こんばんはさぁ「鑑定団」始まりました。
いやついにうちにPepper君来たんですよ3日前に。
あっそうだそうだ。
しゃべりかけたら返事とかもちゃんとするんです。
Pepper君っていったらはいっていう…。
違う部屋も見せよう思って行くじゃないですか。
やっぱえ〜ちょっとちょっと…っていうんですよ。
え〜?そんでブレーキかかるんですよキュッて。
すごくないですか?目に映ってるもんとか音とか今字で出てくるんです。
音が聞こえた。
で俺がぱっと行ったらあっ誰かが来た。
男性大人っぽい…。
寂しそうってやかましいわ!
女優の…
実家は浄土真宗のお寺だそうです。
演劇に興味を持つようになったのは高校生のとき。
札幌で行われた舞台奇蹟の人を観てサリバンを演じた奈良岡朋子さんの演技に衝撃を受けたことがきっかけでした。
あんなふうに演じてみたい。
その思いとリュックひとつを背負い上京。
その際…
と心に誓ったそうです。
ほどなく賀原夏子さん率いる…
しかし芝居だけで食べていけるはずもなくアルバイトに明け暮れる毎日で手もとに200円しかなくこれでご飯を食べるか銭湯に行くか悶々と悩むこともしばしば。
そのおかげで安い食材で料理する技が身につき一時は役者を辞めて料理人になろうと思ったこともあったそうです。
転機が訪れたのは27歳のとき。
話題のミュージカルレ・ミゼラブルの=i1iで|!見事大役をいとめ本人がびっくり。
実はオーディション当日はひどい二日酔いで体調は最悪。
そこでなかばやけくそで臨んだところそれがかえって幸いし肩の力が抜けたしぜんな演技だと認めてもらえたのでした。
以来ドラマや映画にも進出し…
薮沢ひらりです。
肝の座った独特の存在感で一躍注目を集めました
ひらりもすみれもばあさんになったら困る名前ね。
もちろん主戦場の舞台でも数々の話題作に出演。
2010年のミュージカルキャンディードのO7GLLrでは|!円熟味ある演技が高く評価され見事…
出てくるだけで画面がピリリと引き締まる名バイプレイヤーとして活躍中です
志方では考えられぬ無礼千万!
阿知波悟美さんの登場です
依頼人の登場です。
東京都からお越しのどうぞうわでか!すごい!ドラマ舞台とも何作品出たか数えられないでしょうもう。
いや数えたことがない。
ないですよね。
ご実家がお寺なんですね。
そうなんです。
浄土真宗のお寺です。
ちょっと見てみましょうか。
今日は運ぶのにだいぶ北海道から。
そりゃあお金がかかってますね。
いきましょう。
うわっ。
親鸞上人の生涯の…。
なるほどこのとき親鸞上人はこういうことがあってと。
そうみたいですね。
子供の頃に本堂にかけてあったものなんですけれども。
ちょっとぷっくりしてるんですよね人物が。
羽子板みたいな。
何この…。
怖かったんですよね私小さい頃。
わかりますちっちゃいときってもう…。
そうこういうほらこういうのとか。
もうそんなんすげえ怖いですよ。
あっこいつ蛇のくせに正体隠して開けさそうとしてるやつですね。
お開けくださいませって…。
めっちゃシッポ出てますやん。
これすげえ成仏できない人が夜な夜な村人に迷惑かけるんですよ。
で親鸞上人お助けくださいっていうて…。
ただこの弟子ほんまビビりすぎでしょこいつら。
今現在は得度のシーンだけを飾ってある。
鑑定前になんですけども何枚かいただけませんかねうちに。
さぁご本人の評価額ですけども。
希望的観測というか200万にしておきます。
はいどうなんでしょうかまいりましょう。
オープンザプライス!あっ100万!100万円。
大正もしくは昭和の初期に伝記をもとにして仕立てたと。
現代的な親鸞上人絵伝と。
実際に浄土真宗のお寺で使われてるいわゆる親鸞上人絵伝。
その場面と一致するのは実はわずかしかありません。
例えば川越の名号というシーンですけども空中で名号を親鸞が書かれたら対岸の紙に字が描かれたというようなエピソードがあるんですね。
