某サイトで、1日ペナルティを受けることになったので(アダルトマークを付けないので、謹慎処分を下されました(笑))、その間に、こっちのブログにいろいろ書きます。
昨日、昔からの友人M君と飲んでて、その彼が
「
社長が逮捕されたよ」
と。言うんです。
僕と、そのM君は、僕が起業する前に、お世話になっていた会社で、一緒に働いてたんですよ。
BMTという会社です。今から10年ぐらい前でしょうか。僕はフリーターでバンドマンでしたが、そろそろバンド活動にも終止符を打とうと、考えていました。
そんな矢先、バンド仲間だったM君が、僕のライブに久々に顔をだして
「いま、ある会社で働いてるんだけど、手伝ってほしいんだよ。君しか適役はいなんだよ」
訪ねてきたんですね。
僕は、それがなぜか知らないけど、自分にとって転機だと予感したんです。
なにかチャンスなんじゃないかと。
すぐに、そのM君が働いてるという会社に、僕は遊びに行ったんです。
ベンチャー企業だったんですよ。映像を中心とした。
そこで、当時人気のあった、インディーズの音楽を扱って、事業をしたいと。
その肝心なソフト面である、インディーズ音楽に精通している人間がいない。
そこで、僕に手伝って欲しいと、M君は勝手に思って、僕に言ってきたんです。
でも僕は、単に音楽好きな人間ではなく、野心がある奴なので、もっと違うことを考えたんです。
そこで、僕は200ページ渡る、完璧な企画書を2週間で作り上げ、その会社、BMTに渡しました。
すぐに、社長が
「この企画書を書いた人は誰ですか?会せてください」
と、言っていると。
そして、僕は社長に会いに行くと、
「あなたのような人を探していました。ぜひうちに来てください」
僕は、その日にアルバイト先を辞め
BMTという会社に、プロジェクトリーダーとして潜り込めました。
言ってしまえば、僕の起業家として原点です。
ここにお世話にならなければ、今の僕はないでしょう。
それほど、僕に影響を与えてくれました。
だって、年功序列じゃないですから。
昨日まで、フリーターのバンドマンに、企画書一発でプロジェクトを任すという、この感覚。
ベンチャー企業とは、そういうものだと教わりました。
この逮捕された、浅水さん。社長となっていますが、僕がいたときは、取締役でした。
でも、一番の実権を握っている人でした。
人間味のある、器の大きな人でした。
僕は、次の会社に引っ張られたときに、辞めると伝えたのも、浅水さんでしたし。
「おお!頑張れよ。またどこかで一緒に仕事しようぜ」
と、嫌味のひとつもなく、僕の方を叩いて、送り出してくれました。
そういうところも、影響を受けています。
社員が辞める時は、明るく送り出してあげる。
そうすれば、ずっと恩に思います。
恩にさえ思えば、結果的に損はないんですよ。
ネットの記事を読んで、懐かしく思うと同時に
もう10年も経つのかあ・・・と
早いなと。
そんなことをしみじみ思いました。