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【韓国大不振】
1億ドル輸出企業4割減の惨状 例年お祭り騒ぎだった「貿易の日」は一転して沈鬱ムードに…
従来、韓国は「中国より技術で上回り、日本より価格競争力で優位にある」とみられていた。だが、中国の技術向上と円安により、いつのまにか韓国の強みが失われたことが調査で浮き彫りとなった形だ。
韓国紙は、こうした現状を日中に挟まれる「サンドイッチ」というよりもむしろ挟み撃ちにされる「サンドバッグ」状態だと自嘲気味にたとえている。
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韓国の国内総生産(GDP)で輸出の占める割合は約60%と世界最高水準だ。1990年代の中ごろは25%程度だったが、その後は順調に上昇して2008年に半分を超えた。そんな韓国にとって輸出競争力の低下はまさに死活問題といえる。
追い打ちを掛けそうなのが日米など12カ国が今年10月に大筋合意したTPPだ。
韓国は12カ国のうち日本とメキシコを除く10カ国とすでに自由貿易協定(FTA)を結んでいることを理由にTPP交渉に参加しなかった。日本との関係悪化や反日世論も影響したとみられ、「多国間の対立で妥結は容易でない」(大韓貿易投資振興公社)と高をくくっていた節もうかがわれる。
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