これでわかった!世界のいま▽楽団はなぜ北京から突然帰った?北朝鮮のいま徹底分析 2015.12.20


らっていました。
北朝鮮の美女楽団、モランボン楽団。
北京で初めての海外公演!の、はずだったのに。
ドタキャン。
謎〜!最近、目立つのは。
笑顔、笑顔、笑顔。
謎〜!物騒な発言も。
日本では。
ありました。
漂流してきた木造船です。
え?朝鮮人民軍?北朝鮮で今何が起きているの?こんばんは。
これでわかった!世界のいまです。
今夜のゲスト、初登場福田萌さんです。
福田さんといえばインテリですけれども国際ニュースでも発揮してくださるんですね。
頑張って勉強して帰りたいと思います。
きょうはまず北朝鮮のキム第1書記について取り上げていきます。
北朝鮮ってまだ私には謎の国です。
謎が多いですね。
そこから見ていきたいと思います。
きょうの先生は、国際部朝鮮半島担当の塚本デスクです。
きょうもヘアスタイル決まってますね。
北朝鮮ですけれども、一体何を考えているんでしょうか。
北朝鮮は私たちが外から見ているときの姿と北朝鮮自身が考えている自分の姿の間にかなりギャップがあると思うんです。
権力を継承して4年たったキム・ジョンウン第1書記ですけれども、北朝鮮は自分の国はうまくいっていると考えていると思います。
自信を持っているんです。
彼らはそう思っているということです。
モランボン楽団はキム第1書記が指示して作りました。
北朝鮮と中国との間で始まった関係改善の象徴として北京に派遣したんですけれども、今回のドタキャンについて特段おかしいことをしたと思っていないと思います。
やっぱり訳が分かりませんね。
なんでそもそもドタキャンしたんですか。
北京にモランボン楽団を取材した長砂記者がいます。
聞いてみましょう。

北京でずっとモランボン楽団を追跡していたと聞いたんですが、どんな様子だったんですか。
取材は振り回されて大変でした。
楽団が到着した北京の駅からずっと追いかけていたわけなんですが、公演初日に楽団がホテルから出てきたときには、てっきり会場に行くと思ってたんです。
それが空港に向かって帰ってしまったのでとても驚きました。
空港で撮影しようとすると付き添って来た北朝鮮の男性がカメラを思い切りつかんで取材を遮ってきたこともありましてこれはただ事ではないなと。
帰国してしまうなと思いました。
なぜ今回ドタキャンしたんでしょうか。
突然の帰国についてはさまざまな情報や臆測が飛び交っていまして断定的なことははっきりしていません。
外交関係者に聞くとキム・ジョンウン第1書記が水爆に言及したのに対して、中国政府が朝鮮半島の非核化を求める立場を示した、これに北朝鮮が反発したというのが原因だと話す人もいました。
また公演内容が、キム第1書記や北朝鮮の体制を礼賛する曲ばかりで、公演の曲目ですとか舞台上のスクリーンで流す映像を巡って現場で対立が生じたというような話も出ています。
こちら10月に北朝鮮に取材に行ったときにピョンヤンの空港で売られていたモランボン楽団のDVDです。
内容をご覧ください。
すごい歌詞ですけれども。
これが今、北朝鮮で大人気なんですか。
そうなんです。
デビュー以降、テレビにもちょくちょく出ていまして、国民の間、特に若者の間でも人気だそうです。
北朝鮮は娯楽が限られていますので新曲が出るたびに国営テレビを見て曲を覚えたりしているそうです。
ドタキャンされて中国の人たちはどういうふうに受け取っているんですか。
公演の観覧自体は中国の共産党や政府関係者に限られていましたので一般市民には直接のトラブルは出ていません。
ただインターネット上では、一体何しに来たんだとか北朝鮮は信用できないなどとドタキャンに対する批判の声が数多く書き込まれています。
また楽団を招いた側の中国側の関係者の不満と落胆も相当大きかったという話も聞いています。
ただ中国は今のところ北朝鮮との関係改善に向けた姿勢は変わりない考えですので、表立った不満を出さないように今はこらえているのだと思います。
中国総局の長砂記者でした。
ありがとうございました。
中国の北朝鮮との関係というのはキム・ジョンウン第1書記になってから決して関係はよくなかったはずですよね。
キム・ジョンウン政権になって以降も核実験をやったこともあったり中朝関係というのは悪かったです。
しかし、ことし10月に、中国共産党序列5位の劉雲山政治局常務委員をピョンヤンに招いて、キム第1書記が一緒に軍事パレードを観覧するこれをきっかけに関係改善の局面に入りました。
その象徴として送ったモランボン楽団でした。
