大改造!!劇的ビフォーアフター 2時間スペシャル 2015.12.20


大阪城の東に広がる住宅地にある問題を抱えた学校がありました
この学校が抱える問題
それは…
是非なんとか匠のその力でしてほしいなと思ってますのでよろしくお願い致します
明治の開校以来来年で創立130年を迎える大阪信愛女学院は幼稚園から短大まである一貫校
キリスト教の教えに基づき信頼と愛の心を育む伝統ある学舎でおよそ2000人が学んでいます
中学・高校は部活動が盛ん
授業が始まる前の朝早くから元気いっぱい練習に励んでいます
(チャイム)
お昼休みになる頃にはもうおなかがペコペコ
給食があるのは小学校まで
お弁当を持ってきていない生徒たちがいちもくさんに向かうのは…
そう学食
チャイムとともに一気に人が押し寄せ広い食堂内があっという間にいっぱいに
厨房スタッフも大忙し
栄養とボリュームたっぷりの安くておいしい料理は食べ盛りの生徒たちに大好評
一度に大勢が座れるよう300席以上あるのですが…
カウンターで料理を受け取った生徒たちは空いたテーブルを横目になぜかそのまま食堂の外へ出ていってしまうではありませんか
そしてさらに建物の外へ
彼女たちがトレーを抱えて向かうのはさっき出てきたばかりの自分たちの教室でした
学食で買った料理をなぜわざわざ遠く離れた教室まで?
よく見るとほとんどの生徒たちが食堂を使わず教室で食べていました
(スタッフ)なんで教室で食べられるんですか?
(スタッフ)この食堂寒い?
学食があるのはおよそ1万坪の広大なキャンパスの中央に建つこの大きな建物
2階は1500人が収容できる広い講堂
その下の1階が学食になっているのですが建物の真ん中にあり周囲を広いホールと廊下に囲まれているため外部とはずいぶん距離があります
食堂の壁をほとんどガラス張りにしているものの外の光が届くことはなく昼間でも電気を消すと真っ暗
冬場の寒さの原因はそんな日当たりの悪さと完全に閉まり切らない出入り口の扉
15cmほどの隙間がずっと開きっ放し
しかもそこから…
猛烈な勢いで冷たい風が吹き込んでくるのです
そのため中にいてもほとんど外と気温が変わらず風が吹き抜ける分よけい寒さが身にしみます
暗くて寒い女子生徒達に人気のない学食を明るく温かな気持ちのいい場所に!
そんな切なる願いを受けあの男が再び立ち上がりました
これまで番組で何軒もリフォームしてきた西濱
住宅以外にも学校などの教育施設の設計も手がけ近年数々の賞に輝いたのがこちら
何やら穴だらけの大きな扇型の屋根が特徴的なこの建物は…
3年前奈良県に建てた幼稚園
屋根に開いた穴は天窓
しかしよく見るとところどころ塞がれていない場所が…
これは大きな屋根にたくさん穴開いててここ雨が降ってくるんですね
(スタッフ)前から開いてるんですかそうですね必要な所はガラスが入っててここは下が植え込みなんでガラスも入ってなくて空から直接雨が落ちてきますですから風の強い時なんかは少し周りにも飛び散ったりするんですけどそれも教育やと思うんですねぬれてる所歩かないようにしようとかそういったもんも含めて子どもたちにとっては学習ちがうかなと思うんですこっち側が遊戯室を兼ねた大きなホールがあって見て頂いたら分かるように照明器具ないんです
(スタッフ)照明器具ないんですか?
(西濱)これ全部自然光なんですだから今日は快晴ですから明るいですけども曇りの日はちょっと暗くて自然を室内でも感じてもらおうと基本的に昼間の保育なんで夜はあまり使用しないですから自然の光と自然の風で外のような環境で中も使って頂いて
照明のほかにもないものがもう1つ
それは教室の扉
(西濱)これだけオープンになってるとほかの教室の音楽やとか先生の声やとか子どもたちの声が入ってくるんで各個人が集中しないと自分の先生の声を聞き取れないですからみんな一生懸命自分から聞きに行く姿勢いうのが身につくと思うんですよね
「三次元の冒険家」西濱が目指すのはできるだけ自然に近い環境で子どもたちの感性を育む豊かな空間作り
僕自身も中学・高校とカトリックの学校やったんでですからなんかちょっと親しみはあるんですけどね
130年もの長い歴史を持つ大阪信愛女学院で匠を迎えてくれたのは小学校の校長でもある岩熊シスターと卒業生で娘が在学中の實島さん
どうぞああすいません
(實島さん)正面玄関になりますんで
(西濱)天井高いし気持ちいいですよね
幼稚園から短大までの校舎が建ち並ぶ広いキャンパスの真ん中にあるのが50年前に建てられたこの大きな講堂
立派な建物ですよね
早速検証を始めます
これであれですね電気全部ついてる状態…やっぱりちょっと奥まってるんで外の光が届きにくい…どうしてもちょっと暗い感じがするからあんまり楽しくはないかもわからないですね今の雰囲気だけでいうとね
四方を広いホールと廊下に囲まれた学食
生徒たちが主に利用する東ホールの出入り口のすぐ脇に売店があるのですが…
中学と高校の校舎に近いほうが便利だろうと2年前わざわざここに売店を移したのですが…
