ、そういうところでもありますね大量生産していないような。
だから、そういうものの志向があるときにきついんだから、日本の企業も変わっていかなきゃいけないと。
≫成功体験があるからこその難しさというのもあるでしょうし時代に合わせてというのが難しかったんでしょうね。
≫4つ、ニュースを続けてお伝えします。
まず、FIFAのツートップがレッドカードで退場です。
≫一連の汚職事件で揺れるFIFA・国際サッカー連盟が1つの結論を出した。
ブラッター会長とプラティニ副会長に対しサッカーに関するあらゆる活動を8年間、禁止する処分を発表したのだ。
これは2011年、ブラッター会長がプラティニ副会長に対しおよそ2億4000万円を不正に渡したとするもの。
≫ブラッター会長は、支払いは倫理規定に抵触していないとしてスポーツ仲裁裁判所に提訴する意向を表明。
来年2月に辞任するブラッター会長に代わりプラティニ副会長は会長選へ出馬する意向を表明していたがこの処分により事実上、不可能となった。
≫福島第1原発の事故で放射性物質に汚染された森林のうち国は住民の生活圏から離れたエリアについては除染しない方針を固めた。
有識者会議では、国の調査で人が日常的に入らない森林から住居などに影響を与えるような放射性物質の飛散が確認されていないことなどが挙げられた。
森林内の落ち葉を除去しても空間線量は下がらずかえって土壌が流出する恐れがあるなどとして除染を行わないという。
一方、住民の生活圏から20mの範囲と日常的に人が立ち入る森林についてはこれまでどおり、必要な除染を進める方針だ。
≫カフェインを多く含む飲料を頻繁に飲んでいた男性がカフェイン中毒で去年死亡していたことがわかった。
死亡した九州の20代の男性は24時間営業の店舗で深夜勤務を担当。
仕事中、眠気を覚ますためカフェインを多く含む清涼飲料水を長期にわたって飲み続けていたとみられ胃の中からはカフェイン錠剤とみられる破片も見つかっている。
男性に持病などはなく体内から死亡に至るほどの高濃度のカフェインが検出されたことからカフェインによる中毒死と判断された。
厚労省によると過去10年間の報告でカフェイン中毒による死亡例はないという。
≫心は女性である性同一性障害の職員は戸籍上の性別が男性である限り女性トイレの使用を制限される。
経済産業省のこうした対応で差別を受けたとして性同一性障害の職員が国に損害賠償などを求めた裁判。
第1回口頭弁論で、職員は全く理解できず差別を助長していて重大な人権侵害だと訴えた。
当時の男性上司から女性トイレを使いたければ人事異動のたびに職場で障害を公表し戸籍上は男性だとカミングアウトするように言われたという。
≫こういうニュースに触れると自分は理解があるような自分でありたいと思っていることが吹っ飛んでもう1回素直に見つめてみようかと思いますよね。
どこか理解しているつもりでもやっぱりしていなくて人を傷つけるケースって結構あるのかなと思いますよね。
≫今年もあと10日となりましたがなかなか実感できていません。
あまり冬らしくないせいでしょうか。
現在の気温を見ますと9.6度。
夜ですので寒いのは寒いんですがこの時期としては暖かいんですよね。
この暖かさを裏付けるように今日、気象庁から気温に関する発表がありました。
こちら見慣れないものなんですが赤が濃いほど平年より気温が高いことを表しています。
世界的に見ても真っ赤になっていて世界の平均気温過去最高を更新しそうなんです。
そして、日本だけを見ても過去4番目に高くなる見込みです。
原因は地球温暖化とエルニーニョ現象といわれています。
今日も12月下旬とは思えない気温になったところがありました。
まるで夏のような光景が広がっているのは沖縄です。
今日の那覇は25度。
半袖姿の方も多くこの時期としては18年ぶりの暖かさとなりました。
与那国島でも12月の観測史上最高となっています。
この暖かさの原因は暖気です。