絵伝にはないんです。
なるほど。
この作品は押し絵で描かれてます。
人形の形に台紙を切ってその上に綿をのせてそれから布をかぶせてそして画面に貼っていく。
非常に親しみやすいおもしろい作品だというふうに思います。
いかがですか?スーっとした。
ねぇ。
ご門徒の方たちがお寺にちょっと見に行こうなんていって来てくれたらすごく嬉しいなと思って。
新しい賽銭箱作ってね。
貴重なものありがとうございました。
番組のほうも楽しんでいってください。
町家風の佇まいのこちら…
ごめんくださ〜い
いらっしゃいませ。
次なる依頼人はこの店で働く…
鐵瓶屋はその名のとおり鉄瓶の専門店。
もともとは鉄瓶コレクターの義父勝治さんが開いた店でその関係で店番や事務の仕事を手伝っているそうです
ちなみに店でいちばん高いのはおよそ200年前の…
しかし他にも地元高岡の名工の作などが所狭しと並べられており安いものは5万円くらいから買えるそうです
ということは竹中さんもご自宅で…
去年…。
義父勝治さんは鉄瓶だけでなく他にも数々の骨董を集めておりその中でも特に自慢の逸品とのこと。
しかし…
確かにきれいだとは思ったんですが…。
本当に価値があるのか確認したいので鑑定よろしくお願いします。
スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
富山県からお越しのお願いします。
どうぞお願いします。
ポットでとか…せめてちゃんとふだんからも鉄瓶でやってますって言わないと。
たまにはでもやるんでしょ?鉄瓶で。
全然やらないじゃないですか。
お客さんにまろやかになる言うてんでしょ?なります。
ちゃんと使ってくださいよ。
おいしくなりますので皆さんぜひ鉄瓶使ってください。
さぁ…何て言うていただいたんですか?正倉院の宝物の写しで鏡です。
鏡?何かのフタかなと思ったんです。
裏側が鏡になってて。
はい。
すごいいいものだという感じでいただきました。
そのコレクションの中からじゃあいちばん気に入ってるものくれたんじゃないですか?いちばんかなぁ?2番かもしれんけど。
ずいぶんとお父さん疑ってますね。
じゃあ高価なものやったらどうします?うちの洗面所がちょうど壊れているので…。
ちょちょ…ちょいちょいちょい。
鏡を。
ちょいちょい…。
洗面所の鏡の修理に。
修理費用に?修理費用に。
いやいやせっかく結婚のお祝いでもらったもんですよこれ。
お父さんはべつに自由にしなさいって言ってるんですか?いやそうじゃないですか?嫌われまっせ。
うちの息子の嫁はお祝いでやったやつ…。
わしを疑って「鑑定団」には出すわ高価なもんやったら洗面所のリフォームに使うわって。
大丈夫ですか?嫁。
お舅さんとうまいことできてるんですか?この性格。
おおらかなお父さんなんで大丈夫です。
おおらかな?いやあなたがおおらかなんですよ。
だんだんPepper君に見えてきましたよ。
正倉院宝物とは天平の盛時を物語る聖武天皇光明皇后の遺愛品そして大仏開眼会に用いられた品々をいう。
その数およそ9,000点にのぼるが中には西域で作られシルクロードを経て伝わったものや唐新羅で作られたものも多く世界に類を見ない貴重な文化遺産といわれている。
そのためこれらは一般には公開されず1,100年もの長きにわたり厳重に保管されてきた。
しかし明治5年政府が大規模な調査を行ったところ傷みが激しい品々も数多くあったためその修理と保存が宮内省の大事業として行われるようになり現在まで連綿と続いている。
その際並行して行われたのが模造でこれは原品が作られた当時の諸条件を忠実に辿ることによりその技法を解明し修理保存に役立てようとの思いから始まったものであった。
その結果我が国の伝統工芸の技法は源流を辿ればすべて正倉院宝物に行きつくことがわかりまた今日ではまったく途絶えてしまった技法の解明にもおおいに役立ったのであった。