ここに持ってきてるから光が入らなくなってしまってる…半分覆ってしまってますもんね
昼休みのチャイムとともに押し寄せてくる大勢の生徒たち
すると小さな売店はすぐに生徒であふれ店の外にまで人だまりができるため食堂へ向かう生徒の動線を塞いでしまい出入口が大混雑
食券を買って食堂に入るまでにひと苦労します
入り口を塞ぐ売店のせいで光も人も通りづらくなった東ホール
そこから入る食堂は女子校の学食としてはいささか殺風景
しかも…
この扉がなかなか閉まらないというのを聞くんですよね冬はものすごく寒いって子どもたち言ってますのでここら辺すごい寒いみたいです髪が飛んでる…おーってこういう感じですかすごい…すごい風なんですよこれは…あ〜そこから空気をどんどん逃がすんでどうしても新しい空気どっかから入れないといけない通常でしたら専用の空気の取り入れ口があれば厨房で取り入れて厨房で逃がしてやればそういうこともないんですけどその空気の取り入れがドアからになってるみたいです
厨房に十分な給気口がないため代わりに食堂の扉が空気の取り入れ口になっていたのです
その証拠に開いた扉を無理やり閉めると別な扉が開いてしまいます
売店で買ったカップ麺にお湯を注ぐ給湯器が食堂の入り口付近にあるためその前にできる行列と食堂に出入りする生徒たちとでここでも大混雑
食器の返却口も入り口側にあるため料理を受け取る生徒の列と重なり動線は最悪
そして一番の問題は暗さ
やっぱり向こうの道路からこれだけ距離あるとなかなか光って届かないですよね
そんな日の届かない食堂の西側
食券の券売機がある東側とは反対の扉を出たホールにはステンレスでできた四角い大きな箱のようなものがいくつも並んでいました
食堂の中で配膳をして…そうですこれに入れてもらって向こうに
(西濱)そのあとあちらに
食堂が開くのはお昼11時ですが厨房スタッフの作業は毎朝7時過ぎから始まっています
幼稚園と小学校の児童630人分の給食を食堂のオープン前にすべて用意しなくてはならないのです
業務用の大きな調理器具をフル回転させて大量に仕込みます
630人分の給食はあらかじめ1人分ずつ弁当箱に詰めてから教室へ運びます
限られた時間の中おかずを1品1品テキパキと盛りつけ
生徒たちには不評の味気ない事務机のような食堂の長テーブルもこの時ばかりは大活躍
できたお弁当はステンレス製の給食カートに積み込まれ西ホールから幼稚園と小学校の教室の前まで運ばれます
こうして給食を用意し終えると今度は学食の準備
250円の「カレーライス」は学食の人気メニュー
昼休みに入る前に匠もちょっと味見
(スタッフ)どうですか?おいしいです
(スタッフ)どうですか?とりあえず今日検証やってみて実質的な問題として寒さが一番大きい感じはするんですけど昔と違って今学校だからただ食べれたらいいいう感じじゃなくてもっと楽しく友達と話し合ったりゆっくりできるような場所になるとみんな喜ぶんだろうなという気はしますね学園生活の中で1つの思い出の場所になるといいなとは思います
(スタッフ)食堂もっとどんなふうになってほしいですか?
そんな生徒たちの願いをかなえみんなが長居したくなるような明るく温かな学食にリフォームするため用意したのは3000万円
「三次元の冒険家」西濱の挑戦が再び始まります!
(所)市村さん芹那さんこんばんは今回こういうの初めてですからねどうなるか分かんないですよ匠のいろいろと今までやってきたものすごいでしょすごいですね天井に穴開けるって斬新ですよね雨が降る所とね下に植物があってあれうちも欲しいなと思った家で屋根があるのに雨が降る所があるっておもしろいね上を開けるとこんななんです上はホールになってる…でこれを開けるとこういうことですよだから上にホールあるから光入れようがないじゃないですか
(芹那)穴も開けようがないですねホールにもやっぱ…でも斬新だから開けるかもしれないですね席と席の間とか…それはどう…それはないでしょう
(江口)今回ご依頼がありましたのは大阪信愛女学院1884年明治17年にフランスから派遣されたイエズス修道会のシスターによって開かれた来年で創立130年を迎える伝統校大阪のど真ん中に1万坪もの広い敷地を持ち幼稚園から短大まで2000人近い生徒が通うマンモス校です今回リフォームするのは広さおよそ80坪の学食料理は安くて美味しいと評判なのですが問題はその環境周囲をぐるりと幅6mもある広い廊下に囲まれているせいで全く外の景色が見えず日の光も入りませんそのうえ厨房の換気が悪いせいで扉から強烈な隙間風が吹き込み冬は寒さに凍えるほどしかも動線も悪いためいつも大渋滞が起き女子校の学食にしてはあまりに殺風景そんな学食のリフォームに挑む匠は「三次元の冒険家」西濱浩次さん果たして匠はどのようにリフォームするんでしょうか皆さんで推理してみてください厨房もやらなきゃいけないんでしょ換気もなんとかしなきゃいけないこの辺も全部動くんですよねまさかここから排気してるものがここから吸うとは思わないですねここを閉めたらこっちから入るんですよブラブラ動いてましたよね光は入れるわ暖かくはするわできるんでしょうかね?でも女学生の期待は高いですよね色んな要求出てたじゃないですか「カフェにしたい」って…鏡置きたいね女の子だったら確かに鏡あったらいいですね