この先、木曜日にかけてどんどん入り込んできますので今週も冬らしくない空気に包まれそうです。
クリスマスイブ東京でも雨が降れば24年ぶりのことです。
≫スポーツ、まいりましょう。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
リオデジャネイロオリンピックへの戦いが各種目で行われています。
ここまで、団体競技ではバスケットボール女子ホッケー女子7人制ラグビー男子、女子そして今回、水球の男子が決めました。
1984年ロサンゼルス大会以来32年ぶりのオリンピック。
今日、凱旋です。
≫32年ぶりのオリンピック出場を決めた水球日本代表。
ここまでくるには長い苦難の歴史があった。
水球は、1チーム7人。
8分4ピリオドで争われる。
審判の目を盗んではひじ打ちパンチ、かみ付き、頭突き。
パンツの引っ張り合いまで。
肉体のぶつかり合いは避けられない水中の格闘技だ。
そのため、体格で劣る日本はことごとくオリンピック予選で敗退。
時には、実力不足から最終予選の派遣すら見送られたこともあった。
そして、2012年大本洋嗣氏が代表監督に就任。
自らの経験をもとに接触プレーを減らし速攻から得点を決めるスタイルを目指した。
しかし、速攻は守りから一気に攻め上がるためスタミナの消耗が激しい。
大本監督が課したのは通常の練習に加え競泳選手にも負けないほどの1日1万メートルの泳ぎ込み。
200日にも及ぶ合宿。
オーストラリアハンガリーなど強豪国を相手に海外遠征も行い、強化してきた。
そして昨日、勝てばオリンピック出場が決まる中国戦。
左に攻める青のキャップの日本は第1ピリオド。
キーパーからのロングパスで速攻。
日本、得意の攻撃が決まった。
このプレー相手は止めにかかるも笛が鳴り、ファウル。
すかさずプレーを再開した日本は中国を上回るスピードで上がってきた選手へ。
更にリードを広げ第4ピリオド。
今度は右を攻める日本。
キーパーから2本のパスをつなぎゴール。
より体力を要するスピード重視の水球を終盤まで貫く。
そして…。
過酷なトレーニングを乗り越えついに32年ぶりの悲願を達成した。
≫そして今夜テレビカメラ12台が待ち受ける中、日本代表が帰国。
大会前とは一変した注目の大きさを肌で感じる凱旋となった。
≫続いて、サッカーです。
日本代表では活躍を見せている本田圭佑選手ですが所属するACミランではスタメンから遠ざかっていました。
およそ3か月ぶりのスタメン復帰。
早速、結果を出しました。
≫アウェーのフロジノーネ戦でスタメンのピッチに立った本田圭佑。
中盤の右サイドで出場すると開始早々、絶妙なクロスでチャンスを作る。
キーパーの好セーブに阻まれ得点できない。
前半、1点のリードを許したミランは、後半5分本田がダイレクトパス。
最後はイタリア代表アバーテ。
本田のアシストで1対1の同点。
この場面、本田は最初に、右方向を見ている。
ここで、スペースにアバーテが走り出しているのを確認。
そして、ボールが来るとノールックで完璧なパスを出した。
これで勢いに乗ったミランはこのあと3点を追加。
本田は今シーズン初のフル出場でチームの勝利に貢献した。
試合後、地元メディアはうっとりするようなアシスト。
サムライの帰還など本田の活躍を大いに称賛した。
≫去年ボクシング世界選手権3位日本女子初のメダルを獲得した和田まどかが挑む世界選手権。
リオオリンピックを見据え普段より1つ重いオリンピック採用階級のフライ級に出場。
青の和田、本来は距離をとるボクシング。
しかし、今日は重い階級でも打ち合えるところをアピールしたいと果敢に前へ。
強烈な左右の連打。
スタンディングダウンを奪う。
その後も攻め続けた和田。
2ラウンドTKO勝ちで準決勝進出を決めた。
≫日本女子初のオリンピックへまずは日本一を狙う。
≫Jリーグの年間表彰が行われ今シーズンのMVPが発表されました。
そして、今日表彰された3年連続得点王の大久保嘉人選手。
