日丸屋秀和原作によるミュージカル「ヘタリア~Singin' in the World~」が、明日12月24日より東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演される。本日12月23日、公開稽古と囲み取材が行われた。
ミュージカル「ヘタリア~Singin' in the World~」では、日丸屋自らが衣装をデザイン。また脚本はなるせゆうせい、演出は吉谷光太郎が手がけた。物語はイタリアやドイツを中心に、サラエボ事件から第一次世界大戦勃発、第二次世界大戦までが、オリジナルの楽曲を多く交えて描かれる。アニメ「ヘタリア Axis Powers」の主題歌「まるかいて地球」を歌唱する場面も。イギリスはロック風、アメリカはヒップホップ風など、各国が1人ずつ、それぞれの国の特徴を捉えたアレンジや振り付けで披露した。
囲み取材には、イタリア役の長江崚行、ドイツ役の近江陽一郎、日本役の植田圭輔、アメリカ役の磯貝龍虎、イギリス役の廣瀬大介、フランス役の寿里、ロシア役の山沖勇輝、中国役の杉江大志、オーストリア役の菊池卓也と、メインキャスト9名が登壇した。見どころを問われると、廣瀬は「最後のナンバーはお客さん含めみんなで盛り上がれる曲なので、みんなで楽しんでいただけたらなと思います」とコメント。また植田は、「『ヘタリアなのに泣かされるの』って思ったり思わなかったりするので、泣いて笑って楽しんで、そんな作品になると思います」と意気込みを見せる。
また長江が「このキャスト陣を見てくださったらわかると思うんですけど、ゆるい感じで……」と話しはじめると、寿里が「誰がゆるいねん! ちゃんとしとるやろ! 35歳やぞ!(笑)」とツッコむ場面も。これには長江もたじたじになりながら、「いやでも、この、絆といいますか、チームワークをそのまま舞台に持っていけてるんじゃないかなと思います。どこからが台本でどこからがアドリブかわからないようになっているので、みなさんも存分に楽しんでもらえるんじゃないかと思います」と続けた。
公演期間がクリスマスイブの12月24日からということで、山沖は「お客様にとっても今年最後の舞台になるかもしれませんから、最高のクリスマスプレゼントをみなさまにお届けできれば」とコメント。最後に杉江は「とにかくワクワクして、もう『わー!』ってなって、『うわー!』ってなって、『あははは!』ってなっていただけると思うので、楽しんで帰っていただけたらと思います!」とまくし立てると、すかさず植田が「どうやって文章起こすんだよ!」と記者への気遣いを交えたツッコミを見せ、和気あいあいとした空気で囲み取材は終了した。
ミュージカル「ヘタリア~Singin' in the World~」は12月24日から29日まで上演。千秋楽を含め、全公演で当日券が用意されているほか、12月26日の12時公演と17時公演は、ニコニコ生放送での配信も行われる。前売り券は完売しているので、惜しくも買えなかったファンはこちらを利用してみては。