マエケン、ドジャース入りが最有力　大リーグ公式サイト報じる

　広島から入札制度でメジャー挑戦する前田健太投手（２７）の移籍先として、ドジャースが最有力候補に躍り出た。２２日の大リーグ公式サイトは「資金力を考慮しても、前田の獲得戦をリードしているのはドジャースだ。今オフはグリンキー（Ｄバックス）、岩隈（マリナーズ）、チャプマン（レッズ）を逃すなど厳しい試練にさらされてきた」と報じた。

　これに呼応したのが、米放送局ＦＯＸスポーツのモロシ記者だ。２３日、ツイッターで「複数の関係者によれば、ドジャースが前田に興味を持ち、代理人とコンタクトを取り続けている」と伝えた。

　消去法でも、ド軍が浮かび上がる。強力な候補とされたカージナルスは、この日先発右腕リークと契約し、獲得戦からの撤退が濃厚。同様にＤバックス、ジャイアンツ、マリナーズも既に新戦力を迎え、陣容は整った。スカウト陣を日本に送り、今季のマエケンを視察したパドレスも参戦を見送るもようと伝えられる。

　もともと広島の先輩・黒田博樹が最初に大リーグで名を売ったド軍については、マエケン自身も好印象を抱いているとされ、新天地に選ぶ可能性は十分だ。