今年は、この1枚の写真も話題となったんですがその大久保選手にお話を伺っています。
まずは、今日の表彰式の様子からご覧ください。
≫2015Jリーグアウォーズ。
年間王者はサンフレッチェ広島。
リーグ最多得点の最強攻撃陣に鉄壁守備陣。
圧倒的な力を見せ付けた。
最優秀選手賞に選ばれたのは…。
≫サンフレッチェ広島青山敏弘選手です。
≫広島の青山敏弘が初受賞。
武器はこの正確無比なロングパス。
優勝チームの広島をキャプテンとして見事牽引した。
≫今回青山はMVPだけではなく最優秀ゴール賞も獲得した。
選ばれたのはこのゴール。
左からのクロスにこの位置からダイレクト。
初受賞だ。
そして新人王に当たるベストヤングプレーヤー賞も広島から。
浅野拓磨。
50m5秒9の俊足。
3年目の今シーズンは8ゴールを挙げた。
リオオリンピックを目指す日本代表にも選出されている。
ゴールといえば川崎の大久保嘉人が得点王に。
23ゴールで史上初3年連続での獲得となった。
≫大久保選手33歳となった今シーズン。
序盤からゴールを量産します。
5月にはJ1通算140点目をマーク。
三浦知良選手の記録を抜きカズダンスを披露します。
そしてリーグ終盤の10月。
ガンバ大阪戦で2ゴールを挙げ得点ランキング単独トップに。
その1週間後でした。
大久保選手は1枚の写真を公開し世間を驚かせます。
3人のお子さんたちと一緒に丸刈りにした姿。
≫丸刈りにした理由。
それは写真に添えられたコメントに。
≫高校時代に知り合った同い年の妻・莉瑛さん。
4年の交際を経て2004年に結婚。
大久保選手のサッカー人生を支えてきました。
だからこそ、病室の莉瑛さんに届けたかったゴールという形。
≫丸刈りにして、初めて立つJリーグのピッチ。
鮮やかなミドルシュートで妻・莉瑛さんへゴールを届けます。
迎えた最終節。
闘病生活を続ける莉瑛さんのために。
その思いが史上初3年連続得点王へとつながりました。
そして、今月1日11回目の結婚記念日に莉瑛さんは抗がん剤治療を終え無事、退院されました。
≫まあそうですね、はい。
でも最近勝手に缶からとる。
≫それはだめじゃないですか。
≫この放送したらばれちゃいますよ。
≫大丈夫です。
≫ハンドですよね。
とっちゃいけないです。
≫ちょっと反則ですよね。
大久保選手が、何かの罰で丸刈りにしたと勘違いされたらかわいそうだからということで奥様の提案で今回の病気について公開しようということになったそうなんですね。
≫冒頭でお伝えした中国シンセンの土砂崩れの新たな映像が入ってきました。
これは現地の取材班が入手した工業団地のすぐそばにある工場の防犯カメラの映像です。
防犯カメラは土砂崩れの現場からおよそ300m離れたところに設置されています。
山の中腹にある残土置き場では残土が整えられた状態でその上に緑のシートがかぶせられていたんですがシートがゆっくりと破れ始めてその直後に土砂が崩れていくという様子が確認できるかと思います。
≫ちょっと確認しづらいですね。
止まっている映像のように見えるけどゆっくり下がってきていますね。
≫緑に見えるところがシートがかぶせられているところです。
≫実際はものすごいスピードだと思いますけどね。
2015/12/21(月) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]
20棟以上の建物が次々と…中国・深センで大規模土砂崩れ▽来年度予算…折衝大詰め▽J史上初!3年連続得点王!大久保嘉人▽32年ぶりの五輪…水球男子
詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
※放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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