(市村)あと緑とかね光はまずどうにもこうにも考えつかなくないですかどこからも届かないですもんね寄せちゃうんじゃないですか光があるほうへ
夏休み目前
この日の朝大阪信愛女学院の中学校と高校およそ800人の生徒たちが講堂に集まり合同朝礼が行われました
そしてその場で先生から特別な知らせが…
今日は重要なお知らせがあります
(拍手)今回リフォームを担当して頂く匠の西濱さんにお越し頂いております匠どうぞ
(拍手と歓声)
大きな歓声と拍手に迎えられ匠が登場
おはようございます
(生徒たち)おはようございますこんなたくさんの女性の前でお話しするの初めてなんですごく緊張してます今ご紹介頂きましたように今度この下の食堂をですねリフォームをさせて頂きます
(拍手)
匠が舞台に立つその講堂の真下夏休み前の営業を終えた学食の厨房ではリフォームに向けた片づけが始まっていました
次に来る時には食堂も様変わりしています
(スタッフ)リフォームは楽しみですか?楽しみですよ
生徒ばかりでなく厨房で働く人たちにとっても楽しみなリフォーム
(スタッフ)結構ボロボロですねこれ新しいメニューとかできると大変ですねそうですよね
セロテープで壁に貼り付けられていた手作りのメニュー板も外されいよいよ待望の学食リフォームがスタートします
・力いらんぞ!・・はい!・
待ちに待った夏休み
部活動が盛んな大阪信愛女学院
休み中でも多くの生徒が登校し練習に励みます
(チャイム)校内放送「繰り返します本日よりビフォーアフターによる…」
校内放送を聞いてみんな練習を中断
待ってましたとばかりに運動部の生徒たちが一斉に講堂前へと急ぎます
(生徒たち)こんにちは!こんにちは
続々と駆けつける運動部員
総勢60人が集まりました
こんにちは!
(生徒たち)こんにちは!たくさん集まって頂いてどうもありがとうございますよろしくお願いします
(生徒たち)お願いしまーす・頑張ろう・
(生徒たち)おーっ!
日頃から鍛えている運動部員とあって心強いかぎり
食堂から50m離れた倉庫まで運んで保管しておきます
(スタッフ)何部ですか?
(スタッフ)何部なんですか?
(スタッフ)何部なんですか?
(スタッフ)みんな早いですね
(西濱)早いね数いるとすごいですね
あっという間にテーブル50台を運び出すとお次は丸イス
60人が一列に並んで300脚ある丸イスをバケツリレーの要領で次から次へと手渡していきます
(生徒たち)イェーイ!
そんな掛け声で一気に作業はスピードアップ!
実に楽しそうで実にたくましい女子生徒たち
みんなのおかげで80坪ある広い食堂があっという間に空っぽに
すると一度校舎に戻った生徒たちが手に手にモップやブラシバケツなど掃除用具を持ってまた現れました
始まったのは食堂の床磨き
どうやら匠床は張り替えずそのまま利用するようです
耐久性の高い木目調のビニールタイル
磨けばまだまだ使えます
ふだんもまめに掃除はしていますがなにせ土足で歩く場所取れない汚れがこびりついていました
(スタッフ)床きれいになってますか?はい
生徒たちの頑張りで広い食堂の床がたった30分で見違えるようにきれいになりました
そこへトラックいっぱいのベニヤ板が到着
それを全部生徒たちが食堂の中へ運び入れます
これはきれいに磨いた床が工事中に傷ついたりしないよう上からかぶせておくための養生用の板
邪魔…
床一面に敷き詰めガムテープでつなぎます
待ってここ隙間が…
同じクラブの仲間どうし息の合ったチームワークで床の養生もそれほど時間をかけずに完了
そしたら皆さんどうもありがとうございました皆さんのおかげであっちゅう間に敷き詰めて…今さっきちょっと数えたらこうやって今床が傷まないようにベニヤ板を張ったんでこれからいよいよ壊すとこ壊して今から始まりますまたいろいろご協力頂くことあると思うんでよろしくお願いします今日はどうもありがとうございました
外の光が全く届かず薄暗かった学食のリフォームがいよいよ本格的に始まりました
まずは昼間も欠かせなかった照明をすべて取り外します
生徒が口々に「暗い」と言っていた食堂ですがその天井には丸型蛍光灯を5つずつ備えた大型の照明器具が合計24基も取り付けられていました
照明1基に蛍光灯5つ
それが24基あるので全部で120本!
80坪の食堂を照らすためにかなりの電力を消費していました
食堂の照明をすべて外し終えたら今度は解体
今回唯一解体するのは…
せーの!
そう天井
せーの!
(生徒たち)わぁー!・
(解体音)・
(生徒たち)わぁー!すごい!すーげっ・
(解体音)・
(生徒たち)わぁー!
生徒たちも解体の現場を間近で見るのは初めて

(解体音)・
(生徒たち)わぁー!
あまりの迫力に大騒ぎ
(スタッフ)どうでした?
大迫力の解体が終わり剥がした天井から軽量鉄骨の骨組みが取り外されると…
ここで再び彼女たちの出番!