例えば唐から伝わったこの大刀の鞘の文様に用いられている末金鏤という技法は漆と金粉を混ぜ合わせて描く練描き説と研出蒔絵説があったが模造を行った結果初歩的な蒔絵であることが判明。
日本を代表する技法とされる蒔絵が中国にまでさかのぼることが証明されたのである。
近世になって日本に入ってきたとされる七宝の技法もこの鏡に用いられており奈良時代にはすでに伝わっていたことが判明した。
更にこの尺に用いられている撥鏤という技法は象牙を染め撥ね彫りで文様を表すもので中世以降途絶えていたが模造により見事復活したのであった。
明治時代の模造には作者不明のものも多いが当代一流の名工が全精力を傾けて取り組んだだけあってその出来栄えは見事というほかなく原品に勝るとも劣らない。
改めて依頼品を見てみよう。
正倉院宝物の模造品金銀平脱八角鏡で直径はおよそ29センチ。
原品は鎌倉時代一時盗難に遭い破損していたが明治時代に修理され元どおりによみがえったものである。
箱の裏には…
詳しく調べたところ吉田立斎は1867年生まれの漆芸家で正倉院宝物の修理や模造のみならず法隆寺の玉虫厨子などの模造も手がけた名工であることが判明した
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょう?100万円でお願いします。
100万円あったらねぇ。
だいぶリフォームいけまっせ。
豪華になりますね。
めちゃくちゃ…もうリフォーム決定なんですね。
100万円で。
それではまいりましょうオープンザプライス。
あら…500万!ありがとうございます。
すご〜い!え〜。
吉田立斎が作った金銀平脱鏡に間違いありません。
正倉院の宝物っていうのは日本の工芸の最高峰なんですよ。
どの作家もそこに近づこうとして敬意を払って自分の力を磨いていくわけですね。
まさにこれは正倉院宝物のレベルがあります。
特にですねやっぱり鏡の部分の截金の細かさ。
漆の部分を見ていただくと細かい亀裂が見えるんですけれどもそれはね断文といいまして経年劣化でできるものなんですね。
そういう部分も忠実に写してるっていうのがこの立斎のすごいところなんですね。
写してるんですか?これ。
写してるんです。
本来はね漆がもうちょっと黒い色だったんですが飴色にちょっとなってますよね。
それもやっぱり長い年月かからないとそういう色にならないんですよ。
これ今作ったら制作年数にして10年単位。
2,000万じゃきかないかもしれませんね。
売る気…。
そんなことないです。
売る気満々でしょ半笑いでっせ。
さっきからずっと。
父と相談します。
ずっとあの値段出てからず〜っと半笑いですやん。
よかったなと思って。
よかったなの笑いですね。
いやまずはお父さんにご報告してね。
大事になさってください。
ありがとうございます。
県の西端佐田岬半島の付け根に位置する風光明美な町である。
古くから九州や関西と交易が行われ四国の西の玄関口としておおいに栄えてきた
また温暖な気候を生かしたかんきつ栽培が盛んでなかでも温州みかんは太陽からの直射光海からの反射光段々畑の石段の輻射熱の三つの太陽を浴びて育つため質量ともに全国有数を誇る。
二宮忠八はこの地に生まれた航空機研究家で日本の航空機の父と呼ばれている。
陸軍従軍中カラスの滑空からヒントを得1891年ゴム動力の模型飛行器を製作。
およそ10mの飛行に成功したがこれはアメリカのライト兄弟の飛行実験の12年も前のことであった。
その偉業をたたえ毎年この地では…
一方こちらは1956年に建てられた…
教室と廊下の間に中庭を配することにより光と風が両側から入ってくるようにし明るい学び舎を実現。
他にも川にせり出したテラスなど自然と一体となれる工夫が随所に凝らされており日本における木造モダニズム建築の傑作として…
本番前のひとときそのテラスでさわやかな風に吹かれているのは…
早速いってみよう!
