トランプ氏当選なら「恥ずかしい」5割も
【ワシントン西田進一郎】米キニピアック大は22日、来年の米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで支持率首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)について、有権者全体の50%が大統領になることを「恥ずかしい」と答えたとの世論調査結果を発表した。
トランプ氏が大統領になることについて、「恥ずかしい」が5割で、「誇らしい」は23%だった。民主党支持層では82%が、無党派層では47%が「恥ずかしい」と答えた。一方、共和党支持層では「誇らしい」が44%で、「恥ずかしい」の20%を大きく上回った。支持率も、同党支持層では28%で、24%のテッド・クルーズ上院議員(45)らを抑えて首位を維持した。
トランプ氏は、イスラム教徒の米国入国を一時禁止すべきだと提案するなど過激な発言や下品な言葉を繰り返している。21日には、民主党最有力候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が、2008年大統領選の予備選で敗れたことを性的な言葉を使ってこきおろし、19日のテレビ討論会でトイレ休憩から戻るのが遅れたことも「どこに行ったかは知っている。気持ち悪いし、口にしたくない」などと批判した。