石膏ボードでできた天井板
それを細かく砕いて袋に詰め外に運び出すのを手伝います
大量の廃材もみんなで力を合わせればあっという間
今度もまた最後は1列に並んでバケツリレー
部活動で磨いたチームワークと体力を発揮
女子生徒たちが貴重な戦力になりました
およそ80坪もある広い学食
その大きな天井をすべて剥ぎ取るとそれまで暗闇に眠っていた鉄筋コンクリートの駆体があらわに
(スタッフ)結構コンクリートむき出しな感じになりましたね
(スタッフ)結構ありましたですね高さ
コンクリートむき出しのままで女子生徒たちも気に入る天井とは…
天井落とすとは思わなかったですね落ちる音がすごかったですね女学生がキャッキャッやるからいいですね見てて男女共学だと女の子も照れちゃうけど女子校だからみんな関係なくねあれだけ大人数いると仕事が早いですね床磨き30分って…30分であそこのテーブルも全部ソフト部の人なんかすごく頼もしかったですよねでもずらしてもいなかったですねそうだねずらしてないですねまず初っぱなに外しましたね真ん中のまんまですね匠は解体してコンクリートがむき出しになった天井を隠さずそのまま生かしたいと言っていましたが一体このあとどんなふうに仕上げるんでしょうか皆さんで推理してみてくださいコンクリートイコール女の子らしいって結びつかないから…簡単にペンキを塗るってどうですかあれ木目があるんだから木目調の色で塗ったら木に見えるんじゃないですかどうせなら色塗るんだったらば雲とかね青い空とかに…
夏休みを利用して行われている大阪信愛女学院の学食リフォーム
工事中の食堂から脚立を持って出てきた作業員がなぜか西側のホールの隅へ…
すると屋外に面したはめ殺しの窓のガラスを割れているわけでもないのに端から2枚分突然取り外しました
そこにそのフレームとちょうど同じ大きさの新しい窓のサッシをはめ込みます
取り付けられたのは風を通すジャロジー窓
しかし結局交換したのは端の2枚だけ
その新しい窓とホールを挟んで対面する場所に厨房の入り口が…
その扉の脇にある厨房とつながるコンクリートの壁に丸い穴をいくつも開けると…
・いきますよ・はい
その穴をつなぐ形で分厚い壁を四角くくり抜いてしまいました
(西濱)煙でたいてみたら風の流れ分かりやすいと思うんです
(スタッフ)今ここ何か入ってきてます
天井を取り払いコンクリートがむき出しになった女子校の広い学食
厨房側のコンクリートの梁に沿わせるようにして壁の下地が…
ほかの部分はそのままここだけ長い梁が端から端まで覆われました
するとそこにあるものが運ばれてきました
それは畳1畳ほどの大きさの鏡9枚
梁の下地はこの鏡を張るためのもの
大きな鏡をまたその上から天井と直角にして張り付けると…
まるでずっと奥にまで天井がつながっているような錯覚に
すると今度はコンクリートの天井に直接はしごのような形に組んだ木枠を取り付けます
その下では大きな合板が何やら不思議な形に切り抜かれていました
それをまた足場の上へと持ち上げます
天井に付けた木枠はこの板を固定するためのものでした
さらに先ほどのちょうど半分の大きさの板も
それを梁に張った鏡の前に取り付けると鏡に映り込んでまるで同じ形の1枚の板に
およそ80坪もある広い食堂のコンクリートがむき出しになった天井に少しずつ大きさの違う奇妙な形の板を何枚も設置
そこに長さが4mもある細長い木の箱が届きそれもまた天井へ
梁の下の位置に合わせて同じものを2本縦につなぎ頑丈な鉄筋コンクリートの天井からつり下げるようにしてしっかりと固定します
よし…
8mの長さの木の箱が広い天井の端から端まで全部で16本も
続いて直径が2cmしかない非常に細い真っ白な丸い棒のようなものが大量に届きました
それをすべて食堂の天井一面につり下げたあの木の箱の下側の溝にはめ込みます
実はこれ最新型のLEDライト
天井につり下げた木の箱はその照明器具を設置するためのボックスだったのです
そうですねそうなんですよ空って止まらないですよねバーッと広がっていくのと同じように視線が抜けるように…ですから向こうに映ってる雲はウソの雲ですあたかも向こうにも雲があるように
学食がそんなことになっているとはつゆ知らずエプロン姿の生徒たちが校舎から長テーブルを運び出しなぜか工事中の食堂の前のホールに並べていました
さて一体何のために?
リフォームが進む学食前の中央ホールに長テーブルを並べた生徒たち
一度校舎に戻ると今度は1人ずつ何やら大事そうに抱えて出てきました
生徒たちが次々とホールに運び込んだのは大きな皿に盛られたラザニアやピザなどボリューム満点の料理の数々
(スタッフ)皆さん手作り?
彼女たちは食物部に所属する中学生と高校生
夏休み中のこの日朝早くから集まってリフォーム現場で働く人たち20人分のお昼ごはんを作っていたのです
(スタッフ)こちらは何のお料理?
(スタッフ)美味しくできそうですか?
頑張ってくれている匠や職人さんたちに感謝を込めて日頃部活動で磨いている料理の腕を存分に振るいました
真夏の暑い日ということもあり冷たいデザートまで用意
体力を使う過酷な現場仕事を考えボリュームたっぷりのメニューをそろえました
そしていよいよお昼休み
うわっすごいおいしそうな…今日は暑い中頑張ってくださっている皆さんのために差し入れを作りました
(生徒たち)どうぞ召し上がってください
(匠たち)ありがとうございまーす
女子生徒たちが心を込めて作った差し入れ
ありがとうございますはいありがとう頑張ってください
職人さんはもちろん匠もこんな経験は初めて
チョコレート入ってる…
(スタッフ)おいしいって
どれも絶品!大好評でした
(スタッフ)おかわりですか?
