携帯デバイスからのアクセスが増える時期です
最近のTV番組は視聴者からのご意見、ご感想をTwitterで募り、それを番組中にテロップで流すことが増えてきました。
私の夜はNHKのNEWSWEBを見て過ごすことが多いのですが、この番組でも「#nhk24」というハッシュタグをつけてつぶやくことで、番組放送中にテロップで流れることがあり、更にはアナウンサーが気になるつぶやきをピックアップしてそのつぶやきについて言及することすらあります。
NHK「NEWS WEB」|総合テレビ 月~金 23時30分~24時00分(祝日も放送)
以前は2ちゃんねる、少し前ならニコニコ動画、前述のTwitterも含めればプラットフォームは変われど、ネット上ではリアルタイムで意見、感想を発信したい人が沢山存在します。
そんな中、スマートニュースがユーザー(利用者)を集める施策であり、滞在時間をも増やす施策と思われるアップデート「SmartNews 3.0」をリリースしたことが『MarkeZine(マーケジン)』のエントリー「スマートニュース、「SmartNews 3.0」へアップデート~「実況」機能でTVとの同時利用狙う:MarkeZine(マーケジン)」で報じられていました。
スマートニュースは、同社提供のニュースアプリ「SmartNews」において2014年10月以来のメジャーバージョンアップ版である「SmartNews 3.0」をリリースした。同バージョンでは、新たにテレビ番組を視聴している際に思い浮かぶ感想を同アプリ上でコメントできる「実況」機能を追加。コメントは他のユーザーとリアルタイムで共有されるため、TVのライブ視聴の楽しさを向上させる仕組みとなっている。
また、新たに画面下部に「ニュース」と「天気予報」「実況」などを切り替えられるグローバルナビゲーションを搭載し、アプリのアイコンも刷新するなど、大型のアップデートとなった。
引用:
スマートニュース、「SmartNews 3.0」へアップデート~「実況」機能でTVとの同時利用狙う:MarkeZine(マーケジン)
これから年末年始にかけて、多くの方が休みに入ることでTV番組(特番)を見る機会が増えるでしょう。
更に今はスマートフォン片手に特番を見ることも多いでしょうから、実況系コンテンツは通常よりもアクセスを伸ばすことが予想されます。
また、TVを見ていなくてもスマートフォンで「暇つぶし」を行う時間も増えますので、サイト(ブログ)全体で携帯デバイスからのアクセスが増える傾向となるでしょう。
【SEO】年末年始はスマホを触る機会が増大します - 検索サポーター
TVがつまんないときもスマホをいじるよね・・・
共有されやすいコンテンツとは
人はリアルタイムであろうとなかろうと感情が動かされた、心が揺さぶられたときはその感情を外に発信したくなり、ひいては他人と感情を共有したくなります。
また、感情以外でも疑問や意見、間違いの指摘なども同様に外に発信したくなり、ひいては他人と情報を共有したくなります。
「バズるコンテンツ」というのは、上記のような行動をユーザーに起こさせる、短時間で連鎖することに長けているものだと言い換えることができます。
(特にTV番組など実況系コンテンツはリアルタイムで物事が進行するので「バズりやすい」と言えるでしょう。)
逆に(時と場合によっては)「行動しない」という選択肢をユーザーに取らせるコンテンツもあるでしょう。
例えば言及元が「奇を衒った逆張りコンテンツ」「釣り、炎上狙いのコンテンツ」などです。
悪い意味で感情が動かされますし、きついツッコミも行いたいでしょう。
ですが、結果的に相手に手を貸すことは避けたいので、ここはあえてスルーを選択したいところです。
イラッとするけど共有しないが吉。
ユーザーは環境(仕組み)も欲しがっている
バズる(共有される)かどうかはテーマやコンテンツに依存することはもちろんですが、私は環境(仕組み)も重要な要素であると考えます。
今やソーシャルボタンを設置していないコンテンツはほとんどありませんが、ユーザーはソーシャルボタンが設置されていないという、たったそれだけのことで共有を止めることすらあります。
余程のことがない限り(どうしても一言言いたい、共有したいと思わない限り)、わざわざソーシャルメディアを立ち上げてURLをコピペして・・・という面倒くさい作業は行わないからです。
また、サイトオーナー本人に直接意見、感想を言いたいと思ってもコメント欄がなかったり、本人がソーシャルアカウントすら持っていなければ、その意見、感想すらも本人には届かないでしょう。
(本人がエゴサーチすることで探し出すこともありますが、それはごくまれな場合と言えます。)
バズらせたい(共有させたい)と考えるのなら、その環境(仕組み)もユーザーに与えることも考えるべきだと言えるでしょう。
(今回のスマートニュースのアップデートは正にそのヒントであり、利用頻度を上げるための環境(仕組み)を与えたサービスだとも言えますね。)
もちろんコメント欄やSNSで荒らされるのは嫌だし、ネガティブなものは見たくない、管理出来ないからとクローズド環境にするのも一つの方法です。
ただしそれでは共有される(バズる)機会を失うのはもちろん、コンテンツの質を高め、かつSEO(検索評価)でも有利となるメリットをも失うことにもなりますよ。
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