韓国の外国メディア団体「取材環境改善を」

12月18日 17時03分

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韓国のパク・クネ（朴槿恵）大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長に対し、１７日、無罪判決が言い渡されたことを受けて、韓国に駐在する外国メディアで作る団体は声明を発表し、取材環境の改善に向けて努力を怠らないよう政府に求めました。

声明を発表したのは、韓国に駐在する外国メディアで作る「ソウル外信記者クラブ」です。
声明では、最初にパク・クネ大統領の名誉を毀損した罪に問われた産経新聞の加藤達也前ソウル支局長に対し、１７日、ソウル中央地方裁判所が「言論の自由は韓国の憲法で保障されている」などとして無罪判決を言い渡したことについて、「歓迎する」としています。
また、この団体は、前支局長の出国禁止措置が続いていたことし４月、パク大統領に書簡を送り善処を求めていたことを念頭に、「今回の事件をきっかけに取材活動の制限を強める方向に流れてしまわないかと憂慮してきた」と記しています。
そのうえで、声明では「韓国政府と関係する当局が、メディアの取材環境を改善するため努力を続けることを期待する」として、取材環境の改善に向けて努力を怠らないよう韓国政府に求めています。