そして食後は茶道部から抹茶のサービスまで
女子校ならではのおもてなし
工事現場のお昼休みとは思えない厳かな雰囲気
おいしい料理とお茶で英気を養い作業に一層身が入ります
大変結構なお点前でございますありがとうございます
夏休み中の完成を目指し現場は日曜日も休みなし
するとそこへ体操服姿の女子生徒たちと大人の男の人たちの一団が…
おはようございまーす
匠のもとに集まったのは女子生徒とそのお父さんたちでした
(西濱)今日はお休みのところどうもありがとうございます今日はですねよろしくお願い致します
(一同)お願いします
娘が通う学校のために何か役に立ちたいと保護者会の役員を務めるお父さんたちが親子で参加
いける?眼鏡が…
(西濱)職人さんがきれいにうまく塗ってしまうと味がないですからねハハハッはい持っていってください
親子がペアになってそれぞれ持ち場を分担
食堂のコンクリートの壁を明るいパステル調に塗っていきます
(スタッフ)ふだんはお仕事何されてるんですか?えっ?
(スタッフ)ふだんはお仕事…
(スタッフ)お父さんちなみにふだんお仕事はどんなことを?
(スタッフ)お父さんふだんお仕事どういったことを?
(スタッフ)すごいですよねビタビタになりました
エアコンもない蒸し暑い真夏の工事現場
真剣な顔つきで汗まみれになって頑張るお父さんの姿はふだん家ではなかなか見ることはありません
親子で力を合わせ半日がかりで無事に塗り上げました
(スタッフ)大体西濱さんのイメージしてたとおりですか?
親子の距離がグッと縮まりました
顔ちょん切られた…顔むっちゃある…いいんよそれがでも取れへん…
次の日大阪市内の現場を離れ京都府の北・舞鶴にまで足を延ばした匠
たどり着いた大きな工場の広い敷地には無数の太い丸太が山のように積み上げられていました
しかしこれらはすべて森の保全と樹木の成長を促すために間引きされた間伐材
材木としては商品になりません
ここはそうした間伐材をムダにせず別の用途に利用するための工場
まずは一定の長さに切った丸太の表面の皮だけをきれいに削り取り…
それを1本ずつ次の機械へ移すとここで大きくその姿を変えることに
直径40cmほどの太い丸太が…
なんと一瞬のうちにペラペラに!
すごいですね
まるで大根をかつらむきするように丸太をあっという間に僅か2mmの薄さにスライスします
丸太1本でおよそ50m分
薄っぺらな板になって出てくる端からその場で畳1畳ほどの大きさにカットされ形がそろえられます
(スタッフ)西濱さんここは何の工場ですか?いわゆるベニヤ板ですけれども
(スタッフ)今桂剥きみたいにかなり薄くスライスしてますけど…
ふだん目にする合板はこうして作られているのです
国産の間伐材でできたこの合板を大量に仕入れた匠
分厚くて頑丈な構造用合板40枚を1枚ずつ機械にかけて加工します
使われるのはコンピューター制御された高性能な木工機械
匠が描いた図面どおりに四角い合板が何やら複雑な形に切り抜かれていきます
分厚い構造用合板40枚から切り分けられたのは形も大きさもさまざまな20種類ものパーツ
こんなにもたくさんの不思議な形をした合板のパーツを使って匠は一体何を作るつもりなのでしょうか?
見事な天井になりましたねなりましたねまさかあそこの梁の所に鏡張ってただ鏡を使うって言ってたよね鏡って単語出ましたよねあと空!空は途切れないからって…あれ空にするんだでよかったんですまた雲が白いからあれが反射してまた明るいそれが鏡に反射してまた明るいあれだけで気持ちいい空間になってますもんね匠は頑丈な構造用合板をたくさん色んな形に切り抜いていましたが一体何をするつもりなんでしょう皆さんで推理してみてください文字に見えるんですよねなんか…「V」とか「N」とか見えますよねあれって作ったことあるんだけど椅子の脚なんですよずいぶん背の高い脚ですよこれそれが分からないんだけどでもさっき雲を作ってたので今度はやっぱ木とか…ジャックと豆の木!
学食のリフォームが進む大阪信愛女学院
夏休み中の校内で匠と一緒に何やら待っていたのは美術部の中学生と高校生
そんなみんなのもとにお目当てのものが届きました
トラックの荷台に積んで運ばれてきた袋の中身は…
ちょっとみんなのぞいてみてくれる?何か分かる?
(西濱)何と思う?ガラス…
(西濱)これいつもみんなが飲んでるジュースとかガラスの瓶これをもう1回ガラスにする再生の工場に行ってきて分けてもらってきてん
そこはガラス瓶の再生工場
(ガラス瓶の音)
ラベルやキャップなどの不純物が取り除かれたガラス瓶のかけら
匠がそれを使おうと考えたのは…
(西濱)いいですか?
(生徒たち)はい
食堂前の中央ホールの大きな壁を飾る学食のシンボルともいえる聖母マリアを描いたモザイクガラスの壁画
その裏側も当然大きな壁になっているのですがこちらには何もなくいかにも殺風景
そこで匠は美術部のみんなに頼んでここにもモザイクガラスの壁画を作ってもらおうと考えたのです
みんなで洗いたいと思うのでまずその作業から始めます
(スタッフ)きれいになってる?
