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ジャーナリスト安田純平さん シリアで拘束の情報12月24日 11時05分
フリージャーナリストの安田純平さんが、ことし6月、取材でシリア国内に入ったあと行方が分からなくなっています。これについてジャーナリストの国際団体は、シリアの武装組織が安田さんを拘束し身代金を要求しているという情報があるとして、日本政府に解放のため努力するよう求めました。
関係者によりますと、安田純平さんはことし6月下旬、シリアの内戦の取材のためトルコ南部からガイドと共にシリア側に入りましたが、その後、7月に予定していた帰国日になっても戻らず、行方が分からなくなっています。
安田さんについて、ジャーナリストの国際団体「国境なき記者団」は22日、ホームページ上で、安田さんがアルカイダ系の武装組織ヌスラ戦線の支配する地域で拘束され、武装組織が身代金を要求しているという情報があることを明らかにし、「安田さんを救うため必要な行動を取るよう日本政府に求める」としています。
安田さんは埼玉県出身で、新聞社の記者を経てフリージャーナリストになり、シリアやイラクなど紛争地を取材してきました。2004年にはイラクで地元の武装グループに4日間拘束されたことがあります。
安田さんにシリア国内でのガイドを紹介したという現地の男性は、NHKの取材に対し「私も情報の確認を進めているが、なんとか無事に戻ってきてほしい」と話しています。
安田さんについて、ジャーナリストの国際団体「国境なき記者団」は22日、ホームページ上で、安田さんがアルカイダ系の武装組織ヌスラ戦線の支配する地域で拘束され、武装組織が身代金を要求しているという情報があることを明らかにし、「安田さんを救うため必要な行動を取るよう日本政府に求める」としています。
安田さんは埼玉県出身で、新聞社の記者を経てフリージャーナリストになり、シリアやイラクなど紛争地を取材してきました。2004年にはイラクで地元の武装グループに4日間拘束されたことがあります。
安田さんにシリア国内でのガイドを紹介したという現地の男性は、NHKの取材に対し「私も情報の確認を進めているが、なんとか無事に戻ってきてほしい」と話しています。
外相 「情報網駆使して全力で対応」
岸田外務大臣は24日午前、外務省で記者団に対し、「報道は承知している。事案の性質から詳細についての答えは控えたいが、政府としては『邦人の安全確保は政府の重要な責務である』という認識の下、さまざまな情報網を駆使して全力で対応している。政府の具体的な体制は、今後の対応に支障を及ぼすおそれがあるので答えは控えたい」と述べました。
また、岸田大臣は、記者団が「身代金の要求は把握しているか」と質問したのに対し、「事案の性質上、答えは控える」と述べました。
また、岸田大臣は、記者団が「身代金の要求は把握しているか」と質問したのに対し、「事案の性質上、答えは控える」と述べました。