コルトン・サターフィールドが、メガランプ上で初めてダブル・フレアを成功。BMXの歴史を塗り替え、X Games Austin 2015 BMX Big Airでゴールドを獲得した。

X Gamesでもっともポピュラーで危険な競技と言われるBMX Big Air。2004年のX Gamesで、この巨大ランプ初めて姿を現せた(BMXは2006年)。ライダーたちはおよそ30mものロールインを滑降し、15m～21mのギャップを飛び越え、最後に約8mのクオーターパイプを跳ぶ。ここ数年、ランプがもたらすスピードと耐空時間の影響で、ライダーたちはこぞってBMXの限界を押し上げてきた。各々が得意技を持つ才能あるライダー達で溢れかえり、今回の表彰台は誰が昇ってもおかしくはなかった。

BMX Big Airの現チャンピオン・サターフィールドは最後に登場。それまでのパフォーマンスがどれも革新的でクレイジーだったため、最初の2回で着地を失敗していた彼に対するプレッシャーは、最高潮に達していたことだろう。

しかし、彼はラストランで決めた。ノーハンド・720コークを完璧にメイクし、ダブル・フレアを成功させたのだ。彼が一晩中練習してきた大技の成功は、90.33というスコアを記録し、ゴールドを獲得した。

「自分でもこの記録が出せたことを信じられないよ。今まで、とにかく新しいことをしようとトライしてきた。今回のトリックを見てくれたキッズが、何か新しいことに挑戦するきっかけになってくれたら嬉しいね。僕自身、ちょっと前までそんなテレビの前にいたキッズの一人だったからさ。」

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