みなさんこんにちは、Ichiです。
クリスマスといえば、
「ホルモン」
当たり前だよなぁ?
みなさんはホルモン(内蔵)好きですか?
結構子どもの頃には苦手だったけど、大人になって食べてみたら美味しかったっていう人多いんじゃないですかね。私もその中の1人です。
もう、ホルモン好きなんてもんじゃない。
ホルモン大好き
でも、ホルモンって名前の呼び方も独特だし、「そこまで冒険して頼むこともないか」と思っている人はきっと損してますよ。ホルモンを楽しめればきっとお肉をもっと楽しめるようになるはず!
この記事では、ホルモン好きの私が、ホルモンの部位や焼き方・食べ方の紹介とオススメ部位の選抜ランキングを発表していこうかなと思っています。もつ鍋とかレバニラとか色々な食べ方がありますが、今回は「焼き」で食べることを主に想定しています。あと、豚や鳥のホルモンも美味しいんですが、今回は「牛」のランキングです。
「ホルモンなんて週一ぐらいで食べてるわ」
というホルモン玄人のあなたも安心してほしい。
今回は玄人用のオススメランキングもあるので、そちらだけでも覗いていってほしい。
目次
ホルモンの定義
ホルモンっていうと、①体内の生体物質的なホルモン、②焼肉での内蔵の部位を指すホルモン、の2つがあって結構紛らわしいですよね。私のお気に入り愛用辞書の広辞苑(第六版)を引いたら前者の意味合いでしか載ってなかったです。今回は後者の「ホルモン」。
でも焼肉における「ホルモン」でも、大きく「内蔵全般」を指す場合と「小腸」を表す場合があるので注意が必要です。では、ここから各部位について詳しく見ていきましょう。
ホルモン部位(選抜メンバー)紹介
ホルモンの部位ですが、細かく紹介していくと、超大作が生まれてしまうので、私が良く食べる部位でご勘弁ください。でも、だいたい焼肉屋さんに行ったら見るようなホルモン類は紹介できるはずです。
ホルモン=コテッチャン=モツ=小腸
ホルモンと言えばコイツです。色々呼び方があるので正体不明気味ですけど、小腸さんです。脂がたっぷりとついているので、甘みとうま味がぎゅっと詰まったおススメの部位です。切り開かずに出したものは「丸腸」なんて呼ばれることもあります。
ただ、脂分が多いので、おじさんの胃には結構パンチが強め...。
私も最近は別の部位に浮気ぎみですね。
焼くときには、白い脂の側から焼いてしまうと、美味しい脂が全部焼けて無くなってしまうので、ピンク色の皮の面から焼いて、最後にさっと脂を温める感じで焼くと美味しく食べられます。だいたい、脂面:皮面=1:9ぐらいが美味しいかな。
上ホルモン=テッチャン=シマ腸=大腸
上ホルモンとか名乗ってますけど、こいつ大腸です。ホルモンより脂が少なく、皮面がシマシマなのが特徴です。ホルモンも同様ですけど、あまり下処理が良くないお店だとちょっと臭みがありますね。
ただ、シマ腸は脂が少なめな分、ヘルシーでおじさんにも優しいです。
小腸と同じく、皮面から焼いてあげるのが美味しく食べるポイント。
ハツ=心臓
Heartが訛って「ハツ」って結構いい加減だな。ただ、美味しいから許す!
見た目がレバーと同様けっこう生々しいので避けられがちな印象ですけど、うま味が詰まって美味しい部位です。ホルモン系が苦手な人でも、あまり癖が無く、肉肉しいので美味しく食べられるんじゃないかな?弾力がある感じ。
新鮮なお肉を提供してるお店だったら、あまり火を通しすぎても固くて美味しくなくなってしまうので、適度な炙り具合で食べるのがいいんじゃないでしょうか。個人的にはお肉の焼き方的にレアぎみがオススメ。ただ、火を通さなすぎると危ないので、自己責任でお願いしますね(露骨な炎上回避)。
赤コリ=心臓弁
レアキャラなのか扱っていないお店も結構多い。程よく脂がのって、歯触りもいい感じにシャキシャキと食べられる部位。しっかりと焼いて塩でいただきたいですね。
見た目は想像するよりもグロくなくて、言われれば、「あぁー」と思う感じ。
お店にあったらぜひ頼んでみて欲しい。
ケッカン=コリコリ=大動脈
淡白な味で、食感を楽しむ部位。名前の通り、とてもコリコリしている。頑張ればぶちっと噛み切ることができるので、他の食感イイ勢よりも飲み込みやすい気がする。見た目は白くて、イカっぽい。
コリコリだけ単品で頼むと、ちょっと物足りない感じがするので、他の奴らと一緒に食べてやって欲しい。イカ、よろしくー!