きれいになったガラスを今度は1つずつ色分け
真夏の猛暑の中根気のいる作業が続きました
それが終わるとようやく全員で壁画の下書きにかかります
畳9畳もの大きさの壁画を9つのブロックに分けて分担
匠は一体どんな絵を依頼したのでしょうか?
そのころ食堂では大きな木枠が運び込まれていました
片面に金属製の束がいくつも付けられた木枠を食堂の東側の隅へ
どうやらそこに1段高い新たな床組みを作るようです
高さ40cm広さ6畳ほどのスペース
しかしそれは食堂の中だけではありませんでした
同じ高さの床組みをなんと壁を隔てた外のホールにまで延ばしコンクリートの床にしっかりと固定
長テーブルと丸イスだけが整然と並んでいた無機質な食堂を屋外にいるかのようなイメージで作り替えたいと考えた匠
その次なる策が床を1段高くして作ったこのデッキスペースでした
(スタッフ)西濱さんここも何かできましたけど…
枠にはまらない匠の冒険はこちらにも…
西側のコーナーには軽量鉄骨でアーチ型の骨組みが組まれ…
その下には間仕切りとなる格子の壁が立てられました
そしてここもやはり食堂内のデザインが壁を突き抜けてホールにまで…
(スタッフ)いい感じに全部はみ出してきた感じですね
(スタッフ)ずいぶん色んな所が使えるようになったといいますか
学食リフォームもいよいよ佳境
また現場に荷物が届きました
トラックの荷台に積まれていたのは合板
しかしそれを上から見るとなんとも不思議な形をしていました
この奇妙な形の板は長さおよそ4m
食堂の中に運び込んでそれを縦に起こすとちょうど天井と同じ高さでした
それが立てられたのは色分けされた床の境
(スタッフ)大きいものが運ばれてきて立ちましたけど…これは?
(スタッフ)あの工場で作られてた…
(西濱)そうですそうです
(スタッフ)だから複雑な形で…
(西濱)そうですね
そのころ美術部もひと月半に及ぶ壁画制作の追い込みに入っていました
ガラス瓶の再生工場でもらった小さなガラスのかけらを1つずつ下地の板に貼り付けていきます
瓶のかけらだけだと色味が足らず自分たちでステンドグラスの工房を訪ねて端材を分けてもらってきました
そしてこれが最後の1つ
お〜!
(拍手)
日の光が届かず外の景色も見えない食堂
その壁に飾る大きな壁画のモチーフとして匠が選んだのは…
そうそれは灼熱の太陽!
無数のガラスがキラキラと照明の光をはね返すエネルギーに満ちた太陽が食堂に昇り匠の描いたイメージがついに完成しました
お〜!
(拍手)
(西濱)どう?
(西濱)キラキラしてるやん太陽ほんとにこれ廃材なんですよね瓶とかステンドグラスの残りもんとかを頂いたやつをみんなが力合わせてまさしく日の目を見たいう感じでね
(スタッフ)やっぱり大変だったでしょいろいろ…
(西濱)どうもありがとうちょっとうるっときたわハハハハハ…
これで匠による作業はすべて終了
生徒たちと一緒にひと夏かけて作り上げた学食
そのリフォームの全貌をご覧頂きましょう
幼稚園から短大までおよそ2000人が通う大阪信愛女学院
1万坪以上ある広大な敷地の真ん中に建つ築50年の講堂
その1階にある学食は四方を広いホールと廊下に囲まれているせいで一切外の景色が見えず日の光も届きません
そのため昼間でも電気なしでは真っ暗
厨房に十分な給気口がないため代わりに食堂の扉が空気の取り入れ口となり冬場は猛烈な勢いで冷たい風が吹き込みます
明るくて暖かい昼休みが楽しみになるような女子校らしいオシャレな学食にしてほしい!
そんな生徒たちの声が届きさっそうと現れたリフォームの匠
(生徒)スピードアップー!
