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子どもの教育費 学習塾や習い事などが増加
12月24日 17時08分

子ども1人当たりの年間の教育費は公立、私立の小中学生ともに増えていて、中でも学習塾や習い事など学校以外にかける費用が私立の小学生などで過去最高となっていることが文部科学省の調査で分かりました。
この調査は文部科学省が2年に1度行っているもので、2万4000人余りの保護者から回答を得ました。
昨年度、1年間にかかった子ども1人当たりの教育費は公立小学校に通っている場合32万1708円、私立小学校で153万5789円、公立中学校は48万1841円、私立中学校は133万8623円で、いずれも前回の調査より増えました。
中でも学習塾や習い事の月謝など学校以外の費用が増えていて、私立の小学生で60万4061円、公立の中学生で31万4455円と、これまでで最も高くなっています。
例えば、スポーツやレクリエーション活動にかける費用は、私立の小学生で8万8661円、公立も小学生は5万5298円、中学生は2万9859円で過去最高となりました。
また、私立の小学生は英会話など教養を身につけるための費用が、およそ8万4000円と前回より2万円余り多く、公立小学生の2.5倍に上っています。
「ベネッセ教育総合研究所」の木村治生副所長は「学力をつけるだけでなく、さまざまな経験を通して人間性を育てたいという保護者が増えている。競技人口は少ないけれどもオリンピック種目になっているスポーツなど習いごとは多様化、専門化しており、特に都市部の収入に恵まれている家庭でニーズが高まっているのではないか」と話しています。

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