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ゴルフ韓国勢の強さ、理由はハングリー精神だけか
ゴルフ解説者 川田太三

(1/2ページ)
2015/12/24 6:30
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 2015年のゴルフシーズンが終わって、プロゴルファーにとってはしばらくシーズンオフが続く。1月第2週に米男子ツアーの16年初戦があるので、ファンはテレビで見るのが待ち遠しい。1月第2戦のソニー・オープン(ハワイ)には日本からも何人か招待されて参加する。その後、ツアーの舞台が西海岸に移ると、松山英樹、石川遼らの活躍が楽しみになる。

16年の米ツアーでも松山ら日本勢の活躍が楽しみ=共同
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16年の米ツアーでも松山ら日本勢の活躍が楽しみ=共同

 日本では、3月初めにスタートする女子はその後11月いっぱいまで毎週トーナメントでうまっているから、それなりのにぎわいがみられる。一方、男子に目を移すと、4月のマスターズの翌週にならないと国内の試合が始まらない。しかも歯抜けの状態が秋まで続き、シーズンを通して二十数試合しかないのは、正直寂しい限りだ。

 男子は今季、金庚泰(韓国)が5勝を挙げて賞金王になった。そればかりか、日本人選手が12勝だったのに対し、韓国9勝、中国、オーストラリア、ニュージーランド、タイが各1勝と外国勢が合計13勝。別に誰が勝ってもよいのだが、日本のゴルフを考えると、将来に向けて一抹の不安を覚えざるを得ない。

最終日終盤で決まって崩れる日本選手

 女子ツアーは華やかにみえるが、内容となると男子よりつらいものがある。渡辺彩香が獲得賞金1億円を突破したものの、賞金ランキングは6位。上位5人を4人の韓国人選手と台湾のテレサ・ルーで占めた。特に、年間を通して話題をほぼ独占した感のあるイ・ボミ(韓国)は7勝をマーク、獲得賞金2億3000万円は男女を通じて日本ツアーで過去最高である。

今季女子ツアーの賞金ランクで日本勢は渡辺の6位が最高だった=共同
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今季女子ツアーの賞金ランクで日本勢は渡辺の6位が最高だった=共同

 おぼろげに1年間を振り返ってみると、思い出すシーンは前日までリードしていた日本選手が最終日終盤で崩れるところか、テレビ中継が始まる頃にはすでに後退しているといったケースがほとんど。何となく、男女とも同じような展開になるのを、テレビで見ていたことが多かったような気がする。

 テレビ画面に引き込まれるほどのつばぜり合いは、正直あまり思い出せない。「日本の選手はトーナメント終盤で勝負弱い」と嘆くより、外国人選手、特に韓国選手の終盤で争い合ったときの、あの強さは何なのか。少し掘り下げてみる価値があると思う。

 米大統領就任式で、新大統領の宣誓の最後に必ず口にする言葉がある。「So help me God」(神よ助けたまえ)。大統領としての執務に全身全霊をささげ、最後は神の力に委ねる。最後の孤独な、そして世界の情勢を左右しかねない決断をしなければならないときでも、神が存在する。不安や疑いを消すのが神の存在なのだろう。

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女子ツアーで年間を通して話題をほぼ独占した感のあるイ・ボミ=共同

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