トップページBusinessニュース損保ジャパン 問題相次ぐ介護事業者を買収へ
ニュース詳細

損保ジャパン 問題相次ぐ介護事業者を買収へ
12月18日 20時04分

損害保険大手の損保ジャパン日本興亜ホールディングスは、人口の減少で保険市場の縮小が見込まれるなか、成長分野と位置づける介護事業を強化するとして、岡山市の大手介護事業者、メッセージを買収すると発表しました。
発表によりますと、損保ジャパン日本興亜ホールディングスは、岡山市に本社がある介護施設の運営会社、メッセージに対し、TOB=公開買い付けを行うことで買収することを決めました。TOBは来年2月にかけて2回に分けて実施され、過半数の株式を取得して子会社化を目指します。すべての株式を取得できた場合、その費用はおよそ600億円に上るとしています。
メッセージは全国におよそ180の有料老人ホームを保有し、売り上げでは介護事業の業界で第3位ですが、ことし9月に川崎市の施設で高齢者が転落して死亡した問題が明らかになって、先月、厚生労働省から業務改善勧告を受けるなど、経営の改善が課題となっていました。
一方、損保ジャパン日本興亜は介護事業を新たな成長分野と位置づけており、メッセージを買収して経営の立て直しを進め、この分野をさらに強化したいというねらいがあります。
損保ジャパン日本興亜は今月、大手居酒屋チェーンのワタミからも介護事業を買収しており、メッセージと合わせると介護事業の業界で国内第2位になります。

関連ニュース

k10010345761000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