青春時代の記憶に残る学食を目指し夏休み中の生徒たちと協力して挑んだ大改造
「三次元の冒険家」ならではの大胆な発想を形にしたそのリフォームの全貌をご覧頂きましょう
ムダに広いだけで食堂を外部と隔絶し暗さの一番の原因となっていたのが食堂を取り囲む寒々しいホール
券売機が置かれていた東ホールには食堂からはみ出す形で生徒たちが思い思いに過ごせる開放的なデッキスペースが誕生
入り口を塞いでいた売店を取り払ったことで人の出はいりもスムーズになり差し込む光の量も2倍に
売店はこれまで使われていなかった東ホールの一番奥へと移設
もう以前のように人だまりができて大渋滞することはありません
店舗面積を広げ壁を格子にしたので奥にあっても閉鎖的にならず建物の外まで見渡せます
暗くて寒くて殺風景
生徒たちが料理を教室に運んで食べるほど人気のなかった学食は…
なんということでしょう
生徒たちの希望どおり明るいオシャレな空間へと大変身
まるで晴れた日のカフェテラスにいる気分でランチが楽しめます
パーゴラに見立てたLEDライトの照明ボックスに間接照明の反射板を兼ねた雲
消費電力も以前の5分の1に減りました
そして何よりも食堂を明るく照らすのが南側の一番大きな壁を飾る美術部の生徒たちが作った太陽の壁画
キラキラと輝く色とりどりのモザイクガラスはどれもすべてガラス瓶の廃材やステンドグラスの端材
この壁画制作に夏休みのほとんどを費やした美術部の生徒たち全員の名前がその大作の脇に添えられました
事務机風のテーブルが整然と並んでいたかつての食堂
この丸イスもまた味気ないものでした
しかし匠はこれを再利用
倉庫に運んで保管していた丸イス300脚
その半分の150脚をまた例のごとく運動部の生徒たちの手を借りて座面と脚に分解
汚ればかりか傷も目立っていたスチール製の脚は塗装工場へ運ばれブロンズ色にきれいにお化粧直し
あっという間に新品同様に生まれ変わりました
一方丸い座面は表面の薄いビニールカバーを剥いでかたいプラスチックの板を取り出し…
その板に厚さ6cmのウレタンクッションを当て肌触りのいい温かみのある布で包みました
見た目はもちろん座り心地も段違い
幼稚園と小学校の給食の準備に欠かせない長テーブルも脚を塗装し天板を張り替えて以前の半分を再利用
円や楕円のテーブルは大量に仕入れた構造用合板で作ったもの
ずっと倉庫に眠っていたイスも色を塗り直して再利用しました
街の街路樹をイメージしてデザインしたのは合板を元の木の形に再現したパーテーション
料理を受け取るカウンターから一番遠くガラスの壁に囲まれて寒かった東側の角
生徒たちに敬遠され誰も寄り付かなかったその場所を魅力あるコーナーにしたいと1段高いデッキスペースに変えた匠
その段差はベンチとしても使えます
空調が整い壁際の寒さも気にならなくなった見晴らしのいいこのコーナーはきっと生徒たちの人気の場所になることでしょう
さらに西側の角にも
こちらは楕円形に区切られたスペース
どこにいても一緒だった以前とは違いこれからは生徒たちが思い思いにその日の気分や人数に合わせて好きな場所を選んで座ることができます
東側のコーナー同様ここもまた食堂内のデザインが壁を越え外のホールにまで
居場所を選ぶ楽しみも食堂からはみ出し昼休みに限らずちょっと腰掛けておしゃべりできる新たな憩いの場に
匠の枠にとらわれない自由な発想はそれだけにとどまりません
はみ出したのはホールだけでなくなんと建物の外にまで…
あくまでも自然の環境にこだわる匠
本物の太陽の下爽やかな風が吹き抜ける気持ちのいいデッキコーナーまで設けました
西ホールの入り口にできたそのデッキコーナーはガラスを挟んでホールの内側にもつながり
建物の中と外合わせて20畳ほどの広さを確保
友人どうしや先生とのコミュニケーションの場として大いに活用できそうです
中と外のデッキを行き来するのにわざわざ遠回りする必要はありません
季節のいい時季にはガラス戸を開いて床の隙間を閉じればデッキが1つになり開放感満点
オシャレなオープンカフェに
またこの同じ場所で入学式や卒業式の日など定期的に茶会を開いていた茶道部のためにもっと本格的に実演できるようデッキの使い道にも多様性を持たせました
日焼けを気にする女の子たちへの優しい心遣いも忘れてはいません
真夏の日ざしの強い日には日よけのテントも引き出せます
以前は売店も食券の券売機も東ホールにあっていつも混雑していましたがその動線を整理するため券売機を西ホールへ移動
券売機の隣には新たにモニターが取り付けられ並んでいる間にその日の日替わりメニューなどを確かめることができます
小学校と幼稚園の給食630食分を教室へ運ぶのに使っていた配膳車20台
それが全部出しっぱなしになっていた西ホールは…
食堂に出はいりする人の動線を邪魔しない一角に新たに専用の配膳車置き場を増設
この中に20台すべて収まります
扉には鍵もかけられるので中に配膳車を入れておけば衛生面の心配もありません
給食の運び出しが楽にできるよう直接食堂とつながる出入り口も設けました
細い丸太を組んで作ったようなログハウス風の配膳車置き場
しかしよく見るとその小さな丸太の断面1つ1つにすべて違う無数の似顔絵が描かれていました
匠が訪ねた合板工場
その合板を作る過程で丸太をかつらむきにする際どうしても直径4cmの芯材が残ってしまいます
そのままでは使い道がないので通常細かく砕いて紙の原料などに再利用されるのですが匠はそれを生かそうと400本も分けてもらってきました
いいにおいするフフフッめっちゃいいにおい
中学生と高校生が放課後の時間などを利用して芯材を2cmの厚さに切り分けました
その数およそ2000個
それを1つずつ幼稚園から短大までの生徒全員に配り1人1人に自分の似顔絵を描いてもらったのです
みんなで参加できるリフォームの記念
2つとして同じ絵はありません
みんな自分の特徴を捉えて上手にかわいく描けました
(生徒たち)できました〜
生徒だけでなく先生や学校の職員も全員参加
ほら見てみウフフフ…
食堂の入り口に仲よく並んだ2000個の笑顔
明るく生まれ変わった学食にぴったりの世界に1つしかないすばらしいモニュメントができました
そんなたくさんの笑顔に迎えられて入る食堂
