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日豪首脳会談 安全保障分野の連携強化で一致
12月18日 21時50分

日豪首脳会談 安全保障分野の連携強化で一致
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安倍総理大臣は18日夜、オーストラリアのターンブル首相と会談し、中国が南シナ海で人工島を造成している問題を念頭に、地域の平和と繁栄のため、同盟国のアメリカも含めた3か国の安全保障分野での連携を強化することで一致しました。
安倍総理大臣は、ことし9月に就任後初めて日本を訪れているオーストラリアのターンブル首相と、午後6時すぎから1時間半にわたって東京・港区の迎賓館で会談しました。
冒頭、安倍総理大臣は「日本とオーストラリアの『特別な関係』は、地域の平和と繁栄のために中軸の役割を果たすものだ」と述べました。
これに対し、ターンブル首相は「両国の友情が今後さらに強く深くなると信じている」と応じました。
そして両首脳は、中国が南シナ海で人工島を造成している問題を念頭に、「大規模な埋め立てや建設の停止、軍事目的での自制」を要求するとともに、地域の平和と繁栄のため、同盟国のアメリカも含めた3か国の安全保障分野での連携を強化することで一致しました。
また両首脳は、自衛隊とオーストラリア軍の災害派遣や合同訓練の際に相互の入国の手続きなどを簡略化する協定の締結に向けて調整を行うことを確認しました。
一方、日本が南極海での調査捕鯨を再開することに関して、ターンブル首相が「深く失望している」と述べたのに対し、安倍総理大臣は、調査捕鯨は資源管理が目的であることを説明し、理解を求めました。
このあと両首脳はそろって記者発表に臨み、安倍総理大臣は「両国の『揺るぎない戦略的関係』を確認することができた。今後一層強固な協力関係を築いていきたい」と述べました。
また、ターンブル首相は「同じ価値観を共有している両国のさらなる繁栄に向けて協力していきたい」と述べました。

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