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刀剣復元へネットで資金募る 数時間で目標額に12月24日 17時15分
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熊本県の阿蘇神社に600年以上前から伝わり、所在が分からなくなっている「蛍丸」という刀剣について、岐阜県などの職人が復元させようとインターネットで資金を募ったところ、僅か数時間で目標額に達し、来年2月にも復元作業が始まることになりました。
「蛍丸」を巡っては、およそ680年前、阿蘇地方などを治めていた一族の男性が、敗色濃厚な戦いの際、自陣に戻って一晩たつと無数にあった刃こぼれがなくなっていたという言い伝えが残されています。阿蘇市の阿蘇神社に納められていましたが、およそ70年前の武器接収で所在が分からなくなっているということです。
このため、刀鍛冶が盛んな岐阜県関市と大分県竹田市の職人が、「蛍丸」を復元させようと先月、インターネットで資金を募ったところ、僅か5時間ほどで目標額の550万円に達し、現在は3000万円以上集まっているということです。
職人たちは来年2月にも、残された文書などを基に蛍丸の復元に向けた制作を始め、再来年の春ごろには奉納したい考えです。
阿蘇神社は「若手の刀匠がまじめに取り組もうとしている姿勢に敬意を示し、奉納を受けたいと考えている」と話しています。
このため、刀鍛冶が盛んな岐阜県関市と大分県竹田市の職人が、「蛍丸」を復元させようと先月、インターネットで資金を募ったところ、僅か5時間ほどで目標額の550万円に達し、現在は3000万円以上集まっているということです。
職人たちは来年2月にも、残された文書などを基に蛍丸の復元に向けた制作を始め、再来年の春ごろには奉納したい考えです。
阿蘇神社は「若手の刀匠がまじめに取り組もうとしている姿勢に敬意を示し、奉納を受けたいと考えている」と話しています。