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モノのインターネット(IoT)のビッグデータはアナリティクスに続く次のフロンティアだと考えられているが、多くの企業はまだ導入の初期段階にある。しかし、すでにビジネスでIoTを利用している事例を調べれば、IoT戦略を一気に進めることができるかもしれない。この記事では、企業による成果を上げつつあるIoTの応用事例や、ベストプラクティスを確立しつつある事例を紹介する。
顧客のウェブ上での行動を追跡しようとする企業は、自前のアナリティクスの仕組みを導入することもできるし、この作業をその分野の定評のあるマーケティング企業にアウトソースすることもできる。これによって、ウェブサイト上の移動パターン、訪問者がどのサイトから来てどのサイトへ移動するか、利用しているデバイスの種類、その他の訪問者に関する関連データを集約して、その全体像を得ることができる。このトランザクションデータとIoTのデータを組み合わせによって、マーケティングに関する分析と予測を強化することができ、導入にも多くの時間はかからない。
セキュリティ会社は、ネットワーク管理者がマシン間の通信や会社のコンピュータからインターネット上のウェブサイトへのアクセスを解析して、「危険」なウェブサイトを発見し、それらのサイトに定期的にアクセスしている会社のコンピュータのIPアドレスを特定できるようにするサービスを提供している。これを行うことで、マルウェアやウイルスによるネットワークの侵害のリスクを低減できる。この「監視」サービスはクラウドプロバイダーによって提供されているため、導入は容易であり、すぐに利用を始めることができる。
建物内の気温を監視し調整するといった簡単なことであれば、電力消費量の管理や施設のメンテナンス手順の一部としてリモートから実行することができる。このIoT応用事例の利点は、導入が簡単で、パフォーマンスの基準を設定しやすく、求める結果を得られやすいということだ。
センサを機械やインフラの資材(例えば線路など)に取り付けて、これらの構成要素が正常かどうかを監視し、故障が見られれば警告メッセージを送信するようにすることができる。すでに、複数の都市の公共交通機関がIoTを導入して、故障が発生する前に自発的なメンテナンスを行っている。
運輸業界は移動するトラックや、出荷される個々の荷物にセンサを付けている。これらの荷物は、引受から配送まで中央のシステムで追跡される。この仕組みによって、任意の時点での車両の位置(およびその時点にいるべき位置)が完全に把握できるようになったため、辺境地域での商品の盗難はなくなり、企業はサプライチェーンを常に把握できるようになった。
多くの企業においてITに求められる役割が、「守り」のコスト削減から「攻め」のビジネス貢献へとシフトしつつある。その中でIBMが提唱する新たなビジョンEnterprise Hybrid ITとは?
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