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使用済み核燃料の運搬船 使用終了へ
12月24日 16時50分

政府の行政改革推進会議がムダな支出だと指摘した、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」の使用済み核燃料を運ぶ運搬船について、文部科学省は、使用を終了することを決定し、来年度予算案では、船を管理するための最低限の費用だけが盛り込まれました。
先月、開かれた政府の行政改革推進会議の会合では、高速増殖炉「もんじゅ」の使用済み核燃料などを運ぶ運搬船「開栄丸」が取り上げられ、もんじゅの運転ができない状況が続く中、維持費などに毎年12億円がかかっていることについて、有識者のチームは「ほとんど使われていないのに支出を続けるのは問題だ」として、使用の中止や輸送会社との契約の見直しを求めていました。
こうした指摘を受けて文部科学省は、「開栄丸」の使用を終了することを決定し、来年度予算案では、船を管理するための最低限の費用や未払いの建造費の一部として6億円が盛り込まれました。
文部科学省によりますと、「開栄丸」は、民間の輸送会社「原燃輸送」が所有・管理し、国が建造費と維持費を負担する契約になっていますが、国の使用が終了したあと、船をどう取り扱うかについては、これから会社側と話し合うとしています。

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