iPhone・Mac・iCloudフォトライブラリの写真の整理2015
年末も差し迫ってきた2015年12月、いかがお過ごしでしょうか。例年頭を悩ませるのが、1年の写真をいかに整理して、新年を迎えるか。今年の整理方法についてまとめておくことにします。
作業工程の前に、写真の管理環境としては、
- Macの「写真」アプリを主ライブラリとして、iCloudフォトライブラリをON(iPhoneと同期)
というものです。そのため、基本的には、Macを立ち上げれば、iPhoneで撮影した写真やiPadにSDカードで取り込んだ写真も含めて、すべてFlickrにアップロードされている前提になります。ちなみに、この環境ではビデオは自動アップロードとなりません。
それでは、12月に入って10日間かけたバックアップ劇の始まりです。
条件の確認
筆者の写真ライブラリは、バックアップ前の状態で85GBほどに膨れあがっていました。写真とともにビデオクリップもすべてこの中に収められていたからです。
iCloudフォトライブラリを使って、Macの写真アプリに写真を集約していますので、MacもiPhoneも、ストレージをこれだけ大きく占有しています。さすがに無尽蔵に容量があるわけではないのでなんとかしましょう、ということです。
まずはじめに、今さらながらではありますが、年末にまとめてバックアップを作ろう、という作戦は得策ではないということ。前述の通り、Flickrは、新しい写真を追加するたびに転送しているので常に最新の状態ですが、バックアップの日常化はとても重要だと言うことです。
ただ、普段撮りためた写真はSNSなどで使う可能性があるため、バックアップしたら手元から消しても良い、というわけではありません。ある程度は手元に取っておきたいし、バックアップを取ったから直近の写真も削除可能、というわけではないはず。
使いたいけどバックアップ済みのものと区別したい、という問題は、今年バージョンの写真の整理でも、ちょっと解決したとは言えないところです。
写真の活用を前提としたFlickrへの自動バックアップ
Macの写真アプリに追加された写真は、Flickr Uploadrを使って、自動的にFlickrにアップロードされる仕組みにしています。最近、公開されるPhotostreamに対して、公開が前提ではないCamerarollという機能がついたため、写真のアーカイブや整理もしやすくなりました。
Flickrは、無料で1TB、有料で無制限の写真を保存でき、アップロードした写真はFlickr上での公開・非公開にかかわらず、HTMLタグ付きでBlog等に貼り付けることができる他、URLを直接指定してダウンロードしてもらうこともでき、原稿執筆の際に画像をURL指定できます。
活用を前提とした日常的なバックアップとして定着しています。
Googleフォトにひたすらバックアップさせる
前述のFlickrでのバックアップにはビデオが含まれない点で不完全であること、そしてFlickrに万が一のことがあったら、という保険をかけておくべきでしょう。そこで、第二のバックアップとしてGoogleフォトを使います。
今回の方法は、さほど複雑な操作は必要ありません。ただし、忍耐と素晴らしい帯域が必要です。方法はシンプルで、iPhoneアプリのGoogleフォトをインストールし、写真ライブラリをひたすらバックアップさせる、という方法です。
一応、iPhoneだけで、ということにこだわる場合の方法ですが、Mac版のGoogleフォトバックアップもあるので、Flickr同様、写真アプリに写真・動画が追加されたら自動的にバックアップされ続ける方が良いはずです。
Googleフォトは、1600万画素以下の静止画と、フルHD以下で15分以内の動画であれば、Gmail/Googleドライブの空き容量を使わず、無制限に写真を保存することができます。Flickr Uploadrでのバックアップは、どちらかというと、写真共有・Blog等での利用向けですが、Googleフォトへは純粋なバックアップという位置づけです。
まあ、8500枚ほどの写真とビデオをすべて転送するのに、iPhoneがWi-Fi環境下(=基本的には自宅)でGoogleフォトアプリを立ち上げておかなければなりません。結果的には、10日間かかりました。これがなんとも辛かった。
だったら最初からMacでやれば良いじゃないか、という意見もごもっともなのですが、iPhone版では、「アップロードした写真やビデオを端末から削除する」というオプションがあります。iPhone上では30GB以上になっていた写真・ビデオの占有領域を一挙に解放できるのです。
まだ試してはいないのですが、Macでアップロードして、iPhone上との整合性がとれなかった場合、結局やっぱり8500枚を選択して削除、というプロセスになるのが怖かった、という話です。もっと少ないときに試してみるべきですね。
写真ライブラリの「Masters」をOneDriveにバックアップ
FlickrとGoogleフォトへのバックアップでまあ良いだろう、とは思うのですが、一応石橋を壊さない程度に叩いておくなら、もう1つ、クラウドへのバックアップをかけておいても悪くないでしょう。そのバックアップ先はOneDriveです。
必ず、Googleフォトアプリでバックアップした写真を端末から削除する前に行う必要があります。
写真ライブラリは1つのファイルに見えますが、実はフォルダになっています。Macで写真ライブラリをcontrol+クリックし「パッケージの内容を表示」をクリックすると、中身が見えます。このなかの「Masters」フォルダだけをバックアップすれば、オリジナルの写真は保存できます。
DropboxでもOneDriveでも良いのですが、このMastersフォルダをクラウドストレージのフォルダに「コピー」します。コピーし終えたら、選択型同期で、コピーしたフォルダをMacと同期しないよう、チェックボックスを外します。
そのままiPhoneのGoogleフォトアプリへ移動し、設定メニューから「空き容量を増やす」ボタンを押して下さい。これで、iPhoneの空き容量が確保され、iCloudフォトライブラリを通じて、Mac上の写真ライブラリでも、バックアップされた写真やビデオが削除されます。
ということで、今日はお休みということもありますし、お試しを。
来年以降の戦略としては、一気に自動的に削除を諦め、日常的にFlickrとGoogleフォトへのバックアップをMac経由で行う、という方策にしたいと思います。削除は確認の上、Macの写真アプリから行えば良い、ということでしょうか。