町並みや街路樹をかたどったパーテーションが開放感を損なわない間仕切りとなり出入り口付近の人の流れもスムーズに
入り口から食器返却口まで一方方向に進む動線
カウンター前に料理待ちの行列ができても客席と通路が仕切られているため落ち着いて食事をすることができます
古い給湯器はお茶や冷たい水も出る新しいものに交換
混雑を避けるため2ヵ所に離して設置しました
冷たいステンレス製のカウンターをメラミン素材の明るい木目調に替え壁もオレンジ色に塗って心和む温かな印象に
カウンターの上にはメニューごとに並ぶ場所を示す案内板が
実はこれ…
(スタッフ)あっこれを使うんですか?そうですね
倉庫に眠っていたもう使わない古い学習机を生徒たちに分解してもらいその天板を再利用したものでした
木工所に持ち込み傷だらけになった天板の表面を削ってもらうと…
現れたのはきれいな木目
そこに丼物や麺類などメニューをかわいらしくデザインした絵を刻みました
以前はただ文字を印刷した紙を発砲スチロールに貼り壁にセロハンテープで留めていました
それが遠くからでもひと目で分かるオシャレな木の案内板に
やわらかな間接照明の明かりに照らされ見るとなんだか食欲も湧いてきます
今回食堂だけでなく厨房の中も一部リフォーム
デコボコで歩きにくく掃除もしにくかったコンクリートの床を平らにそして滑りにくく補修
さらに夏場猛烈な暑さと闘っていた調理スタッフ待望のエアコンも設置
しかもそれは風の吹き出し口を自由に動かし必要な場所に向けて涼しい風を送れるスポットエアコン
これなら厨房のどこにいても快適に作業できます
食器返却口・給湯器・手洗い場それらが1ヵ所に集中して最も混雑がひどかった東側の入り口
動線を整理することで慢性的な渋滞を解消しそこに短大生や幼稚園児の迎えに来た保護者が化粧直しなどに使える洗面コーナーを設けました
5〜6人が一緒に並んでも余裕のあるスペース
もちろん中高生が手洗いや歯磨きに利用することもできます
食堂の寒さの原因だった閉じない扉の隙間から吹き込む強風
厨房の給気を整えたことでそれも収まりました
中央ホールに面した2階の講堂へ上がる階段下も使っていなかった物置の壁を開いて有効利用
ここは学食のメニューに新たに加わった焼きたてパンの販売コーナー
ホール中に甘いおいしそうな香りを漂わせます
一番のオススメは「信愛ベーグル」
匠や職人さんたちに手料理をふるまった食物部考案の特別メニューです
ひと夏かけて完成させた大阪信愛女学院の学食リフォーム
以前とは比べものにならないぐらい明るくオシャレな食堂に生まれ変わりました
果たして生徒たちは喜んでくれるでしょうか?
(チャイム)本日待ちに待った食堂のリフォームが完成致しました「これより完成披露を行いますのでご覧になりたいという方は講堂前にお集まりください」
ついにやってきたリフォームの完成披露
その変わりようをひと目見ようと生徒たちが続々と講堂前に集まってきました
(スタッフ)シスター完成しましたけどどうですか?楽しみですねイェーイ!やばいやばいやばい
そんな期待を胸にいよいよ食堂へ
(歓声)
(歓声)
(生徒たち)はーい!
(歓声)あーすごい!アハハッ
(歓声と拍手)もうステキな…ありがとうございましたみんなでありがとう言いますせーの!
(生徒たち)ありがとうございまーす
(生徒たち)ありがとうございましたありがとうございました
(拍手)
(StandbyMe)
(手拍子)
学食のリフォーム完成を記念して匠率いるおやじバンドと軽音楽部の生徒たちによるスペシャルライブを開催!
・「Whenthenighthascome」・「Andtnelandisdark」・「Andthemoonistheonlylightwe’llsee」・「DalingdarlingStandbyme…」
ただ食事するだけでなく生徒たちが自由に交流できる学食を目指した匠
こんな使い方もたまにはよさそうです
青春真っ盛りの生徒たち
明るく開放的に生まれ変わったこの学食でみんなたくさんの思い出を作っていくことでしょう
(スタジオ内拍手)感心してしまった!映画みたいですね最後ほんとに生徒たちの理想をかなえてくれた大ヒーローになってましたね最後ね匠は色んな人に参加してもらおうっていう親子であったりとか太陽なんかすごいじゃないですかまさしく日の入らないとこに太陽を持ってきちゃったあれ美術部に頼むのは乱暴じゃない?って思ったんですいいもの作りましたよねあれはあっていいですよねあそこに
(市村)いいですね〜これちょっとよすぎるんで今度は早いもん順じゃないっすか場所取りどうしたって晴れてる日はテラス行きたいじゃない
(市村)あそこが一番大人気ですねあと台の所も行きたいじゃない所さんあとクイズの答えは「木」でした当たりだよね簡単な答えでしたね木で木を作るずいぶん「気」を遣ったんでしょうね最後そんなダジャレでいいんでしょうかすいませーん2015/12/20(日) 14:25〜16:30
ABCテレビ1
大改造!!劇的ビフォーアフター 2時間スペシャル[再][字]

幼稚園から短大まで…女学院の食堂をリフォーム!光が入らず寒風が吹き込むが、2階が講堂で構造を変えられない。夏休み中に匠&女生徒、各クラブが持ち味を活かし大活躍!

詳細情報
◇番組内容
劇的なリフォームで家族の問題を解決します!狭い・暗いなど不便な家を匠がリフォームで大改造!!日本中の家族を幸せにする笑いあり、感動ありの家族応援バラエティ
◇出演者
所ジョージ、市村正親、芹那、江口ともみ
◇監督・演出
高橋章良
◇音楽
松谷卓
◇制作
ABC、社員、ジャンプコーポレーション
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.asahi.co.jp/beforeafter/

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – その他
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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