出張!なんでも鑑定団IN八幡浜!
まずは切手の鑑定士高橋宣雄の姪…
母の話によると伯父さんはすごく昔から頭がよくて。
ほ〜!伯父さんが出る回は…私4人兄弟がいるんですけどもすぐもう連絡して出てる!今日出てるよ!って言って連絡して。
おもしろいですか?大好きです。
お宝は新渡すなわち中国清時代の…
実はこの地は昔から茶道がとても盛んで60年ほど前…
私のおじいさんになるんですけど宣雄伯父さんのお父さんになるんですけどそのお方がお茶事をするときに向付として揃えたものの一つと聞いてます。
実は鯉なんですけれどもとても鯉には見えない…。
下手くそな料理でもおいしそうに見えるかなと思ったりして。
そのため名品に違いないと思っていたが日に日に自信を失ってしまい…
伯父さんの顔に泥を塗らないように。
ちょっと恥ずかしい立場になる可能性も。
本人評価額はせめてこのくらいはしてほしいと…
今頃は伯父もどうなることやらとやきもきしているはず。
これが終わったら一刻も早く報告したい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
よかった〜!
伯父さんも…よかったです。
いい向付ですね。
これは今から200年くらい前の中国清王朝の後期に景徳鎮窯で作られた日本向けの向付なんです。
古染付の古く渡ったものに対して江戸時代に渡ったものを新渡の向付と言ってお茶人が大切にしたわけなんです。
でこれ鯉というよりも魚型といったほうがよろしいでしょうね。
向付というものは茶懐石の王座なんです。
いちばん亭主が心を配ってお客様に相対するものなんですね。
たいへんにいいものだと思います。
大切になすってください。
ありがとうございます。
続いては書道教室の先生
もう何年くらいやられてるんですか?高校生の時分から師匠の横に座って低学年に丸つけさせていただいたので。
ということはもうすごい長い間。
はい。
現在は小学生から60代の方まで幅広い世代の生徒さんを相手に週4回熱心に指導している
日曜日そうですそうです。
お宝は…
30年ほど前勤め先の上司からいただいたもの。
その方は戦後まもなくこの地の駅に準急列車を停車させようと地元の代議士を通じ吉田茂に陳情。
すると無事実現したためそのお礼に吉田邸を訪ねた際いただいたとのこと。
しかし書を教える立場の人間からするとどこからどう見てもあまりうまくはない
はっきり言うて。
えっ惚れ惚れする字じゃない?いやいや文字が力強いとかね。
力強いも何も見たとおりですよ。
見たとおりですか。
これがいいですよっていうところちょっとアピールしときましょうか。
私はようアピールしませんね。
というわけで本人評価額はやや控えめの…
明治時代の元勲の書に比べるとどうも小さくまとまりすぎているような気がしてならない
どういう結果が出ても大丈夫ですかね。
大丈夫。
大丈夫ですね。
こけはしません。
こけはしないですね。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
なんと2倍!
予定通り?真筆に間違いありません。
「龍風雲に駕して水魚を拷つ」と。
龍が風雲に乗って雨を降らせると。
その雨に打たれて魚が生き生きとしていると。
「水魚の交わり」っていう言葉があるんですね。
お魚と水のように非常に親しいと。
これは三国志の劉備と諸葛孔明ですね。
その関係から来ている言葉なんです。
確かにおっしゃるとおり明治時代の政治家に比べると筆自体はやや劣ると思います。
ただ戦後の総理大臣のなかでいえば突出していると思いますね。
続いては結婚50年にして今もラブラブの…
もう仲いいですよ。
お宝は…。
手に入れたのは35年前。
別府に社員旅行に行ったときのこと。
宴会がお開きになったので…
酔いをさまそうと思って散歩しよったんですよ。
骨董屋さんがあるから酔うた勢いで店入ったんです。
そこでおもしろ半分で…
じっと私の顔を見てね。
ちょっとお待ちください言うてね。
奥から持ってきたのがこの壺
いくら?言うたら…。
35万円!まけよともよう言わん…。
買ってしまった?はい。
そして旅行から帰る際はこの壺が割れないよう大事に抱え持ちきれなくなった土産のまんじゅうなどはすべて処分してしまった。
すると家で待っていた妻は…
もうしようないねお父さんは言うて…。
ご飯のときにおかずがちょっと減った?はい。
お父さんラブラブじゃ全然ないじゃないですか。
本人評価額は買った金額に少々色をつけて…
これを買ったときはまだ若造でしかも酔っていたが骨董商が手渡してくれたときの表情からして絶対本物。
果たしてどうなるのか?