ドタキャンしたからといって、中国との関係改善の動きが揺らぐことはないと考えていると思います。
どうして北朝鮮はそんなに自信があるんですか。
北朝鮮は少なくともピョンヤンは経済がよくなっているとみられているんです。
ピョンヤンを訪れた人の中には庶民の間から中間層が出現したと指摘する人もいます。
びっくりしますね。
ピョンヤンを取材した最新の映像をご覧ください。
こちらNHKの取材クルーがことし10月に撮影したピョンヤンの様子です。
車が多いですね。
2車線で渋滞しているのが分かると思います。
タクシーもあるんですね。
タクシーは前からありましたけれども4年前、私が取材したときには車体の上にタクシーという表示を載っけて分かるようになっているタクシーはなかったですね。
こちら地下鉄の駅なんですがIC乗車券を使っているようなんです。
日本みたいですね。
電車の中でもスマートフォンを使っている人もいます。
女性の服装はどうでしょうか。
イメージでいうと黒っぽい服が多いイメージでしたけど結構カラフルなんですね。
こちらのチマチョゴリを着た女性の足元を見てください。
ハイヒールです。
以前は、ハイヒールほとんど見なかったんですけれども、みんな結構履いていますね。
この取材は北朝鮮当局の案内で行ったものですから北朝鮮のあらゆる姿を見たということにはならないかもしれませんけれども、少なくともピョンヤン中心部ではちょっとした変化が生まれつつあるといっていいと思います。
何で経済がよくなったんですか。
はっきりした理由はよく分からないんですが、1つは限定的ながら市場経済的な動きが始まっているということだと思います。
才覚のある人が商売を始めたり中国との間で小規模な貿易をするですとか、そのようにしてモノとカネが少しずつ回り始めて、それで経済が少しずつよくなっているというふうに指摘されています。
それだけで説明がつくわけではないんです。
ヨーソロー。
千里子、萌ちゃん、そのことなんだけど最近、世界のあちこちでちょっと気になることがあるんだ。
ロシアでは北朝鮮の労働者が森林伐採をしていたり。
カンボジアでは博物館を作っていたり。
さらに、アフリカへ行くと。
見てくれよ。
銅像がいろんなところに立ってるだろう。
何となく北朝鮮の指導者の銅像に似てないか?どうやら腕利きの銅像職人を続々と送り込んでるらしい。
北朝鮮は世界中に労働者をばらまいている。
どういうことなんだ?塚本デスク。
なかなか驚きの映像ですけれども、これは一体どういうことなんですか。
シップが世界各地で見たのがこちらです。
労働力の輸出による外貨稼ぎです。
中国に対してこれまでも石炭や木材を輸出するなど外貨稼ぎをしていましたが今目立っているのが、これなんです。
こちらをご覧ください。
先ほど中継していた長砂記者が先月撮影した映像です。
ここは中国東北部の図們市です。
北朝鮮との国境の町です。
朝、集団で歩いているのは北朝鮮から来た労働者たちです。
同じ色の服を着ているんですがこれは出勤先の工場が複数あってグループで出勤しているようなんです。
男性のグループもあれば女性のグループもあります。
私の経験なんですが中国の北朝鮮レストランでウエートレスから話を聞いたことがあるんですが、寄宿舎生活をしていて母国の実家に帰省できるのは1年に1回しかないということでした。
国連は北朝鮮が各国に5万人もの労働者を派遣して一日に20時間働かせるケースもあるという調査結果を発表しています。
さすがにそんなに働かせたら国民が怒るんじゃないですか。
稼いだ外貨の多くは国家に渡るんですけれども逃げ出しちゃう人もいそうですね。
北朝鮮に家族がいますからね。
人質みたいなことですか。
そういうシステムですけれども、そうして稼いだ金が北朝鮮国内を回って経済が少しよくなりつつあるんです。
こうした外貨稼ぎなんですが北朝鮮は海でもやっているようなんです。
最近、日本海側に次々と流れ着いている木造船を取材してきました。
石川県輪島市の沖合で見つかった木造船です。
先月、3隻が相次いで見つかり大きいものは全長13メートルほどです。
こちらが、発見された直後の写真です。
逆さまの状態で、船尾だけが浮かび上がっています。
木造船を最初に発見した地元漁協の役員、濱田明義さんです。
朝、日課の散歩をしていたとき沖合で漂流している木造船に気付きました。
この木造船、謎が多いんです。
まずこのプレート、ハングルで朝鮮人民軍と書かれています。
落ちていた袋には、強盛大国号。
強くて盛んな国になるという北朝鮮のスローガンと同じです。
こちらは北朝鮮の国旗の一部のようです。
みずからも漁業に携わる濱田さんに木造船で気付いた点を教えてもらいました。