レバー=肝臓
Liverが訛って「レバー」、お前もかレバー。
結構なまめかしいお肉。ハツと比べてもプルプルしてて、どっちかっていうとプリンに近い感覚。レバ刺しが食えなくなった今、焼いて食べるしかないのが悔しいところ。子どものころは、焼いたレバーの「もそもそ」した感じが嫌いで全然食べなかったんですけど、最近食べられるようになってました。
栄養豊富で鉄分もいっぱいなので、健康に良い(痛風の敵)。
プリン体はホルモン類の中でも多めなので、男性の皆さん気をつけましょう。
ハラミ=横隔膜
一見すると「私、ロースさんやカルビさんと仲間です」みたいな顔してるけど、ホルモン(内蔵)グループの一員。脂肪分が少ないので、あっさりと食べられる。ロースとかカルビと同じだと思ってサッと炙って食べようとする人がいるが、しっかり焼いた方がいいです。
タレで焼いて食べるのも美味しいけど、普通に焼いてしょうが醤油とかで食べるのも美味しいのでオススメ。ただ、美味しいハラミを置いているお店ってなかなか無い。
ミノ=胃Part1
牛には4つ胃があるのでかなり食べごたえがありますね。ミノは胃のグループの中では比較的脂がのってる部位です。皮面で脂を挟んでいる部位は、上ミノとかミノサンドとか呼ばれていますね。あと、とっても歯ごたえがあって、ホルモン界の「ガム」代表。
ずっと噛んでいたら永遠に終わりが見えないので、ある程度味わったらサッと飲み込むスキルが求められる。タレでも塩でも美味しい。ホルモン同様におじさんには上ミノはちょっときつい。
ハチノス=胃Part2
見た目で名前を決められちゃったかわいそうな子。でも、美味しい。
他の部位に比べて淡白な味で、途中に挟みたくなるような存在です。ハチノスっぽい面はじっくりカリッと焼き上げて、反対側は火を通すような感じでもっちり焼き上げればとても美味しく食べられます。
味自体は非常に淡白なので、ホルモンとか脂の多い部位と一緒に焼いて、脂をちょっとしみこませたりしても美味い。茹でられても、もちもち美味しいけど、個人的には焼いた方が好きだなー。
センマイ=胃Part3
センマイは黒っぽくて、つぶつぶした形状が特徴。私は焼いて食べたことは無いのですが、カリカリして美味しいんじゃないですかね。ボイルしたものを酢味噌につけて食べるのが一般的かなと思います。
あっさり、もちもちしてて、さっぱりと食べることが出来るので、
箸休め的なポジションでそばにいて欲しいランキング1位。
ギアラ=赤センマイ=胃Part4
胃四天王の中でも最強と言われる真の胃であるギアラちゃん。純粋に消化を頑張ってるのはギアラちゃんだけらしい。けなげなギアラちゃん可愛い。そして美味しい。
適度に脂ものっていて、歯ごたえもいい感じ。ミノほどじゃないけど、そこそこ噛みごたえがあるので注意。
タレでも塩でもどうぞって感じも懐が深いです。
オススメ部位選抜ランキング
ここでは、厳しい選抜をくぐり抜けた精鋭をランキング形式で紹介します。
ホルモン初心者の方とホルモン玄人の方がいると思うので、それぞれの需要に合わせて選抜を行いました。お店で見かけた際にはぜひピックアップしてみてください。
初心者選抜ランキング
1.ホルモン(小腸)
2.ハツ
3.ハラミ
3位のハラミは言わずもがな、多くの皆さんが食べたことがあるだろうけど、立派なホルモンだし、初心者にはもってこい。ホルモンが超苦手だけど、上司の命令でどうしてもホルモンを食べることになった場合には「ハラミ」もしくは上で紹介してないけど、「タン」だ。
2位のハツもホルモン感が少ないので、「お肉」として食べられるホルモン。ぜひ塩で食べてみて欲しい、きっとホルモンのおいしさに目覚めるはず。
1位のホルモン(小腸)は、きっとみんなまずいホルモン(小腸)を過去に食べて勘違いしている部分があると思うので、ぜひ大人になってみて改めてちゃんとしたお店で食べてみて欲しい。
某焼肉チェーンにあるような、液状にどろーっとクラゲみたいにのびきってるホルモン(小腸)ではなく、形が1つ1つしっかりした、立ったホルモン(小腸)は本当に美味しい。
玄人選抜ランキング
1.心臓弁
2.ハチノス
3.シマ腸
3位のシマ腸は、上品な美味しさがあると思う。一緒に焼いた淡白なお肉たちに脂のいい香りを残していく様はまさに紳士。玄人の皆さんはホルモンにそこまで脂を求めてないのはよくわかるけれど、シマ腸がいるだけで、ぐっとその日のホルモンライフの質を高めてくれるはず。
2位のハチノスは淡白ながら、食感で私達を楽しませてくれるナイズガイ。シンプルな甘みが塩で引き出されるので、じっくりと焼いてベストな食べ時を見極めてもらいたい。最後にハチノス側を焼いて、プツプツした脂が収まったぐらいがベストな瞬間だと思う。
1位の心臓弁もシンプルに塩でいってもらいたい。小柄ながらにうま味が凝縮されて、程よい脂感と相まって、コイツ1人だけでホルモン欲求を満たしてくれるような存在。口の中で存分にうま味を引き出して、シャキシャキッと噛み切ってのどに流し込んでもらいたい。
おわりに
お腹がすいてきた。世間はクリスマスでうきうきしているいうのに何という記事をアップしているんだろう。いや、関係ねぇ。ホルモンは食べたいときに食べる、それがベスト。
じゃあみなさんも素晴らしいホルモンライフを!
では、また。