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【歴史戦】
世界遺産・高島炭坑の供養塔 「強制連行」の案内板設置、韓国人大学生らが求める 根拠は希薄
世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の一つ、「高島炭坑」(長崎市高島町)にある供養塔に対し、韓国の大学生らが「強制連行された韓国人の魂が眠る場所」などと記す案内板を設置するよう、市側に許可申請していたことが、28日わかった。供養塔にまつられた炭鉱労働者に朝鮮半島出身者が含まれるかは不明であり、根拠が希薄にもかかわらず日本の戦争責任を喧伝(けんでん)するような行動に、批判が集まりそうだ。
今月23日、韓国の大学生を名乗る女性から、長崎市に設置許可を求める電話があった。25日には漢陽大学(ソウル)の学生を名乗る人物からメールもあったという。市によると、案内板の文面として、「韓国と中国などの地から、端島炭坑(通称・軍艦島)と高島炭坑へ強制連行させた労働者の魂が眠っている場所だ」などと主張したという。
聯合ニュース(電子版)など韓国側の報道によれば、今年9月に韓国放送局文化放送(MBC)が番組で高島炭坑を取り上げたところ、来島を希望する声が数多くあがったという。渡航費用などとして、誠信女子大教授の徐(ソ)敬(キョン)徳(ドク)氏らが、インターネットで寄付を募り、1800万ウォン(約190万円)を集めたという。徐氏はこれまで、米ニューヨーク・タイムズに、日本の戦争責任を追及する広告を出したりしている。
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