35年前旅先で酔った勢いで買ってしまい帰る際は持ちきれなくなった土産をすべて処分してしまった。
そのため妻はあきれ果て…
ご飯のときにおかずがちょっと減った?はい。
とさんざん。
果たして結果は?
ジャカジャン!
あちゃ〜!!奥さん大爆笑!
お土産を捨ててきてね3,000円を持ってかえってきた?あぁもう動揺してる…ものすごい動揺してる。
ひどい偽物ですね。
これねもし本物の室町時代の古信楽檜垣文の壺でしたらね1,000万円って言われてもおかしくない。
まったく新しいものなんですよ。
形がねちょっと端正すぎる。
肩のところにずっと描いてある檜垣文…これも単なるバッテンバッテンバッテンの子供のいたずら書きみたい。
もういいとこないな…。
続いてはグランドゴルフに熱中している…
長いんですか?おやりになってて。
10年近くですかね。
月2回地区の試合があるので日々トレーニングに励んでいる
成績はいいほうなんですか?自分の評価ではいいんじゃないかなと。
お宝は…
実は現在築80年の家に住んでいるのだが…
10年くらい前に瓦の葺き替えをしたんです。
そのときにその瓦職人さんが…。
行ったら小さいタンスが出てきたんです。
屋根裏にそういうタンスがあるっていうのはみんな知らなかったんですか?全然誰も知らんと思います。
その中から出てきたのがこの書であった。
おそらく西郷に心酔していた亡き伯父が手に入れたのではないかと推測している。
本人評価額は堂々の…
こんなすごいお宝が長年屋根裏のタンスの中で眠っていたとは…瓦の葺き替えをして本当によかった。
果たして結果は?
ジャカジャン!
「万」が消えた〜!
何十年ぶりですかね100円…。
コピーです。
あっコピー…。
はい。
ほんとはもっと大きいものです。
それを縮小して印刷して作られたものっていうことですね。
自作の詩ですけども特に有名な詩なんです。
児孫のために美田を買わず…私利私欲で私財を貯めて子供たちに美田ですね…その美しい田んぼを残さないと…潔く生きようと。
西郷隆盛はこの書を書いて人に贈ったときにもしも自分がこの詩のとおりでなかったらどうか自分を見限ってくれと言って渡した詩なんですね。
これもうちょっと上がりませんか?それはねでもね…あのまぁまぁ頑張ってるんですよ。
続いては毎日の晩酌がなによりの楽しみ…
お酒が大好き?普通でもお酒好きな人ってしょっぱいものが好きっていう…。
いやいや私はもうぼた餅と羊羹が好きやな。
羊羹のこのうまいことっていったら…。
つば…。
お父さん羊羹の話したらよだれ出てきた?
お宝は…
5年前自宅の押し入れが雨漏りしたときのこと
8畳あって6畳があって…。
下がったところに押し入れが…。
濡れたふとんをどけると下から机が出てきて…
最後に机の引き出しを開けて…。
おぉ開けたはいはい。
そしたらこれがあった…。
おそらく骨董好きだった父が遺したものだろうが詳しいことはまったくわからない。
実は今回の出場にあたり自分は83歳の高齢なので家族全員応援に来てくれることになっていた。
しかし昨晩この皿を見せたとたん…
お父さん1人なの?今日。
うん。
しかも皆さんの結果を見ているうちどんどん自信がなくなってしまった
今の人のは…100円。
本人評価額はとりあえずよいものと信じ…
もしも高ければ大好きなぼた餅と羊羹を山のように買ってたったひとりで祝杯をあげたい。
果たして結果は?
