【巨人】「岡本プロジェクト」発足!「せんとくん」とコラボも
急成長を遂げる巨人・岡本和真内野手(19)について、久保球団社長が来季の活躍次第で「岡本プロジェクト」を発足することを22日、示唆した。「岡本のグッズとかお弁当を出すのも面白い」とグラウンド内外で未来の主砲を売り出しにかかる。岡本はこの日、東京・大手町の球団事務所でプロ初の契約更改交渉に臨み、200万円増の1400万円でサイン。これで、巨人は全選手が契約更改を終えた。
会見場に現れた岡本の首には、球団事務所に入るための入館証がかけられたままだった。報道陣から指摘され、恥ずかしそうに外すと「こういうところでハンコを押すんだなと思いました。上がったので、良かったです」と照れた。プロ初の契約更改は200万円増。初々しさ全開に、報道陣から爆笑が起きた。
今季は9月5日のDeNA戦(横浜)で、松井秀喜のプロ7打席目を抜く、3打席目でのプロ初本塁打。1軍では17試合に出場し、打率2割1分4厘、1本塁打、4打点で1年目を終えた。10月のみやざきフェニックスリーグでは打率4割4分4厘と打ちまくり、台湾でのウィンターリーグでも、19試合で打率3割8分8厘、3本塁打、20打点。打点王に輝いた。
台湾では、ボールを捉える直前まで軸の右足を回さずに体重を残す「うねり打法」に挑戦。体が開かなくなり、対応力が増した。「直球を待ちながら変化球を打てるようになってきました。木に慣れてきて、できるようになったと思います」。木製バットへの適応、1軍を経験したことで生まれた余裕―。多くのことを経験し、驚異のスピードで進化を続けている。
そんな若きスター候補生に対し、球団内では「岡本プロジェクト」の発足プランが浮上している。久保球団社長は「来季の活躍次第では、岡本のグッズとかお弁当を出すのも面白いかもね」。例えば、岡本の地元・奈良の名物「鹿せんべい」ならぬ「岡せんべい」の販売。一部では、本人に激似とウワサの奈良のゆるキャラ「せんとくん」とのコラボグッズ開発など、夢は膨らむ。
来季はクルーズ、脇谷が加入し、三塁のポジションは、村田を合わせた四つどもえの大激戦。実績では及ばない岡本は「特に守備をもっとレベルアップしないと、試合に出られないと思います」と言うが、“覚醒”を遂げた19歳の勢いは本物だ。
開幕スタメンに名を連ねれば「新生・巨人」の象徴にもなりえる。「しっかりキャンプからできるようにやっていきたいです」と岡本。94年の松井、08年の坂本らに並ぶ10代での開幕スタメンへ。「球団の顔」になる可能性は十分、ある。(中村 晃大)
◆巨人の今季のプロジェクトめも
▽G2プロジェクト G球場での2軍公式戦活性化を目指し、ファンサービスを充実。キッズデー、ガールズデーなどを開催し、イベントを拡充した結果、1試合の平均入場者数は昨季の810人から36%増の1102人と大きく増加。イースタン優勝を成し遂げた。
▽プロジェクトH 宮崎での春季2軍キャンプのメイン球場「ひむかスタジアム」の観客増に向け、長野が発案。お宝グッズ抽選会などを行い、観客増を達成。秋季キャンプでも、同様のファンサービスを行った。
▽G[ハート]hands 巨人の選手、ファン、球団職員らが手を取り合い、よりよい社会や未来をつくることを目標とする社会貢献活動。AEDなどを用いた救命救急講習や、骨髄バンクドナー登録会などを実施した。