ニュース・気象情報 2015.12.21


11時になりました。
ニュースをお伝えします。
熊本市にある製薬会社、化血研が、医薬品の原料で生物テロにも使われるおそれのあるボツリヌス毒素を運ぶ際に、必要な届け出を怠っていたとして、厚生労働省は会社の本社に立ち入り検査に入りました。
化血研では、国の承認とは異なる方法で、血液製剤や動物用のワクチンを製造する問題が相次いで明らかになっていて、厚生労働省は近く業務改善命令を出す方針です。
立ち入り検査を受けているのは、熊本市に本社がある製薬会社、化血研・化学及血清療法研究所です。
厚生労働省によりますと、化血研は、食中毒の治療薬など医薬品の原材料に使われるボツリヌス毒素を、熊本県内にある施設と施設の間を運ぶ際、法律で定められた届け出をしていなかったということです。
ボツリヌス毒素は生物テロに使用されるおそれがあるとして、0.1ミリグラム以上運ぶ際には、県の公安委員会に届け出る必要がありますが、会社の内部調査で、平成19年以降の8年間で、届け出を怠っていたケースが4件確認されたということです。
会社によりますと、運搬中の紛失や盗難などはなかったということで、厚生労働省の立ち入り検査では、ボツリヌス毒素の管理状況や運搬の記録などを調べているものと見られます。
化血研では、国の承認とは異なる方法で、血液製剤や動物用のワクチンを製造する問題が相次いで明らかになっていて、厚生労働省は近く業務改善命令を出す方針です。
政府は、STAP細胞を巡る問題を受けて、国会への提出を見送ってきた、理化学研究所などを研究者に高額な報酬を支払うことができる、特定国立研究開発法人に指定する法案を、来年の通常国会に提出する方針を固めました。
政府はおととし、世界最高水準の研究開発を推進する立場から、理化学研究所などを研究者に高額な報酬を支払うことができる、特定国立研究開発法人に指定することを決めましたが、STAP細胞を巡る問題を受けて、必要な法案の国会への提出を見送ってきました。
こうした中、政府は、理化学研究所の外部の有識者委員会が先に、改革への道筋がついているとする評価書をまとめたことなどから、再発防止に向けた環境は整ったと判断し、法案を来年の通常国会に提出する方針を固めました。
政府は理化学研究所に加え、経済産業省が所管する産業技術総合研究所と、文部科学省が所管する物質・材料研究機構も、特定国立研究開発法人に指定する方針で、来年の通常国会での法案成立を目指すことにしています。
全国の天気、雲の動きです。
日本列島は湿った空気に伴う雲に覆われています。
北海道にも厚い雲がかかり、雪や雨の降っている所があります。
きょうの天気です。
西日本は昼前まで雨の所が多いでしょう。
東日本や北日本は、午後になると日本海側を中心に、雨や雷雨になり、北海道の太平洋側は雪になりそうです。
東北南部から関東にかけての太平洋側は日中曇りで、雨は降っても一時的でしょう。
2015/12/21(月) 11:00〜11:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]

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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気

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