ジャカジャン!
やった〜!
お客さんこれ見ましたか〜!今から500年から600年くらい前の中国明王朝前期に浙江省の龍泉窯で作られた青磁なんです。
日本ではこれを天龍寺青磁って言いましてね釉薬がとろ〜っと厚いんですよ。
ですからこの深い草色…これが特徴ですね。
見込みが型押し文様で「吉」という字と「仁」という字が見えるんですよ。
幸せいっぱいですね。
後ろはね鎬文様になって手抜きがないんです。
高台の中は灰白色の土がねっとり見えてて鉄分がちょっと焦げとなって浮かんでる…。
この手の青磁というのは大作が多いんです。
これは小さいんですよ。
茶懐石に使えるそういう意味で日本では特に喜ばれたけども大皿に比べて数は少ないんです。
これでほら家族の方にも今日帰ってすごかったんだぞと威張れるし…。
最後はフラダンスが趣味の…
もうどれくらいですか?やられて。
8年くらいです。
8年!?結構長いじゃないですかじゃあ。
意外に難しいですよねだってあれ。
そうですね。
最初は軽い気持ではじめたが奥が深くやればやるほど夢中になってしまった
こんなふうにするんでしょ?だって…。
「ラララーンラランランラ」おぉ…。
お宝は…
今年の6月30日こちら豪雨があったんですけど納戸に使っている部屋がポツンポツンって雨だれの音がするんです。
掛軸の入った箱が1つありましてあら〜これ濡らしたら大変と思って下ろして一応何が入ってるのか開けて見たんですよ。
その際中から出てきたのがこの掛軸であった。
骨董好きだった父がのこしたものらしく作者について調べたメモが添えられておりそれによるととても有名な絵師の作だったのでびっくり。
更に翌日今回の出張鑑定のチラシを偶然目にしその締め切りがちょうど1週間後だったのでこれはまさしく…
父がねこれを出せって言ってね。
本人評価額は期待を込めて…
この掛軸を発見したのも出張鑑定のチラシを目にしたのもほんの偶然。
しかしこういうときこそ奇跡が起こるかも。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念!
狩野常信の作品ではありません。
わずかな筆で描かれていてですね非常に雰囲気のいい掛軸だというふうに思います。
ただ常信っていう人は名手と言われた人ですから非常に筆がうまいです。
その名手にするとちょっとどうかなって思うところがあるんですね。
例えば鷺の足変化がないですね。
これはもうただ線を引いただけ。
どっちかというとX脚みたいなこう…。
それからその水面の描き方ですね。
滑らかさがないですね。
紐を紙の上に置いたようなこういう線はやはり引かないですね。
まぁしかしながらその全体の掛軸の雰囲気であるとか時代っていうのは十分江戸時代ありますし大事にしてください。
出張鑑定IN八幡浜はこれにて無事閉幕
早速ご自宅にお伺いしました。
次なる依頼人はイスに腰掛けテレビをじっと観ているこの方…
例えばどんなところが?
