ニュース詳細
海上自衛隊が流氷観測縮小へ 任務の増加で12月23日 11時49分
海上自衛隊が北海道沖のオホーツク海で毎年10回前後行ってきた、哨戒機による上空からの流氷観測を、今シーズンは1回に減らすことが分かりました。警戒監視や海外派遣などの任務の増加が原因だということです。
海上自衛隊は、気象庁の要請を受け、青森県の八戸基地のP3C哨戒機を毎年オホーツク海に派遣し、北海道沖を南下する流氷を上空から観測してきました。
この流氷観測は昭和35年から半世紀以上続いていて、多い時には1シーズンに20回以上、最近は1月から4月にかけて10回前後飛行してきましたが、海上自衛隊が今シーズンの飛行を1回に減らすことが分かりました。
防衛省によりますと、海上自衛隊の哨戒機は、日本周辺の警戒監視飛行に加え、最近ではアフリカ・ソマリア沖に海賊対策のため派遣されたり、共同訓練のためフィリピンに派遣されたりして任務が増えているため、飛行を減らしたということです。
防衛省は「流氷観測のためだけに飛行させる回数は減るものの、通常の警戒監視飛行の中で流氷の動きを把握し、これまでどおり気象庁に情報を提供したい」としています。
この流氷観測は昭和35年から半世紀以上続いていて、多い時には1シーズンに20回以上、最近は1月から4月にかけて10回前後飛行してきましたが、海上自衛隊が今シーズンの飛行を1回に減らすことが分かりました。
防衛省によりますと、海上自衛隊の哨戒機は、日本周辺の警戒監視飛行に加え、最近ではアフリカ・ソマリア沖に海賊対策のため派遣されたり、共同訓練のためフィリピンに派遣されたりして任務が増えているため、飛行を減らしたということです。
防衛省は「流氷観測のためだけに飛行させる回数は減るものの、通常の警戒監視飛行の中で流氷の動きを把握し、これまでどおり気象庁に情報を提供したい」としています。