韓国外食業界 クリスマスは一斉値上げ=2倍以上も

【ソウル聯合ニュース】韓国の女性会社員、Aさんは今年のクリスマスイブは交際相手の男性と一緒に自宅近くの飲み屋でフライドチキンとビールを飲みながら過ごすことにした。

 特別な日とあって雰囲気の良いレストランでデートすることも考えたが、昨年のクリスマスのある出来事が頭をよぎった。

 Aさんは昨年、クリスマスイブのディナーを予約しようとソウル・三清洞にあるレストラン、5~6カ所に電話をかけたが、メニューはコース料理が1種類しかなく、価格は2人で20万ウォン(約2万円)前後だった。

 仕方なくそのうちの一つのレストランに予約を入れた。

 だが、1人8万ウォンのコースにもかかわらず、料理の内容は普段提供されているランチセットと変わりなく、怒りがこみ上げた。

 外食の需要が増えるクリスマスシーズンにメニューを限定し、価格を大幅に引き上げる外食業界の慣行が今年も続いている。

 聯合ニュースが22日に飲食店に確認した結果、ソウル・鍾路タワーの33階に位置する高級レストラン「トップクラウド」では、24、25、31日のディナーは「ホリデースペシャルメニュー」(1人17万ウォン)のみ注文できる。

 普段のディナーコースが8万5000~13万ウォンほどであることを踏まえると、最大で2倍以上に跳ね上がる計算だ。

 南山・Nソウルタワーの「ザ・プレイス・ダイニング」では、24、25日のディナーはスペシャルメニュー(2人で30万ウォン)のみ提供する。

 クリスマスシーズンに料理の値段を引き上げるのはソウル市内の主要ホテルも同じだ。

 ロッテホテル、新羅ホテル、グランドハイアットホテルのビュッフェレストランは、クリスマスシーズンはディナーの料金を50%以上値上げする。

 あるホテル関係者は「12月はビュッフェで提供されるメーン料理の種類が増えるなど、メニューがアップグレードされるため値上げする」と説明した。

 クリスマスや年末に飲食店が一斉に値上げするのは、特別な日には外で食事を楽しむ韓国の外食文化も影響している。

 海外ではクリスマスは家族や親しい人が集まりホームパーティーを開くのが一般的だ。

 韓国消費者連盟は「特別な日だからと言って価格を引き上げたりメニューを1種類のみにしたりすることは、消費者の選択権を制限するもので、不合理かつ不当だ」と指摘した。

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