鑑定なさるときに彼女が指摘する説明を聞いてますと納得ができるんで…。
そんな山下さん実は…
30代の頃は3年間パリに駐在。
その際とても貴重な体験をしたそうです
それは1971年公開のフランス映画恋のマノンで|!山下さんは冒頭の場面にエキストラとして出演しています。
こちらが当時の山下さん。
なんと空港のチェックインカウンターの受付役でちゃんとセリフまでありました
パリ行き432便ファーストクラスありますか?はいちょっとお待ちください。
楽しかったですよ。
彼女はもう若いし第一線の活躍してる女優でしたから。
泊まったホテルのロビーに飾られていた今回のお宝に一目ぼれしてしまったそうです
あまりにもきれいだったんであぁ自分も集めてみたいと思ったんです。
しかし奥さまは…
私はもうそろそろ歳なのでこれから長くはないと思うんでこのへんでこの価値はどのくらいのものなのかどうぞよろしく鑑定をお願いいたします。
スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
神奈川県からお越しの映画に出てはってね。
ねぇかっこいい。
すごいですね今日は安河内さんのファンということで。
生安河内さんいかがでしょう?すばらしいですね。
すばらしいねぇ。
僕は安河内さんしゃべることが怖いっていうてよう聞きますけどね。
鑑定をするっていうことはそれなりの勉強をなさって…。
それをしゃべってると。
そうです。
根底にしてらっしゃる。
こんなにかばうと安河内愛を感じますね。
いかがですか安河内さん?冷や汗。
冷や汗。
それでは拝見します。
うわぁ〜。
デンマークのロイヤルコペンハーゲンイヤープレートです。
1908年から毎年きちんと出てきます。
最新のやつがこれですねなんか。
揃って見たのは初めてです。
こうやって見るのなんかないですよね?さっきからこれ気になってたんですよこれ。
またかっこええ絵なんですよあれ1966。
黒い鳥1匹ってなんか自分を象徴するようなまるで俺のために描かれたような。
私すごいですよ。
あれ?どれですか?だって…。
何年?天使みたいよ59年なので。
あらいいじゃないですか。
すてきとってもすてきよ。
そう考えたら俺のなんだろうなこれ。
寂しい…。
これ特にもう手に入らないという珍しいもんて?1911年2枚ここにあるんですが…。
1911…あぁほんまや!ちっちゃいのと…。
なんかデザインの変更でも生じたんだろうと思うんですが幻の1枚だというのを…。
デザインの変更はどの時代も。
客席に奥さま。
こうやって見たの初めてでしょもちろん?初めてです。
これどけたらだいぶね押入れのスペースも広がりますしね。
もし今回高いものでしたら奥さまどうしましょう?売りますね。
売ります。
ロイヤルコペンハーゲンはデンマークが世界に誇る磁器ブランドである。
17世紀の頃ヨーロッパの王侯貴族は東洋の磁器を金同様に珍重した。
なぜなら当時のヨーロッパでは原料のカオリンを見つけることができず磁器が作れなかったからである
一方デンマークではそれから遅れること60年あまり化学者フランツ・ミュラーが磁器の焼成に成功すると時の皇太后ジュリアン・マリーの庇護を受け…
デンマークを囲む3つの海峡を表している。
このロイヤルコペンハーゲンを象徴するディナーセットが世界一豪華と謳われるフローラ・ダニカである。
その名は1761年に出版された同名の植物図鑑に由来し器に施された絵付けはこの図鑑の図案を忠実に描き写したものである。
これはロシアの女帝エカテリーナ二世への献上品として1790年から制作が始まりおよそ2,600種類の植物を器に描くという壮大な試みであったがその間にエカテリーナ二世が他界。
しかしそれでも12年の歳月をかけ計1,802点のセットを完成させた。
一方ブルーフルーテッドは中国の青花磁器を模したもので創業当初から作られている定番である。
唐草文様に似た独特の花文様が特徴で素地にコバルトで絵付けしたのち釉薬をかけて高温で焼成するアンダーグレーズ技法が用いられている
その後1885年アーノルド・クローがアートディレクターに就任するとクローはレース編みの縁飾りや透かし彫り更には日本の磁器や浮世絵に影響を受けた斬新な作品を次々と発表。
なかでも歌川広重の絵に想を得たこの花瓶は…
そしてこちらが同じくアンダーグレーズ技法を用いた…
1908年から発売が始まりコバルトブルーの美しい陰影で大人気を博しているシリーズである。
これは正しくはクリスマスプレートといい年に一度のクリスマスに主がごちそうを盛ったプレートを使用人に贈りそれを使用人が壁にかけて飾ったのが始まりとされる。
