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 「ハローキティ」などのキャラクタービジネスを展開するサンリオは23日、国内外の会員330万人を抱えるネット上のコミュニティーサイト「サンリオタウン」から個人情報の流出が確認されなかったことを明らかにした。一部メディアで流出の可能性が指摘されていた。

 サンリオ広報によると、このウェブサイトは香港にある孫会社の出資先「サンリオデジタル」が運営。日本人会員5万2千人を含め、世界各国のファン330万人が名前や誕生日、性別、メールアドレスなどを登録していた。今月、米国のセキュリティー情報サイトが、サンリオタウンのサーバーに情報流出の危険性があることを指摘。サンリオ側が調査していた。

 サンリオは「サーバーが外部から侵入された場合、会員情報が流出する危険性があることが分かった。すでに対処しており、現段階では情報流出の形跡もない」としている。ただ、調査はすべて終わったわけではなく引き続き調べるという。