船内には、至る所に漁具や網が散乱していました。
なぜ、木造船が日本の沖合に流れ着いたのかは分かっていません。
ただ、転覆は避けられないくらい粗末な造りだということなんです。
エンジンだけでなくかじも小さくこれでは船のコントロールが十分利かないといいます。
さらに、その操作も人力だったのではないかと濱田さんはみています。
これ全部、人力でかじを取っていたってことなんですね。
たばこや靴など、船に残る数々の生活の跡。
引き上げたうちの2隻から合わせて10人の男性の遺体が確認されています。
あの設備で漁をするというのは非常につらいしかわいそうですね。
どうして軍が漁をしていたんですか。
そうせざるをえない事情があったんだと思います。
北朝鮮も配給制ですとか国家がすべての面倒を見るほどの余裕はないんです。
軍にせよ企業にせよ政府機関にせよ自助努力で資金を稼ぎなさいという方針になっています。
とはいえ北朝鮮は軍が管理したり支配しているイメージがあるんですけど。
確かに軍は優遇されていますがそれでも資金集めの競争を軍がやりなさいという話になっているんだと思います。
格差は広がっています。
もしかしたら地方の軍の部隊が魚を少しでも多く取ろうとして無理をして戻れなくなったのかもしれません。
こういった理由が外貨稼ぎにつながっているということなんですね。
国民からむしり取ったりして足りない分は、自助努力でやりなさいなんてむちゃくちゃだなと思ってます。
北朝鮮にとって最も重要なのはキム・ジョンウン体制の維持です。
経済をよくして国民の生活を向上させようというのも結局のところみずからへの求心力を高めようという目的なんです。
キム第1書記が威厳を高めるために今、力を入れているのが幹部に対する支配を揺るぎないものにすることです。
父親のキム・ジョンイル総書記がやっていたことなんですが、幹部を一度左遷してまた復権させるというやり方をたびたび見せています。
例えばナンバー2のチェ・リョンヘ氏も今、姿を消していて何らかの形で左遷させられているとみられているんです。
実はこの人は以前にも左遷させられたことがあって復権したんですが、今回もまた復権する可能性は十分にあると思います。
必ずしも全員がこういうわけではないですよね。
確かに処刑されてしまった人もいました。
キム第1書記のおじで前のナンバー2だったチャン・ソンテク氏です。
こういうこともありますので、左遷させられた幹部は、あすはわが身だということで恐怖を味わうわけです。
逆に復権を許されれば今度は指導者にこれまで以上の忠誠を尽くすということになります。
キム第1書記への求心力がさらに高まる効果をもたらしています。
あめとむちじゃないけど、むち、むちみたいな感じに見えますね。
あくまでも自分の権力を高めたいということだけのような気がします。
そこで今、最も注目されているのが来年の5月、36年ぶりに開かれるという朝鮮労働党の党大会です。
成功させればキム第1書記の権威が高まることになります。
党大会を機に第1書記が総書記を名乗るのではないかという見方も出ていまして権力の継承は完成し新時代の到来をアピールするのではないかと。
着々と権力固めをしているんですね。
内を固めるだけなく外に打って出ることもやっていまして核開発はずっと続けています。
アメリカの専門家に聞いたところ、今16個から20個あるいはそれ以上、核爆弾を持っている。
1か月半に1個分の核物質を製造しているともいわれています。
北朝鮮の核の脅威は一段と高まっています。
なのに国際社会は注意を払っていないという奇妙なことになっています。
北朝鮮の核の脅威を最も受けるのは私たち日本ですからこれからも北朝鮮の動きをしっかり見て対処していかなければならないと思います。
きょうは北朝鮮について塚本デスクでした。
2時間目はこちら、ご覧ください。
1億6800万人。
これが何かといいますと世界の児童労働者の数です。
この中には危険にさらされている子どもたちがいるんです。
マニラから車で10時間。
金の採掘村と呼ばれる小さな集落を訪ねました。
川では小さな子どもたちが砂金を集めていました。
本来ですと学校の授業がある時間ですが大人に交じって子どもたちも働いているんです。
近くにいた若者に事情を尋ねました。
この集落では、僅かに採れる金が主な収入源です。
それだけに、子どもたちも貴重な働き手で、義務教育すら十分に受けられないのが現状です。
それでも月々の1世帯の収入は1万円程度と、フィリピンでも最も貧しいとされる額です。
取材を進めると、子どもたちが危険にさらされている実態が見えてきました。