以来毎年デザインを変え現在まで一度も欠かすことなく制作されておりモチーフには聖書の一場面やデンマークの名所旧跡あるいはクリスマスを過ごす人々の様子などが最も多い。
また第二次世界大戦中はたびたび停電したためろうそくの明かりで制作されたとされそのモチーフには平和への祈りが込められている。
価格はそれほど高くはなく例えば…
しかしイヤープレートはその年の生産が終わるとすべての型を壊し二度と生産しない。
そのため古い時代や生産数が少ない年のものは希少性が高く驚くほどの高値で取り引きされている。
改めて依頼品を見てみよう。
ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレート全109点で初年度の1908年から2015年まですべて網羅されている。
しかしこのシリーズは人気が高く偽物もきわめて多いが…
型を壊しちゃう…二度とできないように。
クリスマスプレートとして僕の誕生年の寂しすぎるでしょこれ。
クリスマス鳥1羽でっせ。
他の楽しそうなのあるのにな。
さあそれではご本人の評価額ですけれどもおいくらくらいでしょう?300万。
全部合わせて300万!それではまいりましょうオープンザプライス!えっ!800万!すごい!すばらしいですね。
奥さん!よかったです。
800万いや〜すごい。
1908年からいちばん最新の2015年版まで本物に間違いない。
全部!?はい。
独特のブルーの濃淡の色合いそれからデザインの多様さですよね。
それがやっぱりすごいですよね。
みんなから長年愛されてるのもそこのところじゃないかなと。
1911年の小さいほうですね250万と評価させていただきました。
この年にですねデザインの変更がありました。
大きさが変わってますよね。
当初は直径が16センチ弱ですかそれが18センチになって現在までずっと同じなんですけれども実際には市販されなかった。
正式にカタログにも載っていない。
200枚くらいしか作られてなかったんじゃないかなと。
現存してるのもそんなにないですね。
もう数十枚かもしれない。
それから1908年の初年度版がですね150万ということですね。
これが2,000枚くらい。
あとは第二次世界大戦前後のものがやはり数が少ない。
だいたい1枚10万から20万くらい。
今はね毎年50万枚くらい。
すごい数ですよ。
それでもここ数年はデンマークだけで作れないんでタイに工場があってタイで生産もされています。
それこそ1,000万出しても欲しいっていう人はそれはいると思うんですよね。
よかったですね。
いかがですか?安心して逝かれます。
50年集められたんです苦労して。
寒い雪の日もあったでしょ?行ったら閉まってた。
行ってたら閉まってたそんなんも乗り越えて集められたんですから。
どうもありがとうございました。
すばらしいものを。
「鑑定団」また来週ですさようなら。
2015/12/20(日) 12:54〜14:00
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団[再]【50年以上かけ全種集めた美しすぎる西洋食器】[字]
コペンハーゲンのホテルで一目見て魅了され、ヨーロッパ中の骨董店をまわり集めた109点のお宝。置き場所がないと妻に処分を迫られているが…果たしてどれ程の値打ちか?
詳細情報
番組内容1
【ヨーロッパ中の骨董店をまわり集めた109点のお宝。妻に処分を迫られているが…?】
50数年前、デンマークのコペンハーゲンを旅行した際、ホテルのロビーに飾ってあったお宝に魅了された依頼人。あまりにも素敵だった為自分も同じ物が欲しいと思うようになり、ヨーロッパ中の骨董店をまわって50年以上かけ全種類109点を集めきった。
番組内容2
しかし最近、妻から置き場所に困るので処分してほしいと言われている。
自分が死ぬまでに価値をはっきりさせておきたいが、果たして鑑定やいかに!?
出演者
【司会者】
石坂浩二、今田耕司
【アシスタント】
吉田真由子
【ゲスト】
阿知波悟美
【出張リポーター】
松尾伴内
【ナレーター】
銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
田中 大(「思文閣」代表取締役)
勝見充男(古美術「自在屋」店主)
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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