村の至る所にあったのは、金の鉱石を掘る井戸です。
のぞいてみると、奥深くでヘルメットも着けずに作業をしている人がいました。
井戸から出てきたのは、この仕事をして3年というアルヴィン君です。
仕事のなかった両親とともに村に来て、金の採掘をするようになったといいます。
金を精製するのに使っているのはこの液体。
水銀です。
かつて、日本で水俣病の原因となったことでも知られています。
鉱石の砂利に水銀を混ぜると中から金を吸い付けて塊になります。
それを火であぶると水銀が蒸発し金を取り出せるのです。
アルヴィン君も水銀が安全ではないことは教わっているといいます。
作業の際には口や鼻を覆うように気をつけていますが、水銀を含んだ煙を吸うことは避けられません。
水銀の脅威は、村全体に広がっています。
村にある金の精製工場です。
ここでも、より大量の水銀が使われていました。
すべてを回収することはできず、排水にも含まれます。
その水は工場の近くを流れる川に流れ込んでいました。
川は幼い子どもたちの遊び場です。
そして、川で取った魚は、人々の貴重なたんぱく源です。
水銀が体に蓄積されていくおそれもある危険な環境が広がっていました。
それでも、この貧しい村では、安く簡単に金を取れる水銀を使い続けるしかないのです。
学校に行くことも許されず、危ない労働を強いられ続ける子どもたち。
貧困が招く現実が、将来をむしばんでいます。
生活のためというのはもちろんそうなんですがなんとか止めることできないんですか。
取材したマニラ支局の姫野支局長に聞いてみましょう。
姫野さん、フィリピン政府はこの問題に対して何かしていないんでしょうか。
何もしていないと言われてもしかたがないと思います。
この問題は国際人権団体などからたびたび対策を取るように指摘されてきました。
4年前には金の採掘村から水銀の使用を撲滅しましょうと計画も立てたんです。
ただ人手が足りないとか予算がないとかいろいろな理由を挙げて結果的には実行できていないというのが現状です。
またこの計画に関係する役所は10以上も名を連ねそれぞれがうまく協力できずに縦割りの役所仕事の中で放置されています。
学校に行けず危険な仕事をさせられている子どもは2万人近くにも上るといわれています。
子どもたちが危険な環境で働いているということは、フィリピンの人たちはどう考えているんですか。
それがいちばんの問題です。
つまりフィリピン社会自体が、これを深刻な問題だとは捉えていないんです。
貧困層があまりにも多すぎて金の採掘現場で働く子どもたちだけに関心が払われるということがないんです。
私たち日本人は水俣病などで水銀の危険を知っています。
これまでに重い健康被害など金の採掘現場で起きているという報告は今はないんですがだからこそ今のうちにフィリピンや国際社会に対して問題の深刻さを伝える方法を考えるべきではないかと思います。
姫野さん、ありがとうございました。
子どもたちの生活環境はよくなってほしいと思いますが。
教育を受けさせたりとか。
ここまでフィリピンの児童労働についてお伝えしました。
もうすぐ年末ですけれども子どもたちにとっては、わくわくする時期かもしれませんクリスマス。
最後はこの映像を見ながらお別れです。
クリスマスシーズンで楽しそうな子どもたち。
フィリピンのスラム街です。
こちらの一家はごみの中にあったものを売って生計を立てています。
拾ってきたリースなどで部屋を飾りつけて、準備真っただ中。
クリスマスには何が欲しいのかな?こちらはパリ。
新聞社の襲撃、同時テロ事件。
テロの脅威にさらされてきました。
2015/12/20(日) 18:10〜18:42
NHK総合1・神戸
これでわかった!世界のいま▽楽団はなぜ北京から突然帰った?北朝鮮のいま徹底分析[字]

北朝鮮のキム第1書記の指示で結成された楽団が、初の北京公演を当日キャンセルした。その背景や中朝関係への影響に加え、北朝鮮の経済状況など、最新情勢を徹底解説する。

詳細情報
番組内容
【ゲスト】福田萌,【キャスター】坂下千里子,井上裕貴
出演者
【ゲスト】福田萌,【キャスター】坂下千里子,井上裕貴

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 海外・国際
ニュース/報道 – 解説

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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